逆噴射小説大賞2019

日曜日、悲しんでいるあなたが好き 目次

私と彼の半径30キロ圏内のこもごも

マロンパイ

ボタンチャレンジ

わたしはあなたにふさわしい

思い出すこと

私と似ている誰か、誰かと似ている私

ゴー・ノース

ヘッダー:NeONBRAND@Unsplash

用語集

原子プリンター
物質を原子のインクから組み立てる。これにより農業や畜産は縮小し、ハンドメイド製の野菜や肉類などの食材は高級品になった。
余談だがこれを書いているときに、

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己の人生をすこれ
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【よみがえる遺産】 アフリカの疾風

シンデレラのような方からバトンが回ってきました。

それでは、一番読まれたnoteを公開します。

ケニアのライキピアのとある家の朝5時。
ジョンソンは、父親のお祈りを受けて20キロ先の小学校へと走って行く。
小山を駆け上がりその先のサバンナの平原を見る。
そして平原を駆ける。

ジョンソンの行方に現れたのはキリンの群れ、
その長い首が遠くからもわかった。
ジョンソンは、走る速度を上げた。このあた

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(。・_・)♪
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【蓼、パンを食う】 Chapter 3

「暑いな。」

「夏だからな。駅のプラットフォームなんか最低だ。」

俺たちは東京駅で新幹線を待っていた。アボカドでも実りそうな熱気と湿度を肌に感じる。お気に入りのガラスのコップに身を浸していた蓼はぐったりと文字通り項垂れるような格好だ。

「暑いな。」

「夏だからな。東京の夏だ。室内は快適で外は室内の快適さと引き換えに暑さ上乗せだ。」

「空が低いからさ。だからこんなに暑いんだ。もっと空が高け

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消化されてたまるか!
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【蓼、パンを食う】 Chapter 2

「研究所?」

「そうだよ。私は研究所にいた。研究所で蓼として育てられたんだ。それがうっかり排水口から流れてしまって川沿いにたどり着いたところを収穫された。」

「で、あの日の鮎料理屋に。」

「そんなところさ。」

「で、博士ってのは?」

「博士は博士だよ。イメージ通りの白髪頭の男さ。風呂に入ったり入らなかったり集中しすぎて研究の最中に気を失ったり。少し変わってる。想像したイメージからは変わら

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消化されてたまるか!
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【蓼、パンを食う】 Chapter 1

※本作品は【逆噴射小説大賞2019】応募作品に加筆したものです。

台所から聞こえるカサカサとした音で目を覚ました。

幾分飲みすぎたか、だがたしかに音がする。

仁志は足音を消して、恐る恐る台所へ向かう。

台所に着き、ひと呼吸おいて、声を出す

「だれか、いるのか」

数秒の沈黙の後、落ち着いた声がした

「いるよ」

壁のスイッチを上げ、明かりをつける。誰もいない

「だれだ!どこだ!」

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大当たり〜〜〜〜〜〜!
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「ジョー・レアルの生首」完結 おれい&あとがき(ネタバレなし)

 2019年10月16日に、冒頭800字の面白さだけで勝負する「逆噴射小説大賞2019」に応募。

 同年11月2日からその「冒頭」より連載をはじめ、丸3ヶ月を経て、2020年2月4日。

「106つ、または107つ、ないし108つのジョー・レアルの生首」 

 無事、完全完結いたしました。  

 中学生の時に原稿用紙100枚(34000字くらい?)の愚にもつかぬ中編を3ヶ月ほどかけてコリコリ書

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(∩・ω・)∩  ヒャッホー
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【作品予告】 #逆噴射小説大賞2019 の続きよ

Clione presents

忘れたフリをしてきた
冒険の日々へ

☕︎☕︎☕︎

一緒に来てくれて嬉しかったよ

おぼえてるよ 水をくれたんだ 君が

嬉しかった

勝手に部屋入って ごめんな

本当に楽しい数日間だった

パン おいしかったよ

ありがとう

世界で一番小さな革命のお話
(長良川近辺 道の駅での街頭インタビューより)

大好きな香水をつけて街に出るより、刺激的、かつ、ドラマ

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消化されてたまるか!
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Just drink it up baby

 冬、吹雪の夜。猟師小屋のなかで、二人の女性が暖炉の前に毛布を掛けて座っていた。

「その患者がは下半身がやけに太っているなと思って、彼女を掛けていた毛布を剥かしたら、なんと、彼女の下半身は二本の足の代わりに、鱗に覆われた鰭肢がありました。彼女はマーメイドだったんです」

 ぱちっ、暖炉に中で火花が跳ねた。

「『ここでの事は秘密にしてくれますよね?』と彼女が言いました。『もちろんです』と私は答え

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雑記:第2回逆噴射小説大賞が齎した示唆

【冒頭】

どうも、slaughtercultです。近頃は執筆が滞っていますが一応生きてます。
2日後に控えた『取材旅行』の行程立案に、一応の目途が立って一安心。
そこで、数日前に結果発表された第2回逆噴射小説大賞の結果を少しばかり振り返り、私自身の物語ズムについて改めて思案してみようか、などと。

本部からの報告は上記に。為になる有志の考察も以下に添えておきますね。

残念なことに私の知的センス

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銃には弾が入っている。不用意に引き金に触らぬよう注意!
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逆噴射小説大賞の結果について

 おれの事は摩部甲介と呼んでくれ。増長した結果、こうやってガチガチキーボードを叩いている。
 ストロングゼロを1リットル飲んでいるところだから、わけのわからないことを書くと思う。ブコウスキーもビールを飲みながら書いたそうだぜ。
 本題。
 先日、逆噴射小説大賞が発表された。

 おれはツイッター巡回中にそれを知り、来て見れば通知欄に「自分の作品が話題です」と、明かりが灯っていた。
 馬鹿なことを考

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ありがとよ
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