#ことば
約束する、余すことなく使い果たすと
何曲もあってはおかしいのかもしれないが、私のテーマソングといえる音楽のひとつ。『逆さに数えて』に限らず、椎名林檎はいつだって、命を存分に使い果たしていく覚悟を歌っている。
いつか終わりを迎えるとわかっているから、惜しむことはできない。勿体ない、生きることを節約している暇がない。ほんとうに、心の底からそう思っている。
太陽で光合成をするように、自身の英気となるような養分を見つけては満たして力に変
ブルー、水鏡のように
あお。
aikoの『蒼い日』を聴いている。
昔から、何度も何度も聴いている。
陸橋を通り過ぎる時に何かを願うのは過去の私だったのではと感じるほどに、自分の中にこの歌の存在を根強く感じる。
根強く、というのはあくまでも表現であって、実際には画用紙に滲んだ水分の多い絵の具のよう。心に生まれたしみはいつも同じ大きさで私の中にある。
電車が陸橋を渡る その時願い事をする
幸せな瞬間も 悲しみの蒼い日も