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学校の授業は真面目に受けるべきか問題

授業内容のクオリティや相性の問題があるので一概には言えませんが…という前提でお話ししますと、宮城県内の高校については最難関高といえど、受験に対応できる授業をしているとは言い難い状況です(もちろん受験突破だけが高校の役割ではないので、ダメだということではないのですが)。

しかも近年は学校の課題も多く、これらを真正面からやっていると(学年問わず)受験勉強にとり組む時間はない。しかし、出席・提出は不可避である。そうなると、授業時間の有効活用、さらには課題の有効活用を相当踏み込んで考える必要があります。

と、偉そうに書きながら、授業にはほとんど出ない&勉強もしない高校生活を送った身なので、自分の経験を書くわけにはいきません。あくまで塾講師的観点からの話でございます。

まず最初に、自分が推薦等で進学するのか、一般受験で進学するのかを早めに決めたほうが良さそうです。保護者さん世代だと推薦は成績上位層に限った話で、自分には全く関係なかった、という方も多いと思いますが、近年は推薦で進学するケースがかなり増えてきました。推薦となるとすべての教科で一定の成績を取る必要があります。そのため、学校の授業・課題は全力で取り組みましょう。逆を言えば、それ以上のことをする必要はないですが、一般受験で戦える力は持てません。

一方で一般受験を目指す場合は、実技教科以外にも不要な授業があります。例えば理系志望で生物を受験科目として選択する人はあまりいなかったり、大学によっては古典が不要だったり。しかし、高校ではこれらの科目の授業はあるし、課題も出る。これをどう最小限の労力でクリアするかが肝です。とりあえず赤点をクリアできればいいのだと思いますが、「やっぱ推薦がよかったなー」と思っても後の祭りですので、その点は注意。

一般受験組の場合、受験科目でない授業はムダ以外の何者でもないわけなので(教養としては必要だと思うけど)、その時間をどうするか。もちろん他科目の内職もおすすめですが、コソコソやるのは精神衛生上も良くなくて、知識の定着率も低くなりそうです。それならば、その授業内だけでその科目を完結させる方針を取るのはどうでしょうか。具体的には、定期テストが近くなくてもその時間内に「テスト対策」を作っちゃう。テスト前にはそれを見るだけ、とか。あとは授業時間内に課題をやっちゃうとか。課題内容については、他クラスのお友達と連携して事前に課題を把握しておくのもおすすめ。

また、授業内容が受験向けでない場合には、これまた内職も一つの手ですが、授業時間を基礎力の確認や復習時間ととらえるのはどうでしょう。学校の授業ペースでは受験に間に合わないことは確実なので、受験科目は自分でどんどん進めておき、その再確認の場として授業・課題を活用します。

いずれの場合においても先生に不快感を覚えさせない、ということが大事です。今回提案した作戦ですと「おお!頑張っているな!」と思われるだけなので良いのではないかと。

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