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ローカル化する「報道写真」
毎年この時期になると世界報道写真(ワールドプレスフォト、WPP)の受賞者が発表され、どんな写真が選ばれているか一応見たりする。アメリカならピューリッツァー賞とか、日本だったら木村伊兵衛賞とか人によって気にしている写真賞は違うだろうが、筆者は欧州在住で主にエディトリアルの分野で活動しているので、WPPを見るわけだ。
全受賞者の経歴や写真のキャプションまで読み込むわけではないが、何となく審査員の意図
フラッシュの「本当の」使い方
フラッシュ(ストロボ)を買い足すかどうか悩んで、フラッシュのことばかり考えていたら、以前から思っていたフラッシュの使い方について書いてみる気になった。
写真を始める前は暗い時は使えばいい、くらいに考えていたような気がするのだが、実際に始めてみると違う。逆に室内で使わず、屋外で使ったりする。今のデジタルカメラは感度をかなり上げられるので、そもそも周囲の明るさが必ずしも重要な要素ではない。フラッシュ
写真の力を感じた1月
記憶の連鎖、とでも言うのだろうか。
元旦の能登半島地震の報に接し、29年前に起きた阪神淡路大震災を思い出した。まだ生まれていなかった人は東日本大震災が頭に浮かんだかもしれない。が、私のとって1月の記憶は阪神淡路だった。
17日の記念日に合わせ、動画サイトのおすすめにも各種メディアのレポートが出てくるようになった頃、一つの動画のサムネイルが目に止まった。
やや赤茶けたように見える、年代を感じさ