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読んだ書籍類や映画やアニメなどの感想です。
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2024年7月の記事一覧

タイトルで思わず買ってしまった本【なぜ働いていると本が読めなくなるのか】

タイトルで思わず買ってしまった本【なぜ働いていると本が読めなくなるのか】

数か月前にSNSでとても話題になった本。
あまりにもタイトルが強すぎて「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」をまんまと買ってしまった。

タイトルを見た瞬間「あ!私のことを言っている!!」と思ってしまった。
学生時代は本を読んででいたのに、社会人になってからは全く本を読まなくなった。
そんな後ろめたい気持ちを突いてくる絶妙なタイトルで、著者の方か編集の方かどちらか分からないが、このタイトルをつけ

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SNSでつながること【「死にたい」とつぶやく】

SNSでつながること【「死にたい」とつぶやく】

最近「「死にたい」とつぶやく」という本を読んだ。
2017年に起きた「座間9人殺害事件」を題材にした本。
Twitterで「死にたい」と呟いていた女性を家に招き、犯人が殺害した事件。
この本自体は事件のルポではなく「死にたい」という言葉でなぜ他人と繋がってしまうのか、なぜ「死にたい」で人と人は繋がることができるのかが考察されている。

私自身、この本に興味をもったのは、Twitter(現X)で「死

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イケオジふたりの優雅な同居生活をずっと観てたい

イケオジふたりの優雅な同居生活をずっと観てたい

5月「あぶない刑事」の映画が公開された。
映画館に観に行ったが、とても良かった。
舘ひろしさんも柴田恭兵さんも70代だとは思えないぐらい、ふたりともかっこいい。
バリバリ動けているのが、これまたびっくり。
お互いの信頼関係が画面からにじみ出ている。
作中でふたりが演じるタカとユージが同居生活をしている。
それが楽しそうで、可愛くて。
ちゃんと家事分担とかされてる雰囲気がおもしろくて。
楽しそうに洗

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当時を振り返ってみた【不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき】

当時を振り返ってみた【不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき】

最近友達と「不登校」について話すことが多くなった。
お互い中学生のときは不登校で、当時はそこまでお互いの事情について触れなかったが、大人になって当時を振り返って「あのときしんどかったよねぇ」と話すことが多くなった。

私自身は幼稚園の頃から行き渋りが酷くて、母親も大変だったと思う。
小学校も1年生から3年生ぐらいのときは学校が大嫌いで無理やり親に連れられ渋々ながら通い、4年から6年は楽しく通ってい

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第2章の始まり【独立記念日】

第2章の始まり【独立記念日】

原田マハさんの「独立記念日」を読んだ。

恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の別れ、どうしようもない状況を悩み苦しみながら、人生を再スタートする24本の短編集。
登場人物の女性たちは自分の中の凝り固まった「こうだから」と思い込んだ世界から独立していく。
「独立」ってひとことで言っても、こんなに色々あるんだと驚いた。

最近、友達の離婚が成立した。
時間がかかって、とても疲れてい

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「推し活」とはなんぞや【「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か】

「推し活」とはなんぞや【「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か】

最近よく聞く「推し活」という言葉。
いつから流行りだしたのか、いつのまにか私たちの日常に溶け込んでいた言葉。
何か好きな人やキャラやモノを「推す」
これは「ファン」とは違うのか。
そんなことを考えていたら、面白い本があった。

「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か
「推す」という行為について、二次創作、2.5次元、モノマネ、応援上映、ぬい撮り、色々な観点からなんぞやを分析している本

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