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保険業界への大型出資 相次ぐ
ここ数年、銀行、証券業界は「Fintech」という言葉が世界を席巻した。
国内では、遅ればせながらキャッシュレスが浸透し、海外では、N26のようなチャレンジャーバンク、ロビンフッドのような取引手数料無料の証券会社がスマホアプリで旧来の取引方法をガラッと変えた。
保険が、銀行や証券と比較し、日本においてテクノロジーの変化が緩やかであったのは、以下のように考える。
①レガシーシステムに依存
私の勤務
損保の現場~営業と損サと本社~
GWの中日、事故受付の登録をSCの半数メンバーで行ったが、折からの自粛生活により、事故受付件数が想定よりかなり少なく、時間的余裕があったので、自分が気になることを調べた。
気になったことは、サイバーセキュリティ保険の実務。
引受と支払実務を知り、今後必要な際 丁寧な契約者説明を行いたいから。
特定の契約、事故事案から契約者の属性、引受方法、事故受付、有無責判断、解決方針などを調べた。
契約者は
OneConnectの世界観
間断ないサービスを提供したい。
これは、営業時代も支払をしている現在も変わらない。
電話、FAX、郵送、面談だけでサービスの全てを完結していいのか。契約者や被害者に電話することで、貴重な他人の時間を奪っている。逆に、マメな連絡をしなければ、スピード感がないと苦情になることもある。
一方、他の業界を見渡せば、OneAppで完結する体験は多い。
買物と言えば、新聞広告で安い商品を探し、自ら
平安グループの上半期
日本の保険会社に勤務していると、平安保険の規模のデカさには圧倒されます。設立の社員は13人、まだ30年ちょいの会社なのに、凄い成長。
中間決算のポイントは、個人的に「テクノロジー」です。
**Ping An Good DoctorとOne Connectの二社に注目します。 **Ping An Good Doctor
昨年、日経で取り上げられてから、日本での認知度が高くなったように感じます。
事故対応がテックで変わる?!
今年度に入ってから、事故対応をエフォートレスな経験にさせるインシュアテック企業が資金調達のニュースで世界で賑わせています。
その業態はざっくり、下記2点になります。
①高度な画像認識技術と深層学習により、協定を数分で行う。
②事故対応の履歴をブロックチェーン上に残し、「見える化」する。
まずは、Forbesの記事を見てみましょう。
1番に紹介されている、TRACKTABLE
この企業は、上記
Maasと自動車保険
今年の4月に入ってから、Maasがバズワードになってます。
日本経済新聞やNewsPicksで、連日のように取り上げられ、
感度の高い(悪く言えば、私のような意識高いだけ)ビジネスパーソンは
日本では、社会実装どうなるんやと見守っています。
取組として、大まか5つに分類してみました。
①都市部でのシームレスな移動(福岡市のmyrouteなど)
②観光地でのシームレスな移動(伊豆や丹後が話題に)
SmartHR社が保険事業に進出!!
クラウド労務管理ソフトを提供する「株式会社SmartHR」が保険関連事業を行う「株式会社 SmartHR Insurance」を設立。同社は、一般企業向けに「社会保険や社員の入社退社にかかる面倒な手続きから解放させたい」という志のあるソフトをサブスクリプションモデルで提供しています。その志が、スタートアップから大企業にまで認知され、今やSaaSのロールモデル的存在です。そんな同社が、誰もが面倒だと
もっとみる先週のInsurtech関連ニュース
①衆安保険(オンライン保険)とGrab(ライドシェア)が合弁会社を設立
衆安といえば航空遅延損害保険で有名ですが、その商品開発がとにかく凄い。既存の保険会社では考えられない方法です。
日本の保険会社では
商品作成→レギュレーション対応→システム構築→オーソリゼーション対応
なんてことを縦割りで行いますので、商品企画から気の遠くなる時間を経てローンチされます。ちょっとしたアップデートでさえ、半年