はじめてチャリをレンタルする


高校の友達と3人で焼肉を食べに行った。
場所は銀座。しかもその後高級ホテルに付いてるバーでお酒も飲んだ。

帰り道のコンビニにあるフリースペースで人狼ゲームをしていた人たちと、まさか銀座で店をハシゴする時が来るなんて。仕事って大変だよねと話していた社会人1年目の時と違い、給与形態が変わるよね、とか後輩に任せる仕事も増えてきた、とか私たちは社会の階段を一段ずつ登っていることにも気づいた。

12時を過ぎてもうすぐ終電だなと思っていたとき、友達がもう少し散歩しない?と誘ってくれた。
終電に囚われない夜ってこんなに長くて楽しいんですね。大手町、東京駅、なるべく大きくて見晴らしが良い道を選んで歩いた。ひとりがここらへんって電柱が無いねといい、みんなで周りを見渡して電柱ないことに感動したのも良かったな。

当然みんな終電がないのでレンタサイクルに乗って帰ることに。私は登録するのがやや面倒だなと思ったので歩いて帰ると言ったら、絶対に自転車に乗った方が良いと言って登録から何まで教えてもらい、やっと借りる決心が着きました。乗ったら最高。私の周りには良い方向に無理やり引っ張ってくれる友達がいる。

深夜の中央区は人がいなくて空気が澄んでて夜の匂いがした。夜の匂いがする、と言ってほんとだねと言ってくれる人も隣にいてよかった。
家まで一本道で帰れたので、いろいろ道を観察して帰った。お酒を飲んでたのか1人で千鳥足で帰る人。広い道を4人一列で並んで肉まんを食べる人。ヒーローの変身ポーズを友達の前で披露する人。みんなそれぞれ自由な夜を楽しんでた。いいね。

家の近くになったら、今日の朝刊を自転車に詰めてる人にも出会った。もうこれは朝の匂いでもあるんだ。というここ何時間かのエピソードを、レンタサイクルの返却場所が家から遠いから書ききれた。返却場所が遠くてよかった。

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