泳ぐように生きる
宮下奈都さんの「遠くの声に耳を澄ませて」の短編に、目を見て、脈を触っただけで不調がわかるという台湾の医者の話がでてきた。
身体がムズムズするので、診てもらおうと、思い立ち出向いた主人公。
でも、そこで、簡単な日本語で通訳されて言われた言葉は
ナニを流すの?となる主人公。
自分を責めていたもの。
自分が思い込んでいたもの。
自分のせいだと思っていたもの。
でも、よくみて。
自分には何も関係ないよ。
あの人の機嫌が悪いのはあの人のせい。
少しずつ解き放たれていく。
私の流すべき物はなんだろう。
自分が思い込んでるものは何だろう。
流せるだろうか。
流れるままに、
ただ泳ぐように、
生きられるだろうか。
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