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#国際結婚
エッセイ306.おうちでロスト・イン・トランスレーション(23) ジョークでロスト
あるとき、生徒から聞いた話です。
息子さんが10歳の誕生日を迎えるそうです。
とても嬉しそうに話してくれて、つけ加えました。
「今までは くさい(9歳)だったけど、
明日から てんさい(ten歳)になりますね!」
私、ぽかんとして、
「え〜・・・・・と?」
と返しましたら、嬉しそうに教えてくれました。
「くさい、だった子が、てんさい(天才)になりますね」
わかる・・・
わかりますが
エッセイ237.おうちでロスト・イン・トランスレーション(15)家庭内で第二外国語で子供と?
私が昔、結婚する前に思っていたことは、
「国際結婚は、コミュニケーションが大変だから無理だわ」
ということでした。(全然、結婚の申し込みはなかったですが)
生徒たちともそういう話によくなりました。
日本人の彼女と、英語で話すけれども、いまいち通じないとか、
付き合うのはいいけれど、言葉が違う人と結婚は無理ですとか。
あるときある生徒から、
「先生は? お仕事柄、国際結婚ありそうじゃないで
エッセイ229.おうちでロスト・イン・トランスレーション(14)評価って
昨日の続きです。
今日は、 evaluation と 評価 のずれについてです。
英語人の夫の中には、会社用語の「評価=evaluation」には、
年に一度、上司と面談して、自分のこの年に成し遂げられたことを披瀝し、評価されるっていうあれ、会社の文脈だと、それしかないのですって。
なので、
「頑張った社員は評価されるが、そうでない社員は評価されない」
という一文を、米国の本社向けに
エッセイ228. おうちでロスト・イン・トランスレーション(13)期待って
期待する
評価する
簡単な言葉ですし、よく使います。
それなのに、英語と日本語の間にずれがありまして、間違いやすいです。
そう言う言葉はいくらでもあります。
外国語学習では、最初に
expect=期待する
とか、
evaluate=評価する
と 対応的に、イコール関係で覚えてしまいがちです。
また、実際に英語なら英語のグラウンドで使いまくって、違和感を覚えて修正する、というような
エッセイ226.いわゆるハーフは得をするのかという件(2)「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」
「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」中公新書)
サンドラ・ヘフェリンさんという 日独のハーフの方が書いた本が、数年前に話題になりました。
私も実は結婚するまでは、「外人さんて・・」「ハーフって・・」と、つい、他人を括りがちでした。
それが日本語教師になり、日本に住む外国人やハーフの皆さんの嘆きを聞くようになりまして、それまでの固定概念は捨てていかざるを得ませんでした。
私も途中までは、この
エッセイ224.おうちでロスト・イン・トランスレーション(12)とっさに出てこない問題
私が昨日、お風呂を掃除しようとして排水溝の蓋を取りますと、
なんとなく、動くものがありました。
顔を近づけてよく見てもよくわからなかったのですが、
少し溜まったゴミの近くを、結構高速でその、細長いものは動いています。
スマホの明かりで照らして見て、私は
ぎゃっ!
と、飛び退きました。
それは、10センチ以上はある、毒々しく、角を生やし、
艶もある「あれ」でした。
びっくりしすぎて、名前を忘れ
エッセイ142. おうちでロスト・イン・トランスレーション(9)てにをは問題
我が家では日常会話のレベルが二層に分かれています。
下層は日本語の世界で、これは日常語です。
「暑いので窓を閉めてエアコンをかけよう」
「ご飯もおかずもまだたくさんあるよ」
「もう出かけたいので、急いでよ」
というように、プラクティカルで実用的で短文となります。
上層が英語の世界で、これはひとえに、私が短気だからです。
日本語でなるべく夫と話そう、
たくさん話すことで、夫が自然なカジュアル
エッセイ135. おうちでロスト・イン・トランスレーション(8)ういろう
外国人同士だけれど、お互いの母語が100%わかるカップル。
外国人同士だけれど、片方が相手の言葉を100%わかるカップル。
そんな人はきっと、たくさんいるのでしょうね。
汝らに幸いあれ、天国は汝らのものである。
と、イエス様もおっしゃいました。
嘘です。
コロナウイルス感染者の濃厚接触者である私は、
あと三日、家にこもっていなければなりませんが、
オンラインヨガのお試しでヨガをしたり、
野菜
エッセイ132.おうちでロスト・イン・トランスレーション(5)ト・トランポリ〜ン
昨日の続きです。
日本人に対する英会話学習法には、有名な聞き流しメソッドや、ヒアリングレンジを鍛える方法などいろいろありますが、私がちょっとそそられるのは、性格を改善して、ひるまないようになり、抵抗なく口から英語が出るようにすればいいというものです。
恥ずかしがっているからだめなんだ!
という、あれです。
その理由は、自分の極端な内弁慶気質により、
安心して間違えられる場所だと平気で話すのに