ローカル化する「報道写真」
毎年この時期になると世界報道写真(ワールドプレスフォト、WPP)の受賞者が発表され、どんな写真が選ばれているか一応見たりする。アメリカならピューリッツァー賞とか、日本だったら木村伊兵衛賞とか人によって気にしている写真賞は違うだろうが、筆者は欧州在住で主にエディトリアルの分野で活動しているので、WPPを見るわけだ。
全受賞者の経歴や写真のキャプションまで読み込むわけではないが、何となく審査員の意図を感じることがある。この辺はノーベル賞にも思うこともあるけれど、今年のWPPに話