人が死ぬ

柳生十兵衛がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!オーディオコメンタリー【DVD特典】

はじめに

先日、無事大好評(ほんとに大好評)の元に『柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』が完結しました。

手慰みみたいな短編はともかく、そこそこの分量の小説をマトモに書くのは人生初めてでしたが、結果的にめちゃくちゃ面白くなってしまいました!ガハハ!おれはすごい!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054902464145

マジメな話、品質や完成度はと

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ポスト・クレジット・シーン【柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!】

地獄。

柳生十兵衛は目を覚ました。

彼の周りを、同じように地獄に落ちた先達の亡者たちが取り囲んでいる。

十兵衛は起き上がると亡者たちには目もくれず、近くにあるピラミッド状の墳墓に上り始める。

「新入りか」

「可愛い口だ」

亡者が彼を見て嘲笑う。

十兵衛は振り返り、亡者たちに告げる。

「俺は柳生十兵衛だ。覚えておけ、お前たちのボスだ」

亡者たちが怒りに顔を歪める。

十兵衛は気にせ

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最終話 町田軍団大勝利!希望の未来へレディ・ゴーッ!!【柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!】

(これまでのあらすじ:最終局面。決着を付けろ)

柳生十兵衛がやって来る。

十兵衛は歩きながら無造作に腰の二刀を引き抜く。

左手には邪刀・武利裏暗刀。

そして右手の刀を引き抜いた瞬間、瘴気が周囲を覆う。

これこそが彼の真の愛刀。狂刀・亜露頑刀である。

十兵衛は構えも取らず、ただゆっくりとマサに向かって歩いてくる。

十兵衛の方が遥かに大柄である。剣気による間合いの伸びを考慮せず、ただ手足

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【最新小説review】『柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』第十話「柳生十兵衛がやって来る」

『バーフバリ』しかり『進撃の巨人』しかり『ジャイアントロボ 地球が静止する日』しかり、世の中の優れた大巨編は冒頭の数百文字や数分間、第一話に全てのエッセンスが含まれていることが多い。

町田市を舞台にした世界初の小説である『柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』もご多分に漏れずその要素を含み、さりげないセリフの応酬やキャラクターの端々からプロト版も含めた「死都町田ユニバース」を形成しているこ

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ゴッド・ブレス・ユー
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第十話 柳生十兵衛がやって来る 【柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!】

(これまでのあらすじ:柳生ベイダーとウォーモンガーたみ子は柳生十兵衛に敗れた。十兵衛は西、神奈川へと走る。マサも西、十兵衛へと走る)

柳生ベイダーは命を賭して、自分の作戦を信じて柳生十兵衛に向かってくれた。ウォーモンガーたみ子はあれほど不甲斐ないところを見せた己のために、あの邪悪生物にたった一人で対峙してくれた。

マサの胸中に、彼らの戦いを無駄にできないという想いがこみ上げる。これまでの人生の

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刀を亡くした侍に、鉛弾の祝福を。 (トレモズAct.2)おまとめ版 #AKBDC

[←目次]

 シトリとトゥは荒事専門のよろず屋で、トレンチコートのサムライと、モッズコートの格闘家のコンビだ。サムライのほうがシトリ、武道家のほうがトゥ。彼らはいつも同じバーにいて、依頼がくるまで酒を飲んでいる──

プロローグ

 入り口のベルが鳴ったとき、店にはシトリしかいなかった。

 シトリはいつものように、カリラを飲みながらうつらうつらとしていた。ベルの音に目を開け、ツカツカと近づいて

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🍑🍑🍑🍑
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第九話Bパート アイアンボディ・アイアンハート 【柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!】

(これまでのあらすじ:柳生ベイダーは十兵衛に斬られ、百手のマサは十兵衛に立ち向かう決心を固める。十兵衛を追う彼の元に懐かしい声、ウォーモンガーたみ子の声が届いた)

高速移動するウォーモンガーたみ子の視界に十兵衛が映った。

まだ豆粒ほどのサイズだが、彼女の右目に装着された戦術バイザーが、十兵衛までの距離・角度・そして最適な弾道を瞬時に表示する。

「まずは挨拶代わりに…景気良くバァーッとな!!」

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第九話Aパート 燃えよ柳生ベイダー【柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!】

(これまでのあらすじ:町田四英傑による十兵衛暗殺作戦が始まった。百手のマサの作戦が奏功し、柳生ベイダーの刃は十兵衛に向かう。しかし、その刃は十兵衛の肉を断つ前に阻まれた…メタル十兵衛!)

「十兵衛さまのメタル・フォーム、いつぶりに見るや」

「十兵衛さまがあの技を究められたのは、あの忌子がお家を放逐されてからの事だから、奴が知らぬのも無理はござらぬな」

「血を好む戦闘狂、なれどそれはそれとして

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第八話 【柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!】

(これまでのあらすじ:百手のマサと悪夢堂轟轟丸の長い夜は終わった。朝日が登り、柳生十兵衛は町田を出ようとしている)

次元ポータルが開いた。二兆億利休が現れる。

特攻服に包まれた悪夢堂轟轟丸の亡骸を見て、利休は言った。

「そちらは…終わったようだの。マサ、放送は聴いたな。すまぬが休んでいるヒマはないぞ」

マサは頷いた。ポータルを通る。

町田の中心部、日向山公園の高台に柳生ベイダーとマダム・

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第七話 ともだち【柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!】

(これまでのあらすじ:百手のマサ、二兆億利休、マダム・ストラテジーヴァリウス、柳生ベイダー。四人の英傑は打倒十兵衛のための同盟を結ぶ。十兵衛暗殺作戦開始までのわずかな残り時間で悪夢堂轟轟丸の元に向かおうとするマサは、彼が率いる暴走族・霊義怨の二千万人は全て轟轟丸一人のイマジナリーフレンドだと知らされる)

「馬鹿な…!」

叫び声がマサの口から漏れた。

「イマジナリーフレンド…あれほどの数の実体

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