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殺し屋ノボルのでたらめ暗殺術
「ノボルや、正しく生きるのは大事じゃ。じゃが正しいだけでは人生はつまらん。時にはでたらめに生きるべきじゃ」
「それってどうするの?」
「占いはでたらめの塊じゃ。たまにはアレに従うといい」
――
「焼きが回ったな……」
パンツ一丁で狭い台所に立ち、汚れたコップに水を注ぎながら今日見た夢をぼんやりと思い出していた。子供の頃の夢を見るなど、俺はよっぽど現実逃避したいらしい。
ロキソニンを二錠飲
戦え!スモウアーマー!
「ノコッタ!ノコッタ!」二人の野良力士が人力主義者用コンビニの強化ガラスをぶちやぶり襲撃!「アイエエエエ!」初老の男性店員は恐怖のあまりレジでうずくまる。
2050年、相撲バブルがはじけ、部屋に所属しない大量の野良力士が生まれた。2050年の相撲は30年前とは比べ物にならないほど、過酷な戦いとなり、遺伝子レベルの改造を求められた。それゆえ力士をやめても、一般人には戻れなかった。力士は生きるために
女ターザン:クリスマスパーティは危険がいっぱい!
前
今日はクリスマスパーティ!広い会場、一流シェフの料理、山のように詰まれた世界各地のフルーツ、きらめく衣装の美男美女たち。マークに連れられて来たマリアは、はじめてみた光景に心を躍らせていた。
「スゴイわ!マーク!こんなクリスマスパーティ、はじめて!」
「伯父さんは大金持ちなんだ。僕には見慣れた光景さ」
マークが得意げな顔で言うと、会場が突然暗くなり、スポットライトが壇上の一点に当たる。キレ
魔法少女応援隊!心に響け男の雄叫び
前
ゴワァアアアアアア!
ウォオオオオオオオ!
トラックほどの体格を誇る魔犬のうなり声に、男たちは肌と肌を合わせ、肩をつなぎ叫ぶ。両者一歩も引かず、火花を散らす。そんな激闘の後方で、魔法少女サオリが困惑していた。
知らない半裸のおじさんたちが、応援し始めたと思えば犠牲者が出る。そんな光景を目の当たりにしても下がらず前に出る。信じられないことの連続、ただ態勢を立て直すに機会は得た。
息を整
午後のティー劇場こどもスペシャル 茶葉を踏んだ娘
今までのあらすじ
お金持ちの家に養子にいった、わがまま娘インゲルは、親のすすめで故郷へ帰る。途中水たまりがあり、靴が汚れるのを嫌ったインゲルは、お土産にと持たされた茶葉をばらまき、その上を歩こうとする。足を茶葉に置いた瞬間、水たまりの中に引きづりこまれ、地獄まで落ちたのだった
茶葉を踏んだ娘
茶葉を踏んだ罪で
地獄に落ちた
神様に背いたインゲル
神様に背いたインゲル
地獄に落ちた
インゲルは地