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人生音痴 カリスマ店員ハワイ編🌴
『パンッッッッッ』
乾いた銃声の音、鼓膜が破れるような響き。
キィィィィィィンと耳鳴りがするほどの距離だった。
平和ボケなんてものは、
平和ボケしてる人間には分からない。
24歳。ボクは思いがけず靴屋の店長になっていた。場所は神戸。デザインをしたり、販売をする平凡な日常を遂に手に入れた。
23歳でルーマニアから帰国したボクは、そろそろ就職しようと、タウンワークやフロムエーをペラペラとめく
人生音痴 羊飼い編🐏🐑
『あぁ、もうすぐクリスマスだなぁ』
と感じる瞬間……第1位は
街に山下達郎のクリスマス・イブが流れ出した時。
では、第50位は?
サンタクロースがグラサンかけて
サーフィンしてるのを見かけた時。
ボクは全くクリスマス感のない夏の12月を南半球で過ごしていた。
ボクの地元は京都。とは言うものの京都人から
「そんな所京都やおまへん」と言われるほどの田舎だ。
そんなボクでも田舎に感じる
人生音痴 ルーマニアニート編🇷🇴🦇
23歳。新生活。ボクはニート。
ろくすっぽ働きもせず家でゴロゴロと過ごす日々。
退屈を持て余し、日毎夜毎、ゲームのコントローラーを握ってるかムスコをコントローラーのように握っているかのルーティン。もちろんどちらも1P。
最初に気合いを入れ過ぎると反動で大抵こうなる。
新学期の度に『今年こそ!』と意気込んで新しいノートを買い揃える。
『綺麗に使うぞ!』なんて心に誓うけど、一瞬で使わなくなる。
新し
人生音痴 アルバイトで教頭先生編
〜私はこうして成功した。までいけるのか〜
私は以前、岐阜県の山奥にある更生施設で働いていた。
そこには全国から集められた不良少年少女が在籍している。
しかし、たまに少し困った成人男性もいたりするのだ。
彼の名は忍野君。彼は常に無銭飲食を繰り返しては警察の世話になっていた。
全国のファミレスを無銭飲食して渡り歩いているのだ。
「また君か…」といった具合に。
無銭飲食が悪いことだという認識はあったよ
人生音痴 アルバイトで教頭先生編
〜僕はこうして成功した。までいけるのか〜
「はい、先生がここに立ってから皆んなが静かになるまで5分かかりました」
「えぇか人の話はしっかりと最後まで聞くように」
『このコラム(授業)は、僕の半生を語るものです。人生は選択の連続です。方向音痴の僕はきっと、人生という名の道も大抵間違って歩いているのだろう。
時に信号を無視して、時に人に方向を尋ねたりして、あるいは道なき道をただ真っ直