マガジンのカバー画像

【詩集】

60
私の書いた詩です。
運営しているクリエイター

記事一覧

【詩】カーテン

【詩】カーテン

明かりを落とした部屋の中
扇風機が心地よく風を運ぶ
窓から差し込む月の光
カーテンがそっと揺れる

明日になればきっと良くなる
明日になればきっと見つける
今日みた夢はどこにしまおう

嘘かほんとかどうでもよくて
夢かほんとかどうでもよくて
何がほんとかどうでもよくて

聞きたいほんとはここにはなくて
このままどこまでもいけそうで
それが余計に寂しくて

涼しい部屋で独り過ごす夜は長く
窓辺で吹く

もっとみる
【詩】胸が騒ぐ帰り道

【詩】胸が騒ぐ帰り道

帰り道がなんか遠く感じて
寄り道してもどこか違って
何も満たされず
特に求めるものもない

帰り道がなんか遠く感じて
意味もなく星を眺めたり
野良猫に顔を近づけたり
でもどれもつまらなくて
何も求めてないな

帰り道がなんか遠く感じて
悩みが絶えなくて
自分は弱い生き物で
一人でいるのは怖くて
ただ一つだけ求めてるのは
ただ会いたいだけで

以上です。ありがとうございます😭

【詩】月の名前

【詩】月の名前

窓外に広がる夜の静けさ
君の言葉 重く胸を締め付け
欠けては満ちて繰り返す
月のように月のように

何度も繰り返す映画ワンシーン
君の言葉 頭に浮かぶ
鮮やかになっては色褪せる
花のように花のように

波の音に響く 海岸沿いの風景
君の言葉は 詩のように重なる
君の言葉を 詩のように
何度も何度も

【詩】カラス

【詩】カラス

乾いた用水路のほとりに立ち
青き車が疾る
黒き影が舞い踊る

コンクリートにたんぽぽの綿が漂い落ち
帽子被りし私が歩む
予想を超えた遠さのコンビニ
コーラが喉に染みる

サンダルの擦れ音響く
新築のアパートここに聳える
小石を軽く蹴ってみると

とんでいく!とんでいく
ないものねだりが心の中
ころがった!ころがった!
ないものねだりが心の中

鴉よ何を教えてくれる
何を見ればいい
用水路の涸れた声

もっとみる
【詩】回るスピード

【詩】回るスピード

最寄駅は少し遠いけれど
どこまで行くのか
縁石を越えてみたり
電線の五線譜を奏でてみたり
ワープしてすり抜ける
このまま僕たちの声が
さよならを言えないほど
地球のスピードは早い

遠くから聞こえる列車の音
胸に響く未来の響き
君と歩むこの道が
想い出の楽園への扉

刻々と流れる時の中
心はいつも追いかける
最寄駅の待ち合わせ場所
そこで出会えた奇跡は
どこまで続くのか

この旅路で
縁石を乗り越

もっとみる
【詩】汗で濡れた髪

【詩】汗で濡れた髪

熱き太陽は道を照らす
半袖のままでも蒸し暑さに溢れ
汗に濡れた髪が邪魔で
風に揺れる風に揺れる

昨日までの自らに別れを告げ
大げさな言葉を紡いでも
時計の針は戻ることはない

吹奏楽の音色は風に乗る
少なくなるスマホの充電が心を重くする
眠そうな猫はここらでひと休み

暗やみに咲く花の香り漂い
暑い日の行く末を感じる
汗に濡れた髪が邪魔だ
汗に濡れた髪が邪魔だ

【詩】世界が笑う!

【詩】世界が笑う!

月が僕を笑う!月が僕を笑う!

訳のわからない映画が流れる
目がまわるだけの日々

なにを伝えたいかわからない音楽が
僕の心をざわめかせる

月が僕を笑う!
月が僕を笑う!

僕は少し偉くなったのか
ただ年をとっただけか

6畳1間を少しだけ照らす
テレビの音量は小さい

ベランダからは虫の声が聞こえる
こんなはずじゃなかったなんて

なりたかった自分ではない
そんな自分を
月が僕を笑う!月が僕を

もっとみる

【詩】夜布団の上

もどかしい夜のうえに横たわる
暗闇が部屋を包む
眠れぬ夜、窓から差し込む
月の光が淡い光を投げかける

ベッドの端で座り、窓辺に身を寄せる
遠くから聞こえるジャズが
街の喧騒を包み込む
寂しさと喧騒が混じり合う

手にはタバコ、口にはワイン
眠れない夜にジャズを流して
赤い顔でリズムに乗って
ドンチキドンドン

眠れない夜にジャズを流して
思いを酔わせ、心を安らげる
街灯の光が窓ガラスを揺らす

もっとみる
【詩】いない夏。

【詩】いない夏。

夏の風がそよぎ 心に寄り添う
今年も夏が来る 君のいない季節
遠くで響く芝刈り機の音 懐かしさを誘う
僕らの残した宿題を胸に 夏休みの夢

時雨が降りしきり 記憶を呼び覚ます
君のいた夏が蘇る 微笑みがそっと
神社の奥 石畳をけんけんぱ 足跡を重ねる
入道雲が舞い 夏の終わりを告げる

君がいない夏が来る 寂しさが胸を満たす
くれなずむ夕焼けが さよならを遠ざける

もっとみる
【詩】背中にない翼

【詩】背中にない翼

このままどこまでも行けたら
翼を拡げ 空へ舞い上がり
指すべき地はない ただ自由を求め
カバンの中身は なにも必要なし
この逃避行はなにも見えない

このままどこまでも行けたら
果てしなく彷徨うなら
知られぬ世界の果てを見に行こう
ほんとのことや嘘のこと
この逃避行でどこまでも

このままどこまでも行こう
果てしなく彷徨おうか
飛び立つその瞬間 
向かい風に吹かれても
果てしなく行

もっとみる
【詩】休み最終日の朝

【詩】休み最終日の朝

迷える日常の中で
答えは見つからず
心の奥深くに秘めた謎

スクランブルエッグのように
混ざり合う感情のかけら
過去の記憶、標本のように
封じ込められたまま

白いカレンダー
未来の予定などなし
案外苦かったカフェオレ

暮れゆく街並み
遠くの灯りが消える頃
不確かなことから逃げた朝

以上です。ありがとうございます😭

皆さん!
今日は早めに帰宅して明日に備えましょう!!

今日の憂鬱な夜とは

もっとみる
【詩】歩道橋

【詩】歩道橋

夜の空に近づく歩道橋で
逃避行の果てに立ち止まる
震える手には星の光が
少し溶けたアイスのように
指先には過ぎ去った風の跡
感情がじわりと湧き上がる

誰もいない遊歩道
静寂が私を包み込む
少ない街灯には虫が多い
遠い記憶がなにか胸に響く
感情がじわりと湧き上がる

以上です。
ありがとうございます😊

これは特になにか言いたいわけではありません。
実家のカレーが美味しかったです。

【詩】トーストと快晴

【詩】トーストと快晴

朝陽が顔をのぞかせ
トーストには温かな
バターがとろける
窓から見える五線譜の空
鳥たちが座る

今日という1日の始まり
ピアノが弾ける未来の鼓動を感じる
少しの気だるさも高揚感も意味など求めない

描けこのトーストに
描けこの五線譜の空に

遠くの国では夜が来る
星が輝き夢が広がる
もっとこの世界を
鳴らしてみたい響かせてみたい

鳴らせこの五線譜の空を
響けこの五線譜の空へ

以上です!
あり

もっとみる
【詩】ファミチキ

【詩】ファミチキ

コンクリートの上に
落としたファミチキ
油が少しついている

空が綺麗にコントラスト
その一瞬の美しさ
食欲をそそる香り

コーラと空も綺麗にコントラスト
その一瞬の美しさ
まだ食欲はそそられる

以上です。

捨てたけどな!!!!!

店員さん!
テープでとめてくれよ!!!