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ふるえる心〜詩のようなもの

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何でもない日の中に「詩」がある。 忘れたくない、一瞬の心のふるえがある。 noteだからこそ、綴ることが出来ました。つぶやき、または詩のようなもの。
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2023年11月の記事一覧

詩と暮らした日々|#シロクマ文芸部

詩と暮らした日々|#シロクマ文芸部

昨日ゆっくり眠れたせいなのか、
夜中なのに詩が浮かびました。

詩の神様が消えてしまわないうちに、
失礼ですが投稿させて頂きます。

詩 と 暮 ら す

身を切るような冬の風に晒され
何かを忘れた罰を与えられているよう

詩 は 苛 む

ときに耐えられなくなる

詩 と 暮 ら す 

朝の日差しがあたたかく頬に触れ
誰かの愛が心に流れてくるよう

詩 は 慈 し む 

ときに 微笑みをもた

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待ち合わせはXmas〈femme〉20字の小説|#小牧幸助文学賞

待ち合わせはXmas〈femme〉20字の小説|#小牧幸助文学賞

街角は、すっかりXmasムードですね。いかがお過ごしでしょうか?

「聖者の行進」の楽曲が流れるなか、
人の流れも楽しげに見えてきます。

赤やグリーン、金色やロイヤルブルー。
キラキラした装飾でデコレーションされたショーウインドウを眺めるだけで、気持ちが華やぎますね。

シックなコートをまとった
メンズのマネキン。
美しいドレスを装うレディースの
マネキンなどが目に入ると、
何となくうらやましい

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やさしさの背中〈male〉20字の小説|#小牧幸助文学賞

やさしさの背中〈male〉20字の小説|#小牧幸助文学賞

恋を休んで、気付けば10年たった。
彼女は、どう作るんだっけ?
新しい出会いに揺れ動く、35歳の自分。

そんな物語の設定で、20字の小説を創作してみました。
相手を気遣う配慮ができたけど、
かえって慎重になって
言葉にしづらい。大人のふたりです。

※”male et femme“の最初の物語です。
なぜか各マガジンに入っていなかった模様です。

星月夜、会えない夜の街。車の灯流れてく。
LIN

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20文字のYELL〜わが子へ|#小牧幸助文学賞

20文字のYELL〜わが子へ|#小牧幸助文学賞

「20字小説#小牧幸助文学賞」
2度目のエントリーをいたします。

ねえ。君は本当に父親にそっくりになるよ。

やさしさの質量も。はにかんだその笑顔も。

人当たりは良いけど、実は頑固なところも。

嘘のないことばは、時にはどきりと刺さる。

傷つくのは若さの標《しる》し。怖がらないでいい。

飛び立つ日。もう母を忘れるかもしれない。

思い出した時には、いつでも待っているよ。

大切な大切な君。

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