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日記

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#読書日記

指先から満ちてゆく

指先から満ちてゆく

 どこまでも日々は積み重なっていくもので、その中に体調がいい時もあれば良くない時もあり、泣きそうになるくらいに痛んだ頭痛も二日経てばなんとか収まり、ちょっと濃いめのラーメンが食べられるほどに元気にもなれたりしていて、毎日毎日、思うようにいくことといかないこととがあって、過ごしているとやっぱり、平和でいられることが一番であるというか、大きな困難などなるべくなければいいのになあ、と思う。もしぶつかった

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疲れる時もあるって、いう話

疲れる時もあるって、いう話

 悔しいと思うことがあった。でもそれは、今そう思ったのではなく、チクチクと針で心臓を刺すようなものが蓄積した結果大きくなった感情の一つであって、しかも、他人を羨んで湧き上がった気持ちではないということ、なのだけれど、なんでこうも人のことを見下しているのだろうと思う、人がいて、私はそれをスルーできるスキルを身につけることができている(できるようになった)ので、ダメージをもろに受けることはないのだけれ

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すべてはにんげんの匙加減でできている

すべてはにんげんの匙加減でできている

 GW、仕事も行ったし休みの日には出かけたし、両方あって、五月病にならないな、という話を職場の上司と話をしたのが昨日。最近どこに行ってもいろんな人と話す機会があって楽しい。5月4日には香川県さぬき市津田町で開催された「海辺のブックフェス」に参加してきた。本当に海辺で古本市が開かれていて、お天気も良く、楽しい楽しい楽しい、で埋め尽くされた一日だった。
 本を真ん中に、人と人とが向かい合って話をするあ

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汽水域にて立つ

汽水域にて立つ

読みたかったな〜、と思っていた本が、他者からの圧で読む気力がなくなり、でももうそれは、私にはどうしようもないことで、時間が経つのを待つしかなく、できるのは、読みたい本をまた選んで読む、そして疲れた時は素直に眠る、くらいしかなかった。読みたい本を読みたいときに自分のペースで読むのが一番です。

ゆい奈ちゃんのインスタとかで、西加奈子さんの『くもをさがす』のプルーフを読んでいたのを見て、しかもゴリ推し

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自由気ままな猫にだって友達おるんやし

自由気ままな猫にだって友達おるんやし

三月。下手したら日記が月一の投稿になってしまいそうなので、気を改めて書いていきたいな、と思いつつも、なかなか書けない日々。読めない日々にもなりつつある。
なんでこんな一日終わるん早いんだろうか、と不思議に思いつつふっと意識が飛んでいって眠っている。数年前は睡眠導入剤を飲まないと眠れなかった上に眠っても二時間おきとかに目覚めていたのに今や全くそんなことはなく。ありがたいことではあるけれど、いかんせん

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生活には〆切がなくて「ずっと」がある

生活には〆切がなくて「ずっと」がある

 新年明けておめでとうございましたね、皆さん、一月があっという間に終わってしまいそうな予感しかなく、こんなに毎日終わるのが早くていいのだろうかと不安になる時があります。慌ただしく過ぎる中で、少しでも笑っていられたらいいなと思って過ごしているけど、時々ほんとうに笑うだけで終わっちゃう時があって、記憶がそれ以外ない日があります。ちゃんと仕事してたし、家事してたし、生きていたとは思うのだけど、読書はでき

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あの窓から入る光を美しいと思う1日目

あの窓から入る光を美しいと思う1日目

引っ越しをした。

これが12月の一番大きな出来事で、本当は年始から住み始めるつもりだったのだけど、わざわざ年末年始にバタバタしなくてもいいよね、となり、仕事終わりや休みの日などを使って少しずつ私の荷物を彼の家に運び込んでいた。

すでに私たちは週の半分くらいは一緒に過ごしていたため、それが、住む家を変えるタイミングで、じゃあもう荷物運んでこっちで一緒に暮らそうか、そうだね、そうしよう、という感じ

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見上げれば水は光になっていて

見上げれば水は光になっていて

 サウナに行きたい。

 と思い始めてからというものの、短歌つくったり小説を書いたりしながらも頭の片隅にはサウナの三文字がずっとあって、悶々としていた。
ついに昨日、「どうしても行きたい!!どうしても!!!」と気持ちが爆発してしまったので、今日、朝から行ってきた。

 そもそもサウナって『大人が入るところ』のイメージがあった。
 子どもの頃、母によく地元の小さな温泉に連れられ、母の気がすむまでサウ

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夕陽がサイドミラーに沈んでいった

夕陽がサイドミラーに沈んでいった

 ここ最近毎日眠たくってびっくりする。眠れるようになっただけありがたいんだけど、今度は眠くて仕方なくて、仮眠を取らないと夜は動けない感じ。ぐわんぐわんしちゃう。それだけちゃんと働いて、頭使っているって証拠だな〜〜。きっと。薬を飲まずに生きていけるかもしれないな、って希望もちょっと湧いてる。湧いてるだけでやめていいよとは言われていないんだけど。

 それもそのはず、ここ最近はずっと創作ばかりで、眠る

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これから通り馴れる道になる前の道

これから通り馴れる道になる前の道

 仕事が始まっている。まだ二日目。職場の駐車場が墓地と隣接しているのでそこに祖父の墓があり、見えるところにあるので、着いたら『行ってきます』と声をかけている。斜め上から見下ろすところで言ってるけれどまあ伝わっているだろうと。 
 覚えることがたくさんあっててんやわんやするけれど、教えてくれる先輩方が全員優しいので本当に嬉しい。耳が遠くなってしまっている私は冗談抜きで全集中して人の話を聞いているので

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やっとスケジュール帳の必要性が出てきたので買う

やっとスケジュール帳の必要性が出てきたので買う

 更新はまちまちだというのに、たくさんの方が読んでくださっているみたいで、ありがとうございます。相変わらず好き勝手やってて、読書もしたりしなかったりですが、変わらず本は大好きです。読めていないのにたくさん買いました。しばらくは買わずにすみそうだなあと思っていても、気づくと買っているというのを繰り返していました。そろそろ我慢しないとね。収入が今月ゼロなのに、買い物している場合ではないのだ。

 実は

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ささやかなものでも集まれば眩しい光になって

ささやかなものでも集まれば眩しい光になって

 訳もわからないくらいに眠い眠い、という衝動の波が先程まであったけれど、今日の朝やっとお迎えできた漫画『ベルリンうわの空』を読んでいたら知らぬ間に波は収まっていた。でも多分、またきちゃうなこれは…

 朝、書店の開店と同時に、取り置きしてもらっていた本を迎えに行ってきたので、朝からとても良い気分だった。柿内さんの『町でいちばんの素人』も、たまたまチラッと陳列棚を覗いたらあったので迷わず手に取った。

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夜眠らなくてはならないのは朝起きなければならない人だけ

夜眠らなくてはならないのは朝起きなければならない人だけ

 

 寝れない寝れないと考える方が余計に眠れないのでもう眠れなくてもいいやと諦めてしまうと、案外入眠できる。そして朝もちゃんと目が覚める。睡眠不足だろうがそこはどうでもいいとする。一つ学んだ。考えすぎはよくない。

 朝は『未成年』を読んだ。

 フィオーナがいかに優しい裁判官であるか、そして、難病で正当な治療を受けられずに苦しむ子どもたちのためにどれだけ救いの手を差し伸べてきたかを読むと、ます

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結末を知っているが自分のためにあえて深く思い出さない

結末を知っているが自分のためにあえて深く思い出さない

 まず、こんな時間から食べるシュークリームの背徳的な美味しさに浸りつつ日記を書いている今、月によってはこんなことをしたら大後悔してしまい、なんならリバースしてしまう時もあるというのに、今日はとても満足感で胸がいっぱいである。してはいけないことをやる、その行為が常習化することは望んでいないが、たまにやってしまっても許せるようになりたいと思う。今日みたいに。

 ごちそうさまでした。

 今日は飼い猫

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