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モーツァルトは引きずり込まない【聴覚からの共感覚】

私は文章を書く時、基本的に無音だ。自分の世界に入り込みたいのと、文章に集中するために、ながら聴きがあまり得意ではない。

だけどひとつだけ文章を書きながら聴ける音楽がある。

それがモーツァルトの楽曲だ。

モーツァルトについては、どこかで書いたことがあるかもしれないが、
私にはとても合っているのか、うるさいと感じず、ぎゅっと体に馴染む感じがしてかけていても邪魔にならない。

この間シューベルトの「魔王」がトラウマと言う話をしたが

あんなものを聴きながら文章を書くなんてとてもできない。あれは私にとってグロテスクすぎる。「魔王」から観える世界の描写については上の記事で細かく書いてあるので、興味があればぜひ。

私はクラシックは作者単位で「聴ける」のと「聴けない」ものがある。

「歌詞のない音楽」は、イメージが聴き手の自由になるためか共感覚が強く反応してしまうためではないかと考える。

なので、刺激を受けすぎないために私はなるべく「歌詞のある音楽」の中でも同じ曲や歌手ばかり、そしてクラシックはモーツァルトしか聴かないというか聴けないというか、聴くのが怖い。

まるで子花がちりばめられた青空の高原をスキップするかのように。
いつ聴いても、どれを聴いても心が温かくなる、モーツァルトはそんな楽曲だ。

モーツァルトの楽曲のイメージはこうだ。

どの曲でもこのような風景が見える。悲壮感を抱くようなメロディもあれど、根が明るいのか天界人のような人なのか、奏でる音楽の底には「陽」が必ずある。

だから、どの音楽を聴いてもモーツァルトにはそう感じる。

本人の奥の奥の芯が、こうなのかもしれない。

モーツァルトのこのようなポジティブなイメージは私にだけではなく、曲は実際に認知症などの音楽療法として使われている。

モーツァルト音楽療法で検索すると、色々な学術記事が出てくる。

他にも癒し効果など、「モーツァルト効果」と名がつくものがあるそうだ。

私はこのことを全く知らない状態でヒーリングミュージックをリラクゼーションで選んでいた時にモーツァルトの楽曲集をたまたま聴き、
「これはすてきだ」と感じ、それから気に入ってよく聴くようになった。
本当に最近のことだ。

ただリラクゼーションにはすこし交感神経を刺激しすぎる気がするので、お客様に向けてはかけていなかった。サロンでは、落ち着ける水の音をかけていた。

なので私用で聴くようになった。朝聴くとポジティブというか、パワフルな気持ちになれる。

私が聴けないのは「ブラームス」、「ベートーヴェン」だ。

特にブラームスは聴いていると吐き気をもよおしてまうこともあるほど、なんというか、ずっとどしゃぶりのざあざあ雨のなかに薄黒くたちすくむ、そんな世界感で同調してしまわないか怖くて聴けない。

自分の中の陰の部分をこじあけ、「魔王」のように引き連れられてしまう。そんな恐怖感がある。

ベートーヴェンに関しても、とにかく大きな「悲しみ」「怒り」「この世への恨みつらみ」を世界の真ん中で、しかも大声で叫んでいる、その声を聴いた人はたちまちひざを地につけうずくまってしまいそうな、そんな音楽だ。

彼らがどんな前向きな音楽を奏でようと私の中の本質的に受け取る音は変わらない。だから「作者単位」で聴いていて、それがまた、クラシックの面白いところでもある。

私は共感覚では、正しいことが書ける学者ではない。しかしリアルな体験談を個々に記すことで、知ってもらえることができるだろう。

そう思い、色々な角度から感じた共感覚を、書き続けている。


加筆修正再掲。久しぶりにモーツァルトの一生が描かれた映画アマデウスが観たくなった。

昨夜は先日からの薬のせいなのかアナフィラキシーショックになりかけていると言われ、いつでも救急車を呼ぶ準備をしてくださいとのことで構えていたが、無事に家で朝を迎えられてなによりだ。

山口葵

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