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食材にこだわる安来清水寺境内の宿に泊まってみた

蒜山三座縦走をした7月29日
下山後は島根県安来やすぎ市へ🚗💨

蒜山のある岡山県と島根県は
隣接してないので鳥取県も経由😁
そう書くと大移動に感じますが
実際には1時間以内で到着できました🙌

その理由は蒜山が岡山の北端にあり
安来が島根の東端に位置しているのと
双方ともに高速ICが近かったこと♪

本来なら蒜山宿泊が理想やったけど
思いつき旅なので宿見つからず…

蒜山のある真庭市内の湯原温泉には
空室見つかるも以前泊まった宿で
悪くはないが冒険心拭えず😓

米子市内の皆生温泉もいいなとか
モーニングするなら素泊まりでもとか
色々心変わりをしていくが
どこも即決するには面白みに欠ける🤔

そもそも1泊できれば良いので
面白みは不要やと思うんですが
選べるなら変わった宿泊まりたい🤗
という謎のこだわりと合致したのが
今回宿泊した宿でした🌱

境内の宿 紅葉館


宿泊するのは今回が初めてですが
実は予約サイトで以前気になってて
お気に入り登録をしていました✨

以前予約しなかった理由は忘れたけど
気になってお気に入りにしてた理由は
今回予約しようと思った理由と同じ

宿の立地建物の雰囲気
あと食事へのこだわりでした

今回の宿は温泉ではないし
格安でもないけど泊まるだけで
特別な体験なのは間違いないと思い
思い切って予約してみました😁

宿への道のりも楽しむ

一般的な宿であれば
駐車場は建物に隣接してるが
この宿は境内の中にあるため
駐車場からは8分ほど歩く

荷物の多い方、足の悪い方などは
電話すれば送迎してくれるそうです

ただ蒜山で疲れたと、送迎頼むのは微妙
あと、この道のりもこの宿の醍醐味
だと思うので喜んで歩きました🤣

思ったより広い境内

案内板にも宿が描かれてるが
現地では宿HPの写真付き案内を
参考に歩きました

石段を108段登る
階段の先にある大門
のぼりが並ぶ通り

ここまでこの先に宿があるとは
とても思えない道のりが続く🌱

時間帯が夕方だったこともあり
周囲はひぐらしの大合唱でした

こちらは別の宿 琴松館
巨木の脇を通る
宿の案内板矢印の先に見えた🙌
やっと到着♪

タイムスリップしたかのような
レトロな雰囲気の建物でした🤗

玄関入ったとこ

引戸を開けて中に入ると
女将さんに出迎えてもらい
そのまま部屋へと案内された

安宿の先払いシステムに慣れてると
すぐに部屋に行くのに違和感😓
昔は先払いの方が珍しかったのにな

静かな宿でのんびり過ごす

案内されたのは2階の和室
蒸し暑い屋外を歩いてきたので
涼しい室内は快適すぎた🤣

部屋からの景色

この季節やから緑の景色やけど
秋は宿名の通り紅葉の絶景やろな🍁
というか夏でも絶景やけど♪

広さは6畳で一人なら十分
と思ってたら隣にも部屋が…

うちわは備品です

押入れと思ってた襖の先は
ツインのベッドルームでした🤣
そうなると広すぎる…

部屋と廊下を仕切るのは
もみじ柄が入ったすりガラス
昔の建物はこういうのが良い👍

この石っぽいタイルもレトロ要素

トイレは部屋になく共同ですが
部屋の真ん前やったので楽々♪

トイレの横はお風呂

お風呂は家族風呂で時間制ですが
この日宿泊者が少なかったこともあり
ほぼ制限なくのんびり入浴できました

風呂上がりから夕食までは30分ほど
このさっぱりしたけど空腹な時間が
なんとも言えず心地よく感じる

窓の外から聞こえる蜩の声に
耳をすませながらのんびり過ごした…

地産地消の精進料理

今回の宿は寺の境内にあるが
宿坊ではなく旅館なので
精進料理以外もあるみたいです

けど地産地消にこだわってた
精進料理が気になり選んでみました

料理の写真と共に現地の資料や
少しばかりの記憶を書いてみます

肉も魚も用いない精進料理、窮屈で堅苦しい料理、そういう風に思われるかもしれません。しかし、だからこそ許される調理法、だからこそ許されるアイディア、精進料理独特の世界観、そういったものがここにはあります。
サスティナビリティーやヴィーガンというと構えてしまうかもしれませんが、野菜だけのごちそうも悪くないじゃないかと楽しんでいただければ何よりです。

挨拶文より

先付(さきづけ)

左から…
金糸瓜そうめんかぼちゃ胡麻酢和え
○安来の山桃
○スベリヒユの茸味噌和え

凌ぎ(しのぎ)

シャインマスカット 無花果 白酢和え ツルナの花 茗荷の花

マスカットと無花果以外は
聞き慣れない食材だったけど
どれも美味しかった✨

トウモロコシの鳥取ねばりっこ揚げ

ねばりっこは鳥取県の
オリジナル品種の長芋だそうです
粘りが強く肉質がち密な特徴があり
揚げ物に向いてるんだとか😋

長芋だと言われなければ気付かない
サクサク食感でした

向付(むこうづけ)

自家製の胡麻豆腐

白胡麻に昆布出汁を合わせて
吉野の本葛で練り上げてあります

料理の説明

市販の胡麻豆腐の味は苦手やけど
これは優しい味で美味しかった♪
と思って調理法見たら納得😁

炊合(たきあわせ)

ぜんまい 南瓜 千木耳 湯葉など

素材の見た目が分かりやすく
これはこんな味なのかとか
こんな食感なのかと味わいました😋

食材は地元の野菜や果物に摘んできた野草や山菜、天然茸を交えてご用意いたします。料理人自ら山に入ったり、畑を耕したり、楽しみながらお食事のご用意をさせていただいております。

食材についての説明

こだわった食材やからこそ
こだわった調理法で提供したい
そんな気持ちを感じれたのかな😄

椀(わん)

茄子のオランダ煮 岩海苔 オクラ 野甘草のかんぞうの花

黄色いのが野甘草の花
もちろん初めて食べましたが
味はアスパラに近く癖になる😋

蒸物(むしもの)

精進おぼろ蒸し

おぼろ豆腐に山芋を合わせて蒸しあげてあります。上にひいてあるのは銀餡(出汁に葛でとろみをつけたもの)です。

料理の説明

見た目茶碗蒸しやったけど
実際にはそれとは別物でした😋
としか記憶がないのがもったいない💦

焼物

精進鰻の蒲焼小丼

木綿豆腐を裏ごしし、長芋、じゃがいも、小麦粉などを加え、海苔の上に整形し、油で揚げてから蒲焼にしてあります。

料理の説明

見た目、食感、味は鰻でした😋
調理法を見ると鰻の蒲焼よりも
手間暇かかってそうなので
鰻と同様に味わって食べました🙌

お吸い物
自家製柴漬けと茄子のご飯

塩と野菜を乳酸発酵させた
本漬けの柴漬けです

料理の説明

ご飯の上にのってる
柴漬けと茄子が美味すぎて…
気持ちはガツガツいきたいが
すでに腹は満腹に近かった

料理は少しずつやったけど
このご飯で11品目になってました

甘味

山椒シャーベット すもも

満腹でも甘いものは別腹🤣
山椒シャーベットはあっさり風味
食後の口直しに最適でした

胡麻葛餅

自家製胡麻豆腐を黒蜜に浸し
青大豆から作った青黄粉かけた
独特すぎるデザートで締め…

と思ったら本当の締めは
皿にあった食用ホオズキ✨
甘くて美味しくて意外でした😋

以上1時間半ほどの夕食でした
普段目にすることのない食材ばかりで
食べても初めての連続でした
得るもの多かったけど多すぎて
全てを記憶できなかったのが心残り😓
メモ取る必要がありました…

宿でのひととき

夕食をいただいていたのは
宿泊する部屋でも大広間でもなく
食事用の個室でした

床の間にはうさぎがいて
襖には桜が舞い
軒下には吊灯篭が灯る

食事部屋から見えた宿の玄関
今さらやけど凄いとこにいるなと
しみじみ感じながらの夕食でした

夜は前日の車中泊の寝不足と
蒜山縦走の疲れもあり即寝💤


翌日は予定も曖昧やったので
8時からと遅めの朝食にしました

もちろん夕食には劣るが
普段の朝食と比べたら豪華過ぎ

カレイの干物、シジミの味噌汁で
宿坊ではないんやと実感
朝は魚貝類の命をいただきました🙏

和朝食は良いけど珈琲飲みたいな
という気持ちを見透かされたのか🤣

スイカと自家製柚子ジャムのようなもの
苦い珈琲との相性が抜群でした😋

朝食ものんびりいただき既に9時
部屋にもどってのんびりしようか…
迷ったけど境内散策へ行くことに🙌

境内の宿 紅葉館
場所|島根県安来市清水町528
プラン|1泊2食付 摘草精進料理 個室食
料金|¥17,930

あまり触れなかったけど
接客も最高の宿でした
過剰でもなく放置でもなく…
それも心地よい理由やったかも

安来清水寺

宿チェックアウトはするが
荷物は預かってもらって境内へ…
あれ?既に境内なのか🤣

宿の玄関

夕方に到着して以来篭ってたので
外に出たらすぐ暑さにやられる

木漏れ日が美しい

緑の中に違う色の葉っぱ
紅葉してるわけではないけど
もみじって色関係なく綺麗✨

根本堂

根本堂は1393年の建物で
国の重要文化財に指定される

宿の部屋からも見えてた
境内の奥にそびえる三重塔へ

え?こんなとこにあるん?
という驚きが一番でした😄

見上げる場所にあるから見えた
美しすぎる軒裏の構造と造作

1層部分の外観
やっぱり見上げたくなる😁

三重塔が最奥だと思ってたが
塔の裏手に行くと展望台へという
きになる看板を見つけてしまった

バカと煙は高いとこを好む
親譲りの展望台好きとしては
とりあえず登るしかなく😄
サンダルのまま山道を歩いた

歩くこと10分ほど
思ったより絶景でした🙌

蒜山からも見えた大山
皆生温泉方面(奥が日本海、手前は中海)

蒜山からはあまり見えなかった
青い海が見えたのは嬉しかった♪

下りは別道で15分ほど歩き
再び清水寺の境内へ帰還

宿で荷物を受け取り
駐車場までさらに境内を歩き
昨日ぶりに境外に出ました🤗

ご参拝…とありますが
1泊2食もお世話になりました🙏
初訪問やったけど滞在時間が
長かったからか凄い名残惜しかった🥺

また紅葉が綺麗な時期に
再訪してみたい寺と宿でした

🧳この旅の記事

前後したけど全て書き終えたので
時系列でまとめておきます
7月29日|蒜山縦走後に安来泊
7月30日|安来清水寺、美術館、喫茶店


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