記事一覧
エログロナンセンスで記憶に焼き付いて離れない「インフィニティ・プール」。
「インフィニティ・プール」はエログロに加えてアホなテイストがそろった、“最近こういうのなかったよね”なホラー映画。
監督がクローネンバーグの息子ブランドンで、血は争えないことを証明してら。
「アンチヴァイラル」「ポゼッサー」など独自の世界観を持つ作品でカルト的人気を集める鬼才ブランドン・クローネンバーグ監督の長編第3作。旧作見てないや、ごめん。
架空の小国・リゾート地の島にやってきた売れない
「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」がぶっ刺さって泣いた(60歳です)。
「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」を観にテアトル新宿へ。見回すと、同年代のおじいさんばっかりだ。
若松プロ黎明期を描いた「止められるか、俺たちを」の続編で、今度はシネマスコーレの設立と運営にスポットを当てた。若松孝二に引き寄せられる木全純治、井上淳一らの悪戦苦闘の青春群像が主軸だ。
時は1982年…あ、もうこれだけで、僕はタイムスリップさせられる。冒頭から…こう…なんというか、胸キュン
「落下の解剖学」を観た後で慌ててジュスティーヌ・トリエ「愛欲のセラピー」を追いかける。これがまた面白くてさ。
ジュスティーヌ・トリエの「愛欲のセラピー」(2019)は「落下の解剖学」の前作にあたる。「落下の解剖学」と同じく夫アルチュール・アラリとの共同脚本だ。この夫婦、家ではどんな感じで仕事してるんだろ。
作家で精神科医の主人公シビルは、カウンセラーとして多くの顧客を持っていた。シビルはしばらく小説を書いていなかったが、患者の話をモデルに執筆を開始。そのためにカウンセリングをやめてしまう。しかし、患者の
「落下の解剖学」のとんでもない面白さに興奮を隠せない。
今年は面白い映画が続々公開されてて興奮しまくっているのだが、2月にしてベストに出会ってしまったよ。
「落下の解剖学」。これも劇場が少なくて、調布までいきました。シアタスは駅前で手頃だけれど、ちょっと狭すぎるな。
公開週末、土曜の夜の回で、100席弱のスクリーンが7割くらい埋まってた。
フランスの雪に囲まれた山間の山荘で暮らす親子。両親はともに作家。息子は視覚障害があり、はっきりとは見えない(らし
男の花道映画なんだから拍手で送ってやろうよ「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(文句はあるけど…)
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(Indiana Jones and the Dial of Destiny)」を観る。
なかなか複雑な気持ちの残る映画であった。
ネタばれ配慮せずに書いてるんで、ごかんべん。
そもそもそんなに期待していたわけではないでしょ。だって凡作「クリスタル・スカル」で一旦終わったと思ってたじゃん(これ以上作らないでほしい、晩節を汚さないでほしいって)。
それでもな
ノーマスクのパーティ形式「エミー賞」授賞式を見ながら、アメリカはコロナに勝ったらしいことを知る。
9月13日の午前中、第74回エミー賞授賞式をU-NEXTで。同時通訳も一生懸命やってくれてるけど、固有名詞の言い間違えを聴くのが苦手なので、週末に字幕がついたら再見しよう。やるね、U-NEXT。
授賞式はLAのマイクロソフト・シアター。3年ぶりのパーティスタイルでノーマスクなのがすごい。アメリカはコロナに打ち勝ったんだ。いや、ほんとすごい。一応出席するにはワクチン接種や陰性証明をしなくちゃいけな
「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」がアメリカ映画の好きなおっちゃんに刺さりまくる理由
「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」を10話一気見。やるね、U-NEXT。
僕のやってる商売目線で言うと、「ゴッドファーザー」公開50周年のアニバーサリー企画の一環だ。生存するスタッフ・キャストが集まってのセレモニーや、4K化で劇場公開やパッケージ発売に加え、4月にパラマウント+でこの製作裏話リミテッドシリーズが配信された。
主役はプロデューサーのアルバート・ラディ。ドラマのクレジ
大ヒット「トップガン マーヴェリック」はノスタルジアビジネスの最高峰だった。ついでに、テンセントピクチャーズ降板の影響も考える。
“前作”「トップガン」は1986年の公開。ブラットパックのひとりだったトム・クルーズが、世界的大スターに上り詰めた出世作だ。MTV全盛の映像&流行歌と、シンプルかつアメリカ最高なノリは、かぶれやすい日本にも輸入され、87年の正月映画として大ヒットした。かくいう僕も新宿プラザ劇場で爆音を体感し、“かっちょいい”と感じたクチだ。当時は完全無欠なデートムービーでもあった。
「トップガン」はパラマウント