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心のざらつき

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なんのためにもならない書き物
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記事一覧

理解しようとすればするほど

同居人の考える幸せを理解しようとすればするほど
そこに私は必要ないどころか邪魔であることが分かり
私の考える幸せと重ならない部分が多いことも分かり
離れずに済むようにと話し合えば話し合うほどに
離れるしかないということを思い知るようで
話してもとぼけて逃げてしまいたいと思い
ズレた回答ばかりをしていたのだけど
それにより相手は私のことが分からなくなり
余計に距離が開いてしまっているなどと
それすら

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生産できないものの行く末

わたしは、なにも、つくれない。

あなたは何かを生み出すことが出来ますか。

飲食店のホール
バラエティショップの店員
営業事務

今まで誰かの作ったものを
移動させる仕事ばかりしてきた。

本を読み
漫画を読み
映画を見る

今まで誰かの作ったものを
インプットする趣味ばかりしてきた

私が唯一長期間続けてこれている(?)Twitterも
2010年からずっとずっと呟き続けているが
生産的な言葉

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夏目漱石を許さない

夏目漱石のことを何も知らないが
絶対に許さないと決めた

「吾輩は猫である」

杉田智和氏が読んでくれていたので聞いてみた

久しぶりに実家に帰る高速バスの中
イヤホンをして目を閉じて聞き入っていた

実家には三匹の猫がいる
猫が好きで好きで好きで好きで好きで好きで
崇め倒して猫の下僕として生きている

「吾輩は猫である」は
猫と読書の好きなものから愛される作品では無かったのか

てっきりそう思い

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電話が嫌い

電話が嫌いだ。
架電も受電も嫌いだ。

価値的な一日を過ごしている人達が言う
「時間を奪うから」という理由ではない。

着信アリ のような
ホラー的怪奇現象が起きそうで怖いからとかでもない。

電話に出てしまったが最後、
強制的にその話の相手をするテーブルにつかされる
かつ声対声のコミュケーションが怖いのだ

メールで良くないか。

いやほんとに、メールで良くないか。

言った言わないもないし、

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理想と現実の乖離

後ろめたい。

何をしていても。

すべきことをせずに、のうのうと生きているからだ。

生きている以上、人に迷惑はかける。
かけるが、それこそ、
「不要不急の迷惑」というものがあってだな

近頃よく考える

これまで同居人との関係の円滑さばかり
気にかけていたのだが、
わたしはそれよりも前に、
家族のために生きるべきなのではないかと

実家を出ている。

地元はド田舎もド田舎、超ド田舎で
仕事もな

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自己肯定感の低い自分を肯定する

最近よく聞くなぁ、自己肯定感。

俺も自己肯定感は低い方だと思う。
自分との約束を破り続けてきたから。
自分の期待を裏切り続けてきたから。

朝起きられず、宿題をしない、学校に行かない、
親の家事を手伝わない、
いいと思える服を着ずに
いいと思える体型にもなれず
いいと思える言葉も吐けず
いい成績も残せなかった

大学も中退した
いくつもの仕事を続けられずに辞めた

まぁ、尽くではないが
人生の重

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5億円好きに使えるなら何をしよう

死ぬまでにやりたい100のこと的な本を見た気が

自分のやりたいことはなんだろう
死ぬ時後悔するもんだろうか

俺はその時はその時だと思っているので(今は)
死ぬ時もあれがやりたかったなぁと
後悔することはないように思えた、
思うのはあれをしてやりたかったなぁとか
人の願いを叶えたかったってことばっかでな

ま、そういうわけで
自分のやりたいことが分からねぇのと
肝心な時に思い出せなくなるもんで、

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田舎から出てきたやつの末路

地元が「全部過疎地域」とされたという記事を読んだ

「全部過疎地域」がどういう基準で選ばれるのかも
選ばれたからなんなんだというのも
ほとんど知らないのだが、
文字からするに過疎地域認定されたことは分かる。
それに地元のことだ。肌で感じている。
認定されると、国がなんかしら助けてくれるそうだ。
インフラ維持がメインらしい。
補助金だか助成金だかが出るそうだ。

地元には山と川と田畑、温泉。
寂れた

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さようなら、山本文緒

珍しい作家の本を読んだことは無い

本屋の入口近くの島に盛られた売れ筋の中から、
あるいは人から勧められた本、
またそれにより認知した作家の本を読む。

そんな自分が初めてジャケ買いした本

「シュガーレス・ラヴ」山本文緒

表紙いっぱいに好物の板チョコレートが描かれていた

ただそれだけで、それを見ただけで
何時だかなにかの賞で得た図書券を使って買った

今思えばチョコでも描かれてなきゃ
こんな

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SDGsから取り残される俺

今や世界標準となったSDGs

「誰一人取り残さない、持続可能な世界のため」

この為に色んな企業が、カーボンフリーだとか、FSC認証商品だとか、クリーンエネルギーだとかなんだかんだと策を練って努力している。
それをしない事には企業価値も上がらないもんだから、躍起になってできることを探すし、やったからにはと盛大にアピールする。補助金だって出る。就活生たちはこぞって「御社はSDGs関連でどんなことに

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うないいちどう氏

突然だが、
うないいちどう氏が好きだ。

いやあ、日頃の陰惨で鬱々としたノートの中に
うない氏について記述したものを混ぜてしまうのは本当に忍びない

でも書くぞ

この人のことは何も知らない。 #本日の地味なハイライト 以外は。

スクショで大変申し訳ない。

TV番組のキャプチャのように見えるが決してそうでは無い。うない氏はエピソードVTR系番組などには決して出演していない(はずだ)。

これ

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太宰を読む夜

ベタに中学生の頃太宰治を一通りさらった

大人とされる歳になって思うが、中学生は太宰治など読まない方がいい。教科書に載っているなんてなんてことだとさえ思う。というか本など読まない方がいい。いい影響ばかりではない。ソースは俺

人間失格は然ることながら、斜陽やヴィヨンの妻は読んだ後10数年にも渡って心、というか感受性や思考の傾向に妙な引っかき傷を残す。初めて読んだ頃から10数年と言うだけで死の間際に

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虚し屋さん

特別不幸では無いです。
地元に両親が生きていて、妹がいて、同居人がいて
仕事があって、着る服があって、財布に2万円と少し。

大学中退、貯金ゼロ、借金あり
資格無し、車の免許なし
実家はド田舎の一軒家、
築20年弱で既にガタが来ていて
父は家に帰らない自由人、
母は足首や腰を悪くしているが働いている
妹も同居人も定職に就いていない
30間近だが結婚する気は無いと言われている
正社員になれない
朝起

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憧れる生活

手帳を使い倒す生活に憧れていた。

仕事のプロジェクトの進捗や会議の予定
友達の誕生日
美容室やエステ、歯医者の予約
恋人や配偶者との記念日
旅行の日取りやイベントの日程

好きな写真やステッカーでのコラージュ
ボールペンでさらっと飾った文字
その日あったことや感じたことを書いたり
ガラスペンや万年筆を使ってみたり
マスキングテープ
貼ってみたり

その全てに憧れていた
そしてその全てが出来ない

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