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唐诗三百首:解释

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唐诗三百首:朗読マガジンで読み上げた漢詩を、日本語で解説しています。 朗読数に対して解説の記事が全然追いついていませんが、時間がかかっても必ず全首解説します。 気長にお待ちくださ… もっと読む
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2023年4月の記事一覧

1300年前から存在した言葉【ただし美女に限る】その漢詩から想像する詩人・王維の人物像とは?

1300年前から存在した言葉【ただし美女に限る】その漢詩から想像する詩人・王維の人物像とは?

言葉は、日々生まれ続けています。
時代が進む中で「発言に対しての炎上」は
日常になりつつあります。

今から約1300年前、中国・唐の時代には
漢詩が発展しました。
教科書でお馴染みの李白や杜甫も
この時代に活躍した人物です。

中国では唐诗三百首と呼ばれ、
多くの詩人が多くの漢詩を残しています。
今回紹介する「王維」もその一人。

唐诗三百首は言うなれば日本版の掛け算九九。
小学生の定番暗記学習

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漢詩がつまらないのは、日本語で読んでいたから?【唐诗三百首:青溪 王维】を解説します!*第二集*

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漢詩は国語の授業のなかでも、
とくにつまらなかった分野ではないでしょうか。
おそらくそれは当たり前の感情です。

漢詩は外国語なので、まず「読めるように」
にする必要があります。
これまでの国語の教材で、
文字が読めなかったことはなかったはずです。

そのストレスが「つまらない」「難しい」
につながっているのだと思います。

おもに唐代の中国では、漢詩の美しさに魅了され
たくさんの詩人が作品を残し

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詩人・李白が【心がモヤモヤする感情】を表現した美文は、三国時代の影響を受けていた!お話し。

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私がモヤモヤした時にとる行動は
「文章を書く」「漢詩を読む」

「あいさつをしたのに無視されてしまった」

「コンビニで商品を買ったら、なんだか見下されたような接客をされた」

このような日々のモヤモヤ、ありますよね。
これを書いている私もそうです。
つい先ほど経験したモヤモヤを、
詳細に説明してやろうと思い文章を書き始めました。

でもそれは、やめることにします。
私がモヤモヤを感じたその人も、

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