当麻 あい

一応、フリーライターです。 イラスト、小説、etc。オールラウンダー。うつ/ASD/ADHD こちらでも連載してます。なろう https://mypage.syosetu.com/2449092/  エブリスタ https://estar.jp/users/704819799

当麻 あい

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    マガジン

    • 天地伝

      逢魔伝シリーズ第二弾です。 天狗のタイマと、鬼の八枯れ(やつがれ)が、あの世から、明治大正時代へ転生。 現代の妖怪架空伝記です。 シリーズものですが、独立して楽しんでいただけます。

    • 小説note

      noteで書いた文章をここにまとめてます。

    • 写真、絵note

      写真とか、文章以外をまとめています。

    • みんなの文化(曳航の足跡)NO'7

      みんなの文化7部目に入ります。 大体、1000~1500記事くらいで、次号へ向かいます。 あなたの曳航を残して。

    • 逢魔伝

      奇想天外の幻想、妖怪小説です。 連載物ですが、のんびりおつきあいいただけたら、と思います。 短編をつなげたものですので、どこからでもお楽しみいただけます。お気軽にどうぞ^^

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    固定された記事

    【企画】小説の挿絵募集します。

    ※表紙のイラストは投稿者様の作品をランダムに表示してゆきます。 えー、題名の通りです。笑。 企画を立てたの初めてなんですが、だいぶゆるい内容なので、様々な方にご参加いただけたら、と思います。 現在、連載させていただいております、小説『逢魔伝』の挿絵、描いてやってもいいよ、という奇特な方、いらっしゃいましたら、是非、企画へご参加いただけたら、と思います。 ルール的なもの ※noteアカウントを持っている、あるいは作っている人 1、小説は読んでも、読まなくてもご参加いた

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      • 天地伝(てんちでん) 3-4

        ←前へ  次へ→     四  登紀子が八つを迎えるころには、体の状態も落ち着いてくるようになった。時折、全身が熱くなるようだが、発熱にまでは至らず、ようやく床に伏しっぱなしだった生活を、脱することができた。だが天狗の力が、体になじむと同時に、登紀子にも妙な力が宿るようになった。  それは、突然だった。わしが縁側で丸くなり、眠っている時だ。陽も沈みかけ、池の周りに並ぶ縁石をだいだいの光が照らしていた。夜虫が、草むらを跳ねながら、軒下に入り込むと「あの子が、帰って来るよ」と

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        • 天地伝(てんちでん) 3-3

          ←前へ  次へ→     三  「頭がおかしいにも程があるぞ」  「なぜ」  「なぜだと?」  わしは吐き捨てるように言った。ぐっと、上体を起こして前傾になる。声が震えていた。  「妖怪が人間と契約を交わすなど、あってはならん。本来なら、奴らを惑わし、こちらが魂を喰う代償に、ほんの少し手助けをしてやるんだぞ。それをまさか、貴様から、人と契約を結んだと言うのか?」  タイマは、何だわかっているじゃないか、と言ってへらへらとしていた。その悠々とした様が、より一層わしを苛立たせ

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          • 【企画参加】わたしの好きなスーパー

            ※企画に参加させていただきます! あやしもさんが参加してたから、わたしもかきたーい!(笑)  さて、ADHDを持っている私の一番苦手なものが、「買い物」なんですよ。 だけど、日常の買い物はやらなきゃいけない。 そんな私に迫られた選択肢は、「ネットスーパー」です。はい。 ヘビーユーザーなんです。(笑) どこのスーパーさんも、ネットスーパーやってくれていますが、個人的に大好きなのは、「ダイエー、イーオンネットスーパー」様! 安くて良いものを、を地で行くスーパー。 配達の方も丁

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          • 逢魔伝
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          • #みんなの文化(曳航の足あと)No.5
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            ラインもツイッターも、風船飛ばしよる。

            ダイエット中なんですが、旦那がケーキアソート買ってきちゃったから、ちまちまたべています。 ねえ。痩せる気ある? 痩せますとも。はい。

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            天地伝(てんちでん) 3-2

            ←前へ  次へ→     二  登紀子が五つを迎えるころ、原因不明の発熱を起こした。  咳や鼻水などは出ないので、おそらく風邪の類ではないのだろうが、熱を出した時は、しばらく床に伏せってしまう。そのため、守役のわしは座敷を一日中、離れることができなかった。こんな時は、特に思う。人は弱い。  熱に浮かされている時の登紀子は、苦しそうだった。脂汗を額に浮かべ、息も絶え絶えに、目をうるませている。焦点の合わない双眸は、ぼんやりと天井を見上げ、時折、わしの顔をとらえては「やつ」と

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            天地伝(てんちでん) 3-1

            ←前へ  次へ→ 目次 第一章 第二章 第三章 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 第四章 あとがき    第三章     一  由紀が、登紀子を生んだ夜のことはいまでもよく覚えている。  月のない夜だ。その日はやけに、空が荒れていた。すでに秋支度を済ませた枯れ木を、右へ左へとゆさぶり、横倒しにするのではないかと思うほどの強い風が、激しく戸を叩いていた。  座敷の奥で産婆を迎え、いまかいまかと赤ん坊の誕生を待ち望んでいる

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            今日、誕生日なんですが、旦那が朝一でLINEしてきました。 隣に居るのにね……( ̄▽ ̄) てな訳で、おめでとうわたし(笑)

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            「天地伝」二章分、全部上げ終わりました。 ひとまず、これで半分終了です。 三章から最終章にかけては、スピード感満載に駆け抜けます。 よろしくお願いします。

            天地伝(てんちでん) 2-18

            ←前へ  次へ→     十八  庭に降り立ってすぐ、白い頭が目に入った。縁側に腰かけている男は楓の木から視線を下して、相変わらずの快活な笑みを浮かべる。  「やあ、八枯れ」  それに軽く尾を振って応え、池の縁石を飛び越えると、縁側の上に飛び上った。隣に坐して、ようやく息をつく。  燃え残った炉の匂い、鈴虫の鳴く声と合わせて、時折、庭の木々がゆるやかに葉をこすらせ、風のあることを知らせる。なつかしさがこみあげてくる。不思議なものだ。  「ずいぶん早起きだな。まだ夜明け前だ

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            天地伝(てんちでん) 2-17

            ←前へ  次へ→     十七  「お犬さまは、死なのでございますか」  口にくわえていた狸がそんなことを言った。わしは苦笑を浮かべ「死ではないが、生でもあるまい」と、低くつぶやいた。  「死は、それを忘れた者の命を、奪うのでございます」  「それならわしは、とうに生を奪われているはずじゃ」そう言って着地すると、地面にくわえていた狸を転がした。「去れ。どこへなりと行くが良い」  狸は目を瞬かせ、しばらく逡巡したのち、口を開いた。  「でも、お犬さま。どこへ行こうと、同じで

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            天地伝(てんちでん) 2-16

            ←前へ  次へ→     十六  「もう少しですよって。我慢してください」  「何を言っているんだ、貴様は」  こんな時でさえも、飄々とした態度を崩さない東堂に、苛立ちは募ってゆく。低くうなり、体をばたつかせるが、案外と奴の押さえる腕の力は強い。わしの頭を押さえて、ため息をついた。  「冷静になりや。下手なことしたら、君もやられてまう。僕は凡夫やさかい、君がつかまってもすぐには助けられんよって」  「ふざけるなよ」  東堂の手を振り払い、毛を逆立ててうなった。  「良いか

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            天地伝(てんちでん) 2-15

            ←前へ  次へ→     十五  「結局、あいつは何をしに来たんだ」  深夜、わしと東堂は町外れにある祠を目指して、歩いていた。天心に登る月明かりを頼りに、川沿いを下って行く。白い息を吐き出しながら、つぶやいたわしの言葉に、東堂は茶色い角刈りをなでながら、苦笑を浮かべた。  「おそらく旦那は、待ってはるんや」  「何をだ」  そう言って怪訝そうに顔を上げると、東堂はわしをちら、と見下ろした。  「自分から帰ってくることを、ですわ」  灰色の双眸を細め、頬にえくぼを刻む。そ

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            天地伝(てんちでん) 2-14

            ←前へ  次へ→     十四  老朽化している板が、ぎしぎしと軋んだ。階段を降りて来たのは東堂だ。焼け焦げた二階の部屋を見てきたのか、ははあ、と言って肩を落としていた。  「勘弁してもらいたいわあ。なんぼする思うてんの」そう言って座敷に上がると、瑠璃色の座卓の前にしゃがみこんで肩を鳴らした。大通りから店に入って来たタイマが、戸をぴしゃりと閉めて、鍵までかけた。  「今日はもう休業にすべきだ。軒先に休みの札を立てといたよ」  「勝手に、店をたたまんで欲しいなあ」  東堂は

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            天地伝(てんちでん) 2-13

            ←前へ  次へ→     十三  「おい、こんなそばで事が起こっているんだ。見ないフリは無いんじゃないか?」  そう言って、タイマはわしの頭をつかみ、玄関の方へ無理矢理、顔を向けさせた。わしはそれに抗いつつも、じょじょに視界の端に厄介なものが、入りこんでくるのを防ぐことができなかった。  先に外へ出た東堂の足が、戸口の向こうに見えた。その足元には、女が横たわっていた。若い娘だ。おそらくタイマと同じか、それ以下だろう。娘は、傷だらけで着物も汚れていたが、かろうじて意識は保っ

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            天地伝(てんちでん) 2-12

            ←前へ  次へ→     十二  しばらくの沈黙のあと、タイマは勝手に淹れたのだろう、茶をすすっていた。白い湯呑を、琉璃色の座卓の上に置いて、背を向けて丸くなっていたわしの背中に触れた。そうしてなぜか、小さなため息をついていた。 ちらと視線を向けて、タイマの鋭い双眸を見つめる。白い頬は色つやもよく、白髪も相変わらず痛みを見せず、さらさらと流れていた。その顔に快活な笑みを浮かべて、頬づえをついていた。  「もう逃げないのか」  そう言ったタイマの言葉に、ムッとして目を細めた

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