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その地点を、いま、歩いているのがこの私だ

大崎清夏さんのエッセイ「目をあけてごらん、離陸するから」のなかで、登山にハマっているエピソードがあった。


山が身体を疲れさせてくれる、そのやりかたが好きだ。
そうやって山は、人間が人間界
で発散させているぴりぴりした刺激性の欲のようなものを鎮めてしまう。
私みたいな欲の塊が訪ねても、歩くうちに山は余裕を奪って、次の足をどこに踏みだすかだけを考えさ せる。
踏みだしていると、意味不明な自信が湧いてくる。
私は全然だいじょうぶだ、と思える。


山にいるときは、野生動物に会えても会えなくても、いつも いつもうれしい。すれ違うひとに山を嫌いなひとがいないというだけで、そして、その山の道のその地点を、いま、歩いているのがこの私だというだけで、うれしいのだ。

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登山だけでなく、"人生"という登山も同じに感じた。

日々、私も一歩をどこに踏み出せばいいか必死だ。

そして、人生という道のその地点を、いま、歩いているのがこの私だ。

私だけが歩める道。

私が今歩んでいる道。

踏みしめよう。



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