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わたしの毎日

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わたしの気持ちや考えをつらつらと。
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「焼き」を欲している

「焼き」を欲している

わたしは関西とは縁もゆかりもない人間なのだけど、定期的に「たこ焼き食べたい症候群」に陥る。

本当は、たこ焼き専門店とか屋台で売ってるような本格的なやつがいい。
とはいえ、最近ではコンビニでもスーパーでも買えるのだから、急に発作が起きても安心だ。

今日は運良く、たまたま通りかかったフードコートにたこ焼きチェーンが入っていたので、そこで食べることにした。

ひとつ、口に入れようとしたときに、タコだ

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当たり前に感謝する

当たり前に感謝する

マタニティブルーというやつなのか、最近ネガティブな気持ちになることが多い。

追い討ちをかけるように、体調にも不安材料があり、ついに離れて暮らす夫に泣きながら不安をぶちまけてしまった。

夫は夫で、慣れない土地でわたしたちのために頑張って仕事をしつつ、怪我のリハビリにも定期的に通っている。
わたしが夫だったら「そんなこと言われても」と思ってしまうに違いない。

そんな夫が週末に帰省して「気分転換に

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実家へ。

実家へ。

今日は朝から病院で再検査を受けた。
採血を1時間おきに3回もして、お昼どきの一番暑い時間に帰され、鉄板のようなアスファルトの上を歩いて帰った。

家に着いたのはまだ12時過ぎ。
検査のせいで丸一日有休を使ってしまったので、このまま家に引きこもるのももったいない気がした。

お昼ご飯を食べて、少しだけ仕事をし、まだ陽の高い14時頃にもう一度家を出た。

バスと電車を乗り継ぐこと1時間。
向かった先は

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1か月の先にあったもの

1か月の先にあったもの

毎日連続投稿を始めて、この記事でちょうど30日目になった。

1か月。1か月か。
どこか他人事のようだけど、これがリアルな感想だ。

スタートラインに立ったばかりのときは、1か月先のことなんて想像もできなかった。
とにかく毎日書くことを探しては、ぴたっとくることばを引き出しからかき集め、なんとか文章に仕立て上げる。
その繰り返しだった。

1週間を過ぎた頃には、小さな自信が生まれた。
飽き性のわた

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あのときの気持ちにチューニング

あのときの気持ちにチューニング

夕方バスに揺られていると、陽の光に紛れてキラキラと雨粒が降り注いできた。

前に座っていた子どもが窓の外を指差しながら、お母さんと「きれいだね」と話している。

そんな会話をBGMに、わたしの意識は、これから向かうスーパーで何を買うかに向いていた。

バス停を降りたとき雨はもう止んでいた。
スーパーに入ろうとすると、入口のところでみんな空に向かってスマホをかざしている。

そのカメラの先を見上げる

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糖尿病(仮)

糖尿病(仮)

先日、妊婦健診で糖負荷検査なるものを受けた。

病院で甘い炭酸水を飲み、1時間後に採血して、血糖値がどれくらい上がったかを診る検査だ。

その検査で思いっきり引っかかり、週末再検査となった。

わたしの取り柄は身体が丈夫なことで、この歳になるまで健康診断も一度も引っかかったことがない。
血糖値なんて、結果すら見ないくらい、正常で当たり前だった。

妊娠糖尿病。
名前は聞いたことがあるけど、まさかそ

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やっぱり、親子。

やっぱり、親子。

わたしは自他共に認める父親似である。

身長が高いところも、足が大きいところも、骨ばっている節々も、ちょっと面長な顔も、本当に父とそっくりだ。

対して、母は小柄で、ちょっと抜けているところがチャーミングで、それはわたしの妹に継承されている。
母と妹と3人で並ぶと、わたしは「2人の妹の面倒をみるお姉さん」ポジションだった。

そんな母は最近、白髪が気になるらしい。

こめかみ辺りの髪をめくっては「

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あちら側から見る世界

あちら側から見る世界

その日は雨だった。
やっとの思いでバス停にたどり着き、吸い込まれるようにやってきたバスに乗り込んだ。

やった、ひとつ席が空いている。

後方の2人がけの座席が丸々空いていた。
その窓側に座ろうとしたとき、手にひやりと違和感があった。

雨の日にもかかわらず窓が開けっぱなしになっていて、そこから降り注いだ雨が座席をびしょびしょに濡らしていた。

なるほど、だから誰も座らなかったのか。

わたしは通

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スーパーで季節を感じる

スーパーで季節を感じる

わたしは結婚するまでずっと実家暮らしだった。

料理も洗濯も掃除も、ずっと手際のいい母に甘えてやってこなかったので、主婦5年目にしてまだ夫にほとんどやってもらっている。

家事全般に興味がないわたしだが、最近ひとつ楽しいと思えるものができた。

それは、旬のものを買うこと。

実家にいたときは、スーパーに行く=おやつを買いに行く、とほぼ同義だった。
結婚してほぼ初めて、生鮮売り場に立ち寄ったのであ

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自主勉強

自主勉強

わたしは勉強が特別好きなわけでも、吐き気をもよおすほど苦手なわけでもなかった。

国語も算数も理科も、小学生のタスクだと思って淡々とこなしていたように思う。
(今思うと可愛げのない子どもだった。)

そんなだから、あの頃学んだことはほとんど覚えていないのだけど、ひとつだけ鮮明に覚えている宿題がある。

誰が命名したのかわからないが、わたしたちのクラスでは「自主勉強」と呼ばれていた。

自主勉強のシ

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なんか。

なんか。

と話し出すのがわたしの口癖だ。
口にするだけじゃなく、LINEなどカジュアルな文章のやりとりでもかなり使っている。

普段からできるだけ使わないようにと心がけてはいるのだけど、長年の癖は手強い。

「なんか禁止令」を発令したのは、この記事でも登場した、わたしのことばの師匠である。
あいまいなことばを言語化してこそ、「書く」と向き合うことなのだという。

それを聞いて、なるほど確かにそうだなと深く納

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正しさに妥協できない。

正しさに妥協できない。

わたしは自称「お節介校閲者」である。

もちろん、正式なお仕事として校閲作業を依頼されることもあるのだが、頼まれてなくても勝手に目が校閲してしまうのだ。

先日、とあるキャンペーンに応募しようとしたときのこと。
ホームページの記載に誤表記を見つけてしまった。

わたしはこれを、看過できない。

キャンペーンの応募より前に、主催者へ間違ってますよとメッセージする。
該当箇所のスクリーンショットを添え

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奥のほうが痛む

奥のほうが痛む

奥が、つんと痛む。
昨日の夜から、ずっと同じことを考えている。

こんな痛みは初めてだ。
痛みに鈍いわたしでも、いつもと違うことはわかる。

一息つこうとコーヒーを飲んでも、じわりと頭のなかに広がるのは、温かさではなく痛み。
気分転換にと、キンキンに冷えたアイスクリームを食べてみても、考えるのはこの痛みのことだけなのだ。

夫に相談すると、どうやら彼も経験者らしい。
妹も、友人も、みんな一度は経験

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終わりが見えない。

終わりが見えない。

台風が来るかも、ということだったので、このお盆休みは家の掃除をすることに決めていた。

平日のうちに不要品をフリマサイトで売ったり宅配買取に出したりして、物量をあらかた減らしてから臨んだ大掃除初日。

午前中から取りかかり、現在21:30。
キッチンの半分しか終わっていない。

決してさぼっていたわけではないのに、だ。

ご飯を食べる時間以外はずーっと片付けしていたし、キッチンだから思い出の品に浸

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