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はじめて日記

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はじめての経験を通して思ったことをまとめています
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はじめて27になる

5月で27歳になった。

仲良くしてくれている人たちがおめでとうとLINEを送ってくれる。ありがたい。ただ「ありがとう〜」と返事はするものの、それは自分とは違う人が27歳になり、代わりに自分がお礼のコメントを返している気分だった。なんでなんだろうと答えが出ないままつらつらと書いている。

思い返すと25歳ごろまでは年齢と同時に環境も自動的に変わってくれていた。学生時代は学年が変わる。学年が変わると

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韓国

「韓国に行くんだよね」というと、みんな「いいな〜」と返してくれる。

だから行く前、いろんな人に韓国に行くことを言いふらしていた。そんなことをしてると、みんな優しいのでオススメの美味しいお店を教えてくれるし、そこからさらに買ってきてほしいお土産のURLを送ってくる人もいる。

韓国って距離的にも心理的にも近い海外ですよね。
飛行機に乗る時間は2時間半ぐらい。
でもいざ韓国の地に着くと、看板には丸と

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眉毛サロン

まゆげって人の印象を大きく左右しますよね。
髪型は清潔感だったり、雰囲気を出したりするのは言わずもがな分かる。
でもその髪に隠れている眉毛こそ、その人を印象づける裏ボスだと私は思う。実は小さい敵が一番強いという良くあるパターン。

なぜそう思うかというと、ずっと眉毛に無頓着だったから。
前付き合っていた彼女に、会うたび眉毛がボサボサだと言われていた。
それを言われていつもごめん、と言いながら自分で

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ボクシング

同期と昼ご飯を食べていた時のこと。

「私最近グルテンフリーな生活してるんだよね」
とフォーをずぞぞと啜りながら同期は言う。

理由を聞くと、太らないだけでなく体の調子も良くなるらしい。日本人は小麦を消化する力が弱いからとのこと。

対して私は気遣ってるんだね〜と、まるで体を所有していない人のような発言をしてしまう。気遣えてなくてごめんよ私の体。話を聞くとパーソナルジムにも週一で通ってるらしい。す

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はじめてチャリをレンタルする

高校の友達と3人で焼肉を食べに行った。
場所は銀座。しかもその後高級ホテルに付いてるバーでお酒も飲んだ。

帰り道のコンビニにあるフリースペースで人狼ゲームをしていた人たちと、まさか銀座で店をハシゴする時が来るなんて。仕事って大変だよねと話していた社会人1年目の時と違い、給与形態が変わるよね、とか後輩に任せる仕事も増えてきた、とか私たちは社会の階段を一段ずつ登っていることにも気づいた。

12時を

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はじめて絵を買う

はじめて絵を買った。好きな作家さんの個展に行って。
本当は買うつもりじゃなくただ絵を見てみたいと思っていただけなのに、値段を見て買える!と思った瞬間心が揺らぎに揺らいだ。ショーウィンドウで見てたものが急に平積みで置かれてる!しかも限定品だと、、?そんな時いつも思う魔法の言葉(=悪魔のささやき)が2つある。

・欲しいものは早く買った方が日割りで安くなるよ
・まあ買ってから考えればいいんじゃない?

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はじめての人は賢い人のそれ

研修を受けた。とても学びのある内容で満足だったのだが、一番驚いたのは教えてくれた講師の人の話し方。

とにかく話す言葉がなめらか。
ここでの「なめらか」は2つの意味を含んでいる。

1つめの意味は単純に淀みがないこと。受講生からの急な質問や答えに対しても間髪いれずさらっと返す。自分の頭を整理するのがとてもうまいんだと思う。それでいてそこまで難しい言葉を使わない。つまりとてもわかりやすい。賢い人だ、

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はじめて凧をあげる

12月末、大学の友達が仕事の友達で紹介したい人がいるので会わないかと連絡をくれた。1月頭に会うことになった。ただ初対面の人がいる中で夜にお酒だけ飲む、みたいな会い方が個人的に好きではない(絶対うまく話せないから)ので何か手はないかと考えていた。誘ってくれた友達が海沿いに住んでいるのと、正月も明けたばかりなので「海で凧あげない?」と誘ったらとっても同意してくれた。3人で凧を上げることになった。

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はじめて湯たんぽを使う日

部屋が寒い。
私が住んでいる家は一階の角部屋なので、冬の冷たい風を2面で受ける。さらに地面から来る冷気もあるので合計3面から部屋を冷やす構造になっている。

なのにまだ暖房をつけず、パーカーの上にフリースを重ね着して冬を越そうとしている。なぜそこまでして暖房をつけないか。

理由は2つある。一つは単純に乾燥するのが嫌だから。ただでさえ私はドライアイである。そんな人が暖房をつけると喉はおろか目が干か

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はじめて雀荘に行った日

沖縄旅行に行った際、友達が『あそび大全』を持ってきていた。みんながお風呂やらスマホやら自由な時間を過ごしている時、1人でも出来るっぽかったので麻雀のアイコンを押した。

前々から麻雀には興味があった。本当は大学生から始めたかった。でも機会がなかった。普通に大学生活を過ごしていたら、時間を持て余し、時間を持て余す友達もいて、自然に麻雀をやるムーブメントが起きると思う。ただ私は違った。
大学を卒業する

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はじめてサウナで話しかけられた日

仕事で福島に来ている。
泊まった部屋のお風呂に元気が無くて萎える。
決して汚いわけではないし、古いわけでもない。
ビジネスホテルだからそこまで求めていたわけでもないのだが、入りたい気持ちにならない。
とにかく元気が感じられないのだ。

調べると向かいにサウナと大浴場があるホテルがあるらしい。お風呂だけ使うこともできるらしいので走って向かう。

入ってみると人もまばらなのでこれはゆっくりできるなと思

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はじめて原因に気づいた日

たくさんの出来事が起こる中で、絶対に違うと分かっていても、もしかしたら自分が原因なのか?と考えてしまう瞬間がある。

先日、沖縄旅行のお土産としてジンベエザメの箸置きをお世話になっている先輩に渡した。

なぜなら先輩はよく自炊をするから。自炊をしたらかならずインスタにあげるアカウントを持っているほど。そして上がるご飯全部がとても美味しそう。

そんな中、事件は起こった。

私はそのアカウントを先輩

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はじめて部署の飲み会に行った日

4月に部署を異動してから、はじめての飲み会があった。異動して8ヶ月が経っているにもかかわらず、同じ部署の人と話したことがない。

月に一度部会は開かれるが、大体はリモートでの参加であるのと、部長からの業務連絡と仕事の共有で終わってしまう。

ただ今回なぜ開かれたかというと、同じ部署の先輩が退職することになったからだ。
そこからそういえば一回も飲み会やってないよね?と話題に上がり、先輩の退職と私の歓

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はじめて嫌いなものを考える日

後輩との打ち合わせで嫌いな食べ物の話になった。
その子はこう言う。

「ずっと小さい頃からナスが大嫌いだったんですよ。味も食感も匂いも苦手で。

なのに山形出張に行って天ぷらそばを頼んだとき、ナスいたんですよ。でも一緒に来ている先輩に『ナスは食べられないんです。』と言えずイヤイヤ食べたんですね。すると案外食べれちゃって。

その時、なんか悲しかったんです。今までずっと嫌いだったものを食べれてしまっ

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