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夫婦関係に関する記事

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夫婦関係改善に関する記事だけをまとめました。
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2022年12月の記事一覧

"した側"にしか癒せない”された側”の傷

"した側"にしか癒せない”された側”の傷

パートナの浮気によって生まれたトラウマは、どうすれば癒すことができるのか?

その答えを知りたくて、トラウマ治療専門家である矢野宏之さんにお話をうかがいました。

前回のお話では、浮気のトラウマとはどのようなものなのか?

そして、トラウマ治療方法であるEMDRについて、トラウマ治療専門家である矢野宏之さんに詳しくお話をうかがいました。

(EMDRとは、治療者が相談者の目の前で指を振り、相談者は

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浮気のトラウマはどうすれば消えるのか?トラウマ治療専門家に聞いてみた。

浮気のトラウマはどうすれば消えるのか?トラウマ治療専門家に聞いてみた。

パートナーの浮気によって傷ついた心は、どうすれば癒せるのか?

その答えが知りたくて、トラウマ治療専門家の矢野宏之さん(臨床心理士・公認心理士)にお話をうかがいました。

パートナーの浮気による傷つきは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼べるほどの大きな傷つきであること。

PTSDの治療には、EMDRという治療法が効果的であるということ。

ただし、万能な治療法というわけではなく、夫婦が向き

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”癒しと信頼”の小さなサイクルがふたりを変えていく。

”癒しと信頼”の小さなサイクルがふたりを変えていく。

既婚男性の30%、既婚女性の18%。

この数字、なんだと思いますか?

これは、浮気した経験のある既婚者の割合だそうです。

男性の場合、3〜4人にひとりだから結構多いですよね。

こんなに多いから、パートナーの不倫によって夫婦関係にヒビが入ってしまった人もたくさんいるわけです。

ぼくのところには、パートナーから浮気された方からの悩み相談がくることがあるのですが、こういったケースの場合、どうす

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夫婦の絆を作る5つの魔法の言葉。

夫婦の絆を作る5つの魔法の言葉。

「夫から大切に扱われている気がしない」

「妻から必要とされている気がしない」

もし、そう感じることがあるならば、それはふたりの間に”愛着関係”がないからかもしれません。

どちらかが悪いというものではなく、あなたとパートナーの関係性が生み出す”愛着の不在”が原因かもしれません。

今回のアツの夫婦関係学ラジオでは、前回に引き続き、臨床歴25年の臨床心理士である上遠さんに出演いただき、夫婦はどう

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夫婦をつなぎ止める”愛着”とはなんなのか?キャリア25年の臨床心理士さんに聞いてみた。

夫婦をつなぎ止める”愛着”とはなんなのか?キャリア25年の臨床心理士さんに聞いてみた。

「夫婦に恋愛感情は必要ない。必要なのは”愛着”だ」

夫婦関係に関する本を読んでいると、そんな話をよく目にします。

愛着をはぐくむことで、夫婦は絆を取り戻すことができるのだと。

でも、”愛着”っていったいなんでしょう?

普段の会話で使うこともあまりないし、あらためて考えるとちょっとよくわからないですよね。

わかるようでわからないこの言葉の意味が知りたくて、臨床心理を25年間続けている上遠文

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一瞬のきらめきのような幸福感の正体が知りたくて、ぼくは今日も早く家に帰る。

一瞬のきらめきのような幸福感の正体が知りたくて、ぼくは今日も早く家に帰る。

上の子たちが生まれてからの3年間。ぼくは外からはいい夫に見えたと思う。

子どもたちと一緒に遊び、いつでも抱っこをし、残業せずまっすぐ家に帰る。

だけど、ぼくは本質的なことにまったく気がついていなかった。

出産直後の妻に必要なものは、育児をする夫ではなく、優しくいたわってくれる夫だということに。

もちろん、夫が家事育児をすることは必要だけど、ぼくはその行動自体が目的になっていた。

「子ども

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「やっぱり、ママじゃなきゃダメなんだね」の本当の意味とは?

「やっぱり、ママじゃなきゃダメなんだね」の本当の意味とは?

「やっぱり、ママじゃなきゃダメなんだね」

この言葉って、否定的な意味合いで使われることが多いですよね。

夫が子どもをあやそうとしたけど、うまくあやせなくて子どもに言い聞かせるようにこの言葉を使い、妻をイライラさせたり。

ぼくもそう思います。

だけど、東京学芸大学の元教授であり「ちゃんと泣ける子に育てよう」の著者である大河原美以さんは、著書のなかで「母と子には生物的な絆がある」と書かれていま

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「感情に触れることへの恐れ」が夫婦に与える影響

「感情に触れることへの恐れ」が夫婦に与える影響

「こわい」「不安」「寂しい」、そういった感情を普段の生活のなかでさらけ出すことってあまりないですよね。

会社で「こわいんです」とか「寂しいんです」なんて言っても、まわりの人はどうしたらいいのかわからなくなってしまうだけですから。

恐怖や痛みを「自分から切り離して」生きている人って多いと思うんです。

ぼくも仕事を前に進めるためや、家庭生活を進めるために自分が感じる「不安」や「心の痛み」を見なか

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