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わたしとヒト

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#結婚

夫婦の会話に中身がない

夫婦の会話に中身がない

世の中の夫婦は、いったいどんな会話をしているのだろう。

友達の口から語られる「この前、夫と話してたんだけど~」から続く言葉は、だいたい中身のあるものだ。

でも、中身のない会話もしてるのかな。それをわざわざ、人に言わないだけで。

私たち夫婦はというと、8割方、中身のない話をしている。

今は離れて生活しているのでたまにLINEで通話をするが、先日は、「犬のうんちの大きさをかりんとうに換算する」

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愛と、愛ではないもの

愛と、愛ではないもの

ファーストキスは幼稚園の頃だった。

ませたガキである。

高まる高揚感があり、それは恋と言っても差し支えなかった。

しかしそれは、愛とは違ったのだと思う。その頃の僕は、愛について、まだほとんど何の理解もなかった。

***

愛が欲しい。僕はずっと、愛を探している。

僕が誰かを好きになることがあった。逆に、誰かが僕を好きになってくれることもあった。

恋愛環境としては、これ以上ないと言えるほ

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「自立した個人として、一緒に人生を歩む。」“事実婚”を選んだはあちゅうさんが築くパートナーシップのかたち

「自立した個人として、一緒に人生を歩む。」“事実婚”を選んだはあちゅうさんが築くパートナーシップのかたち

7月15日、作家・ブロガーのはあちゅうさんがセクシー男優のしみけんさんとの結婚をTwitter上で報告。大きな反響を呼び、ふたりが選んだ「事実婚」というパートナーシップのかたちに注目が集まっています。

「事実婚」という言葉の輪郭のイメージがあっても、具体的に法律婚とどう異なるのか、その実態を知らない人も多いかもしれません。筆者もそうでした。

事実婚が法律婚と大きく違うのは、入籍はしないため同じ

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ただひとり、私が「選んだ家族」な"あなた"

ただひとり、私が「選んだ家族」な"あなた"

「夫婦はしょせん他人」という言い回しがキライだ。

戦前から長く受け継がれているこの言葉には、はっきりと「血縁至上主義」がにじんでいて、人々の潜在意識に「血のつながらない者同士は本当の家族にはなれない、どこまでいっても他人のままなのだ」という配偶者への否定を強烈に刷り込んでいる。

「夫婦はしょせん他人」
私はこの言葉がポジティブな意味で使われている場面を、実生活で見たことがない。

育ってきた環

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