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太田みのると教師のバトン

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先生の仕事って良いな、って記事をまとめました。
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自分のエネルギーが満たされていないと、他人にそのエネルギーを注ぐことは難しい

自分のエネルギーが満たされていないと、他人にそのエネルギーを注ぐことは難しい

4月、新しい職場での生活がスタートしました。
私立校から私立校への転職。

「是非、来て欲しい」
と、あたたかな言葉をいただいたのが、
決断につながりました。

新しい環境での仕事は、
楽しさとやりがいがありますが、
同時に、多忙を極めることもしばしばです。

人生で新しい活動を始めるときは、
慎重かつ大胆な姿勢が求められます。

でも、

自分のエネルギーが満たされていないと、
他人にそのエネル

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以前の勤務校で、僕が副顧問だったときの話。
主顧問から、
「日曜日に練習を見てほしい」
『なぜですか?』
「家族の都合があるから。体育館に座っているだけでいいので」
『それなら、練習を休みにすればいいですよね。僕も家族と過ごしますよ』
先生も生徒も、
休日は家族と過ごしてもいい。

記録の共有と、ノート作りと、ラボアジェの話

記録の共有と、ノート作りと、ラボアジェの話

情報を記録し、
情報を分析し、
情報を共有することは、
社会人として必須の能力です。

記録が残れば、
それを利用して、
次の新しいアイディアに繋がっていきます。

たとえば、
中世の錬金術。
「石を金に変えたい」
っていうアレです。

錬金術は秘伝とされていましたが、
これって実は、
実験技術の向上に繋がりました。

近代になり、
錬金術は「化学」へと昇華します。

18世紀、
近代化学の父と言

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平凡な教師と最高の教師。《ウォードの言葉》

平凡な教師と最高の教師。《ウォードの言葉》

やっぱり学校の主役は、子どもたち。

主体的に学ぶチカラを身につけたいと、
生徒のハートに火をつけるところに、
先生の役割があるんだよなあ。

《ウィリアム・ウォードの言葉》
平凡な教師は、言って聞かせる。

よい教師は説明し、
優秀な教師はやってみせる。
しかし、
最高の教師は子どもの心に火を付ける。

サポートとレスキューの違い。

サポートとレスキューの違い。

サポートは、子どもが主役。

サポートは、
何が問題か、
その理解を助け、自立を促すような声かけ。

気づきを与えて、
子どもが事態の収拾にあたれるように見守る。

レスキューは、大人が主役

レスキューは、
アドバイスを与えて、
子どもに代わって、問題解決する。

子どもは、大人の力に頼ることになる。

もちろん、
命に関わること、
金銭や薬物など緊急事態のときは、
迷わず大人がレスキュー。

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居心地がいい場所って、存在が認められる場所。

居心地がいい場所って、存在が認められる場所。

不安、緊張。
疑心暗鬼。
こういう状態では、
傍観的で閉鎖的な状態になってしまう。

当たり障りないように振る舞うし、
居心地が悪くて、
その場を何とかやり過ごそうとする。
その場から抜け出そうとする。

安心、穏やか。
信頼できる環境で、
コミュニケーションが成立する。

居心地のいい場所を、
どう作るか。

上の子が、不登校だったことで、
気付けたことがある。

居心地がいい場所って、
存在が

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その国公立大学に出願する?しない?〜ボーダーラインとの付き合い方。

その国公立大学に出願する?しない?〜ボーダーラインとの付き合い方。

大学共通テストの自己採点した結果を、
大手予備校などで集計してる。

WEBから志望校も入力しておくと、
水曜日にはボーダーラインなどを知ることができる。

このボーダーラインは、データと長年の経験から決めているので、K塾、B社とS予備校のサービス、T進などで、結構ばらつきがある。

ある予備校でA判定でも、
別の予備校ならC判定もあるし。

判定の持っている意味も、
基準も各予備校で違っていたり

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平常心のコツ。

平常心のコツ。


試験の合間に大学入試本番。
試験と試験の間に時間があるときは、

ノートを眺めるのもよし,
教科書を読み直すのもよし,
問題集や参考書に目を通すもよし。

とにかく「読む」ことを基本に,
次の試験に気持ちを持って行くことがコツ。

時間があって,暇で暇で仕方がないときも,
「問題を解く」ことは避けた方が無難です。

もし、万一,解けなかったときに
焦りを生むだけですね。

瞑想と妄想とはいえ、試

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明日、大学共通テスト本番。
勉強の不安は,勉強でしか解決できない。
多少の失敗は誰にでもあるけれど、どこかで挽回できます。
不安から試験と試験の合間に答え合わせは意味がない。もう直す機会もないし。未練たらたらで失敗するのは恋愛も入試も一緒です。次の試験に向けて確認作業に入るべき。

『対立』は、人との対立ではなく、考え方の対立だ。

『対立』は、人との対立ではなく、考え方の対立だ。

『対立』の解決方法を知ること。

8割の子どもが、
嫌なことがあったときに諦めるという。

あえて対立を起こさない子どもが増えている。

逆に言えば、

トラブルの解消方法を知らずに、
成長していく子どもが増えている、

ということ。

『対立』は、
人との対立ではなく、
考え方の対立だ。

考え方の違いがあって、
意見を言い合うことは、
素敵なこと。

対立の解決方法を学ぶことで、
より人生を豊

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大丈夫?で終わらない会話

大丈夫?で終わらない会話

「なんかあった?大丈夫?」
『先生、大丈夫です』
「そうか。なら良かった」

余白がないと、
とりあえず声をかけてみた、
で終わりがち。

表情をみたり、
声のトーンだったり、
非言語の部分も含めてコミュニケーションが大事。

普段と様子が違うかどうか、
いつも観察して、傾聴する関係性も大事。

「そうか?あんまり大丈夫じゃない顔に見えるんだよね」

ちなみに、
冒頭の会話は、
職員室の教員同士の

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書けば書くほど味わい深い

書けば書くほど味わい深い

出すよ、出すよと言い続けて、
1か月が経っちゃいました。

3冊目のKindle小説ですが、
順調に書き上がっています。

え、書き終わってないんじゃん!
と、言われそうですけれども…

書いてるうちに、

「あー、このエピソードも入れたいなぁ」

とか、

「そういえば、ここで、
 こう書いたほうが、
 もっとわかりやすいかなぁ」

とか、

「ここと、あれが、こうすると
 伏線になるっぽいなぁ

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祈りをカタチに変えて。

祈りをカタチに変えて。

2024年能登半島地震で、
被害に遭われた方々の無事を、
心からお祈りします。

支援の形はいろいろある。
祈ること。
ボランティアとして支援する。
寄付をすることも。

どの方法も、
自分の中にあるエネルギーを、
必要な人に使ってもらうこと。

いつの時代もネガティブなことは拡散力が強いけれど、その中にある希望を見つけて、ポジティブなことにエネルギーを使いたい。

祈りをカタチに変えて。
寄付し

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2023年のSNS活動を振り返ると、毎月…

2023年のSNS活動を振り返ると、毎月…

一歩、踏み出したら顔を合わせて話すことで、
安心と信頼が増す。

オンライン上であっても、
声のトーンや表情が言葉以上に、
その人の、人となりを豊かに表すから。

先日、僕が参加している

オンラインコミュニティ
ライフル(Lifefull)

の、年内最後のイベント
『1on1交流会』に参加した。

ライフルと出会ったのが、
今年の1月。

あの時も、
たくさんのSNSで活動されている
先生たち

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