生産できないものの行く末

わたしは、なにも、つくれない。

あなたは何かを生み出すことが出来ますか。


飲食店のホール
バラエティショップの店員
営業事務

今まで誰かの作ったものを
移動させる仕事ばかりしてきた。

本を読み
漫画を読み
映画を見る

今まで誰かの作ったものを
インプットする趣味ばかりしてきた


私が唯一長期間続けてこれている(?)Twitterも
2010年からずっとずっと呟き続けているが
生産的な言葉は何も無く
周りの活動的なオタクやマニアたちが自作した
イラストや漫画やフィギュアなどを眺めているだけ


植物を育てることも苦手で
子供もいないし
絵も描かないしプラモも作らない
楽器も弾けないし踊れもしない
料理は食材に火を通しているだけ
服も黒いものをとりあえず着るだけ
大学は中退したので論文も書いてない
というか授業にでてないのでレポートも書いてない

何もかも人の作ったものを消費するだけ
移動させるだけ
ただそれだけの装置

私はなんのために生きているんだろう

何か作れる、生み出せる人が羨ましくもあり、
作りたいとか生み出したい気持ちが分からない
出来ないから

子供でも育てていればまだ生産的だが
そんな資格も持たない


何かを産んだとて
凄いもので無ければ恥ずかしくて世に出せない
完成した完璧なものでなければ人に見せられない
評価されるのが怖くて人前に出られない

つまらない

太宰は自分のことあんなに卑下してたって
ものも書けるし女からも好かれたじゃないか

出来ることがあるからこその苦悩か

私には分からない

何も出来ないから何も始めないので挫折もない

つまらないよねぇ


劇的な何かが起こることをどこか期待しているのかも

得意なことなんて何も無いんだ
どこにも出したくないし誰にも評価されたくないんだ
その割に他人の声を気にしない度胸もないんだ

人の目に触れさせてしまった以上
どんな言葉を浴びせられても仕方ないと思っているし
だからこそそれが怖くて何も出来ないし
それ以前に出来るものも何も無いのだけど


つまらないなぁ

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