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エッセイ183.国際結婚の面倒臭さ(ゴミ編)

世界で一番よく家事をすると言われて一部で有名なのが、キウイ・ハズバンド。

うちに住み込みの夫もキウイなので、御他聞に洩れず、なんでもやります。

基本は、「言われればやる」というモードなので、何も言わなくてもいつの間にかやっていてくれないかなぁ、というのが私の見果てぬ夢ですが、そこまで求めるのは求めすぎということでしょう。

今日は、カラスと夫との戦いに、夫はいつのまにか破れていました。

私が授業の合間にお茶を飲もうと階下に降りかけていたら、
インターコムが鳴りまして、出てみたら知らない人がそこに。

「カラスにやられちゃってますよゴミ!」

と、ニコニコしながら教えてくれました。

今年初でした。

夫が出がけに玄関前に出し、ネットをかけ、レンガまで置いて行ってくれたゴミ袋ですが、袋の下にたくしこみそこなっていた部分から、カラスが嘴を突っ込み、ゴミをいくらか、ひっぱりだしていたのです。

不幸中の幸いだったのは、カラスめが最初に引っ張り出してちぎった小さなビニール袋には、私がこの前燻製を作ったときに出た、桜のチップだけが入っていたのです。

桜チップは、味は肉っぽかったかもしれませんが、食べてみたらさぞかし不味かったのでしょう、それ以上はゴミを撒き散らすことなくカラスは去り、被害は僅少にとどまったのでした。

ゴミを出してから出勤するのは、夫が言われなくてもやってくれることの一つなので、そのやる気を削がず、かつ問題点をクリアにし、もって解決に結びつくように気をつけなければなりません。
なので、LINEを送りました。(すぐ伝えないと自分が忘れてしまうからです)



私の理屈っぽさが炸裂します。
夫も同じぐらい理屈っぽいので、いいマッチングです。

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【直訳】

③(知らせることが他に①と②とあり、そのあとで・・)

カラスたちが、ゴミネットの下端からゴミを引っ張り出しました。
それに対し、知らない人が来て、ドアをピンポンして、知らせてくれました。

要点は、レンガを上に載せる事が、ときには意味がないということです。
彼らは、あなたがネットでくるまなかった部分を攻撃します。
ネットの下端全体を、ゴミ袋の下にたくしこむことが肝心だと思います。


文言は以上です。

十分に伝えようとしたために、とてもしつこい感じになっています。
しかも英語の間違いもたくさんあります。

でも、


(これだけでは、もしかして伝わらないかもしれない)

そう思った私は、わかりやすい絵もつけることにしました。


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ここはたくしこまれている。
これはレンガ。
ここはちゃんとたくしこまれていない。

なので、

カラスが攻撃して入り込むことができ、ゴミを引き出した。

ごみだらけである。(それを掃くのに苦労している様子の女)


再録していて「私ってめんどくさ!」と、笑いが込み上げました。

これで「27年も、もっている」のですから、
我々夫婦はよっぽど相性がいいか、夫の諦めがいいか、
あるいはその両方でしょう。

ちなみに、あまり喧嘩をしなくなったのは、やっとここ1年ぐらいです。
それまでは、喧嘩で発電ができるほど、激しいのをよくやっていました。


本人には言いませんが、夫には(かなり)感謝しています。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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