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自言自语

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我的随笔。 *私の考えを文章にした記事たちです*
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#空

わたしとポッドキャスト

わたしとポッドキャスト

教えたいけど
教えたくない

私だけが知ってる
すてきなおしゃべりを

誰にも邪魔されない
私だけの聴き方で

すべてのはじまり

たしか8年ほど前だったと思う。
ずっとその存在を確認していたけどタップせずにいた、

『Podcast』

そのあとからの理解はすごく早かったと思う。
これは、“私が聴きたい話が聴きたい時に聴ける”魔法のアプリ。

私の家庭はあまり教育に熱心でなかったので、大学進学を

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なつのうみ

なつのうみ

同じ場所を見ていても
感じるものは人それぞれ

現実の風景は
ときに心の中の理想を見せる

あの時
語り合った言葉はぜんぶ
目も開けられないほど眩しくて
希望が波にのって
次々と押し寄せてくるようだった

いまでは
眩しかった景色がはっきり見える
でも
輝きも希望もどこかへ行ってしまった

「夏の海を描こう」と言った私に
ついてきてくれた日は心が踊った
綺麗でどこか悲しい砂浜を見ながら
「今度はゴ

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青が好き

青が好き

空から海まで
上から下まで
包まれていると安心する

常にその優しさを感じていたくて
気づけば近くに置いてる

目に入れるだけで
日々の苦しみは浄化され
心を整え
あんなに重かった身体は
自然と立ち上がる

たくさんの青が
心の棘を
ひとつひとつ溶かして
少しずつ
『元の私』に戻していく

消すのではなく
『溶かす』ことで
事実をゆっくりと受け止め
そのなかで
冷静が生まれる

すぐに変われなくて

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春になれば

春になれば

ひとめ逢いたくて見上げた空は
涙越しに映る世界に似ていた

次の雨粒が傘に落ちるまでのわずかな時間でさえ
私は前に進んでいる
後退していることなんて、この世に無いのではないか
不安や寂しさなど自分で作り出したものに過ぎない

肩を静かに濡らす優しさ、服を染めていく暖かさは
大きな傘では気づかなかっただろう
それは激しく冷たいものだと、決めつけていたのは私だ

時間が、季節が、確実に未来へと流れてい

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アコークロー

アコークロー

仕事で失敗をしたとき
友人、恋人関係がこじれたとき
私はよく夕暮れどきの海へ行く

強烈な太陽のオレンジが、冷たい海のブルーに浸かり
それを追いかけるように夜がやってくる

そんな三者のせめぎ合いを見つめていると
太陽と空と海が、私と対話を始める

自分の中のギラギラと熱い、
やるせない気持ちと少しの言いわけが
時間の経過とともに海に沈み、
高ぶった気持ちを徐々に冷やしていく

物事には変えられな

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