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考えごと

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#生き方

ちゃんと、「待てる人」になりたい

ちゃんと、「待てる人」になりたい

待つことが、どんどん難しくなっている。

SNSのメッセージは、開封したかどうかがすぐに分かってしまうし、Amazonプライムで商品を注文するとあっという間に届く。

便利だけど、便利になりすぎると、どこかで大切なバランスが崩れてしまうような気がしている。

子育てをしていると、ちゃんと待たないといけないなあと、意識せざるを得ない場面がいくつもある。

子どもが「ごめん」や「ありがとう」と自分から

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楽しいと安心のあいだを埋める

市の家庭教育委員として活動している。先日、そのメンバーとのミーティングで、自分たちの活動の目的を改めて考える機会があった。

「楽しいことは他のところがやっているから、自分たちは困っている人をサポートしていくことが大事だよね。」

と、1人のメンバーが話してくれたのだけれど、この言葉を聞いて、自分自身も楽しいことより、「安心」を感じられることに興味があるなと改めて気づいた。

安心は買えるとは限ら

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モノがあふれた時代に、暮らしたい場所を探す

モノがあふれた時代に、暮らしたい場所を探す

お金を出しても、文化は、文化を育む空気は買えやしないのだ。

私たちが今の場所に暮らすことを決めたのは、文化を育む空気を感じ取ったからかもしれないなあ。しおたんさんのnoteを読んで、そう思った。

私たちは暮らす場所を選ぶ時に、駅から何分とか、どんなお店があるかとか、すでにそこにあるものを基準にして選ぶことが多い。そんな選択の背景には、消費ベースの考え方があるような気がしている。

絶対にその場

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変わるものと変わらないもの

変わるものと変わらないもの

東日本大震災をきっかけに、新しい1歩を生み出した人も多い。私自身はもともと、ふるさとに近い地方に帰りたいと考えていたのだけど、震災はその意思決定を早め、背中を押してくれたように感じている。

とはいえ、3.11を経験しても変わらないものがあり、変わらない人もいる。表面には出てきていないだけで、変わった人もいるかもしれないし、地殻変動のように、じわりじわりと変わっている人もいるのかもしれないけれど。

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ひと段落ついてから、やらない

ひと段落ついてから、やらない

本当に、あっという間に時間が過ぎていく。

忙しさの中で、心を無くしてしまうのは本末転倒。だから、やりたくてやっていることが生活の7.5割以上を占めてはいるのだけれど、もっと時間が欲しいと思ってしまう。

そして、ここ2、3年やりたいと思い続けていることにも、まだ手をつけられていない。寒中見舞いも、出せなかった。余寒見舞いは出せるだろうかか・・・、出したい、出すぞ。

子育てをしていると、いや、多

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合理化した時間で雑談がしたい

合理化した時間で雑談がしたい

「1日24時間は誰でも平等にある」とは言うけれど、赤ちゃんと暮らしていると、それは嘘なんじゃないかと思うくらいあっという間に時間が経ってしまう。

授乳にオムツ替え、離乳食も2回に入ったので、なおさらそんな風に感じるのかもしれない。朝の時間をできるだけスムーズに過ごしたくて、朝ごはんは立ち食いの日もある。

そんな毎日の中でも、一息ついたり、じっくりと考え事をしたりする時間がほしくていろんな工夫を

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サンクコストを乗り越えて

年末に振り返り会に参加し、1年を振り返ってみて、一昨年あたりからなんだかぐっと生きやすくなってきたなあ、と感じている。

不健康に誰かと比べすぎることもなく、目の前のことをコツコツと積み上げながら子育てをしていく。そんな日々がしっくりきていて、このまま、えいやっと40代に突入できればいいなあと考えている。

そんな振り返り会でふと考えたのだけれど、「これからどんな風に生きていきたい?」と問われたら

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境目のない自分を生きる

長女を出産してから、仕事と暮らしの境界がない生活を送っている。出産を重ねるごとに、その境界はますます無くなっていった。

「生きる」ことを目的に働いていた昔は、仕事と暮らしの境界線はもっともっと曖昧だったんだと思う。今は衣食住もほぼ満たされ、SNSを通じて他者の暮らしが目に入りやすい時代になった。「どう生きるか?」ということが目的になり、それによって苦しんでいる人も増えているような気がする。

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泡ソープよりも、せっけんを選びたい

いろんなものが進化していて、なかなかついていけない。

例えば洗濯洗剤は粉から液体になり、洗浄力が上がって、1回分の量が減った。1回分ずつコーティングされ、キューブ状になっている商品もあるし、計量しなくても良い、プッシュ式の洗剤も現れた。

仕事で忙しい人や、体が自由に動かせない人、お年寄りにはフレンドリーで、心強い商品だ。次々と商品が新しくなり、商品数も増えている。その中から、自分の生活にフィッ

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気持ちのいい人でありたい

気持ちのいい人でありたい

「なんていうか、こう、気持ちのいい人でありたいよねー。」

夫と、そんなことをよく話している。

事業でちゃんと稼げている人、従業員を雇っている人、目に見える成果を出している人はかっこいい。発言にも説得力がある。

一方で、会っていて、話していて、元気をくれる人がいる。自分も頑張ろう!と思わせてくれる人がいる。

とるにたりないことを話していたら、いつの間にか癒されていた、と感じる人もいる。

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お金と気持ちのバランス#夫婦で働く02

お金と気持ちのバランス#夫婦で働く02

世の中には、いろんな仕事がある。

起業すると、好きな仕事をできていいねと思われるかもしれない。けれど、年金・保険、税金の支払い、計算など、想像以上にめんどうなことも多く、正社員で守られていた日々を、懐かしく思うこともある。

好きな仕事に集中するためには、めんどうなことにも手を抜かないことが大切だ。

で、最近すごく考えているのは、仕事の割合(内訳)について。どうやったら、健やかに楽しく暮らして

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変わるのではなく、変わったことを信じる

「何かやることを変えるっていうよりは、自分の中で自然に変わったことを信じたいんですよね。」

生活の中で、着る服が変わったり、好きな食べものが変わったり、好きな写真が変わったりすることがある。

新しいことや分野に挑戦する時に、どんなことを考えていますか?と、質問したらこんな言葉が返ってきた。

何かを「変える」のではなく、そういえば気づいたら変わっていたという感覚を信じたいんですよ。自然に自

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