#コラム

正論だけ言ってればいいと思っているようじゃ、POISON

正論だけ言ってればいいと思っているようじゃ、POISON

「君は、物怖じせずに意見を言えるところが素晴らしいよね」

インターンしていた職場で言われたことがある。当時にしてはTwitterのフォロワーが多く、取材もしてもらったりしていた学生の私は、だれかに対して意見を述べることに人よりも慣れていた。

それからも、フラットで自由な会社に入り、1年目から自分の意見を求められる環境に身を置いていた。「ただの『決めてください』というレポートはナンセンス。自分は

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「意図を汲めない人」の脳内では何が起きているのか

「意図を汲めない人」の脳内では何が起きているのか

仕事をしていると依頼者の意図を汲んでくれる人と、汲んでくれない人がいる。意図を汲んでくれない、というか意図を誤解されることが多く、「あ、BではなくてAをやって欲しかったんですけど・・」となったりする。

そーゆー人は、打ち合わせでも、的外れなコメントや質問をすることが多くて、みんながAについて話しているのに、Bについて質問したりして、「なるほど、興味深いな・・」と思っていた。

で、最近ようやく、

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なぜ人は「幸せ」や「夢」を避けようとしてしまうのか

なぜ人は「幸せ」や「夢」を避けようとしてしまうのか

人は皆『幸せになりたい』『夢を叶えたい』というけれど、よくよく観察してみると自ら不幸になりにいったり、夢が叶わないように遠回りする道を選んでいることが少なくない。

特に顕著なのが、目の前の時間をわかりやすいタスクで埋めてしまう行動ではないかと思う。

5年後、10年後を考えたら空いた時間にやるべきこと、考えるべきことがたくさんあるはずなのに、つい目の前のわかりやすいことに飛びついてしまう。

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頭一つ抜きん出ない人はコスパ思考が強い

頭一つ抜きん出ない人はコスパ思考が強い

最近はなんでもかんでも「コスパ」で測るようになった。グルメも旅行も本も映画も。なるべく安いコストと短い時間でリターンが多い方を選ぶ。ぼくもついついそういう思考をしてしまうことは多い。

ただ、こうした「目先のコスパ思考」を若いうちからずっと続けていると、グンと成長することもないし、それが豊かな人生につながるようにも思えない。頭一つ抜きん出るような人になることもできない。

「この本を読んでメリット

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2019年も1%終了のお知らせ

2019年も1%終了のお知らせ

おはようございます。今日は1月4日、早い人は仕事始めでしょうか?

かくいう自分も今日からまたガチ工事の日々に戻ります。2019年のしょっぱなですから、スタートダッシュがんばります。

で、今日が1月4日ということで、すでに2019年も3日が終わったんですね。3/365ということで0.82%、正確には4日の朝の時点でほぼ0.9%完了していて本日が終われば1%を過ぎます。

まだ99%あるじゃん!と

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ライティングセラピーという癒し

ライティングセラピーという癒し

このクソ忙しいし原稿落としてお待たせしている状況なのにnote書いている場合じゃなくないか?と自分でも思う。

毎日20分程度。でも1日20分を1週間なら140分。ざっと2時間半。

この時間があればもうちょい寝れるだろうし、仕事なら図面1-2枚、原稿1本は仕上がる。溜まったメールの返信も書けるだろう。

なのに、なのにだ。なぜ書くんだ?
毎日?ちょっと頭おかしいんじゃないだろうか?

これはほぼ

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他人の些細な感情に巻き込まれてしまうあなたへ

他人の些細な感情に巻き込まれてしまうあなたへ

キレる人が多い社会が耐えられない

「誰かの不機嫌な一言や些細な言動が気になり、いちいち落ち込んでしまいます。人が怖いです」と話してくれた人がいます。

うーん、わかります。こういう人、多いかもしれませんね。

私は恥ずかしながら、不機嫌を撒き散らす側も、撒き散らされる側も、両方経験しております。

さて、今日は、キレる人も多い日本社会で、心優しい人がどう自分を保つのか、考えてみましょう。

公共

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人の感情を揺さぶることの危険性

人の感情を揺さぶることの危険性

人は感情の生き物だ。

どんなに理論的に考えているつもりでも、恐怖や怒りに支配されていると冷静に考えられなくなるし、一度の感動的な体験で行動が変わることもある。

逆に言えばどんなに正しいことでも理論を積み重ねるだけでは人の行動を変えるまでには至らず、感情に訴えかけるようないわゆる『エモさ』も人を動かす要素のひとつだ。

特に人の感情が動いた瞬間に人は感化されやすく、感動的なストーリーや苦悩の開示

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働く動機を「社会をよくするため」と声高に言えない厄介さ

働く動機を「社会をよくするため」と声高に言えない厄介さ

仕事とは他者への貢献である。会社員であろうと、NPOで働こうと公務員だろうと、フリーランスであろうとそれは変わらない。自分以外の第三者への貢献の対価として、金銭的報酬を得る。これは狭い意味での仕事の定義となる。

一方で、仕事の動機は実に多様だ。成熟社会となった日本となれば、「食べるために」という動機は確たるものとしていまも重要な位置を占めるが、働く動機のなかでも相対的な割合が下がっていて、「自分

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「人と人がつながる」ってなんだ?

「人と人がつながる」ってなんだ?

学生の時に読んだ心理学者の文章に、「人間を『じんかん』と読む」と書いてあった。この方は心理学の中の人間関係が専門の研究分野であったこともあり、人を人と足らしめているのは「その関係性にある」というのが著者の主張であった。文章の細部を忘れてしまったが、この「じんかん」という表現はいまも僕の頭に残っている。

この表現は、インターネットが当たり前の世界になるにつれ、思い出すことが多くなった。「ネットでつ

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