ももた

気がつけば40代後半のおばちゃんになっていました。強迫性障害の持病があります。森田療法…

ももた

気がつけば40代後半のおばちゃんになっていました。強迫性障害の持病があります。森田療法初心者です。森田療法を通じて自分の症状を少しでも楽にすること。それを通じて誰かの辛さが少しでも楽になりますように。

記事一覧

強迫性障害の未受診期間

強迫性障害の未受診期間の平均は4.7年。 私が治療を始めたのは発症から40年…。 しばし言葉を失う…。 何故こんなにも未受診期間が長くなってしまうのか。 わたしなりに少…

ももた
5日前
3

強迫症あるある。

強迫性障害の人なら「あーあるある。」 とわかってもらえると思うけど、頭の中に人がいる。 その人が強迫観念を耳元でささやいてくる。 「本当に大丈夫か。大変なことに…

ももた
6日前
3

娘の通院

強迫性障害を娘が発症して三年。 三年間娘の部屋には入れなかったし、 娘に触ることさえできなかった。 顔に消毒液をかけられた日。 あまりの症状の苦しさに 「お母さんも…

ももた
6日前
2

捨てていいもの

捨てていいもの 自分を苦しくさせる思い込みやこだわり。 例えば 仕事の前は完全な睡眠をとらなければならない。 とか。 手に職を付けて自立しなければ幸福になれない。 …

ももた
9日前

摂食障害

私の強迫性障害が悪くなって4か月。 強迫性障害が寛解していた娘が ご飯を食べなくなった。 最近、甘いものを食べなくなって 野菜ばっかり食べていたから なんとなくおか…

ももた
11日前
1

自己紹介③

「頭の中に小人がいるの」 今から10年前。小学1年から娘は不登校になった。 自閉症スペクトラム障害 児童精神科で診断がついた。 小学校の不登校はきつい。 行くところが…

ももた
12日前
10

自己紹介➁

自己紹介の続き。 14歳から22歳まで苦しんだ摂食障害のあと。 なんとか大学を卒業した。 でも、運悪く就職氷河期。それでなくても 不安な私は例外なく就職に失敗。 一年…

ももた
13日前
9

死んではいけない

昨日は死のうと思って いろいろな手段を考えたけど 今日は友達と アイスを食べた。 こころは変わる。 きっと変わる。 だから死んではいけない。

ももた
13日前

底つき体験

「今から入院できませんか。」 9時。私は携帯を握りしめて いつものクリニックに電話した。 「入院ってどこにですか。」 受付の人の一言に我に帰る。 そうだ。どこに入院…

ももた
2週間前
1

自己紹介①

ほんとに久しぶりの投稿です。 備忘録のつもりでやっぱり続けようと思う。 自己紹介 私は40代後半のおばちゃん。 強迫性障害の持病があって地方で暮らす。 娘は中高生で二…

ももた
2週間前
11

ももたんありがとう。

保護犬としてももたが家にきて10年。 心臓に悪性の腫瘍ができたらしい。 多分あと一か月くらい。 ももたは散歩が大好きでよく山へいった。 大型の日本犬だから近所の小型…

ももた
1か月前
1

こころはかわらない

強迫性障害の悪化から三か月。 薬は三倍になった。 朝の強烈な不安感がだいぶん落ち着いた。 今日はラジオ体操をしてみる。 多分、鬱だったように思う。 鬱には「日内変…

ももた
1か月前
5

友人の事

私の友人には重い心臓病の子供がいる。 酷い重い質問をする。   「M(友人の名)は不安やろ?   その不安どうするん?」   「それを持ったまま生活するんよ。   不…

ももた
1か月前
1

人間関係

家族の事で体調を崩して三か月。 本当にいろんなものを失った。 とくに自分にあったはずのわずかな 自信。これは結構痛かった。 あと、親友だと思っていた人の 酷い言葉…

ももた
1か月前
2

楽になる

今日朝起きて、この記事を読む。 強迫性障害の薬の増量で昨日死にそうになった。 (増量時は一週間こうなる。) あー。駄目だ。死ぬんだ。 子ども達どうしよう。でも怖い…

ももた
2か月前
2

強迫性障害とがまん

昨日の生活の発見会の集団会で。 「目的本意」の生活を心がける。 ということが話題になった。 強迫観念の不安に襲われた時、 その不安をなくすことを「我慢」して 行動を…

ももた
2か月前
2
強迫性障害の未受診期間

強迫性障害の未受診期間

強迫性障害の未受診期間の平均は4.7年。
私が治療を始めたのは発症から40年…。
しばし言葉を失う…。

何故こんなにも未受診期間が長くなってしまうのか。
わたしなりに少し考えて見た。

「わかりにくい」

この一言に尽きる。
つまり
自分の生きづらさの根柢にあるもの
の正体が「わかりにくい」のだ。

特に早く発症したり、
強迫行為をあまり伴わなかったり、
女の子の場合恥ずかしいから隠してしまう。

もっとみる
強迫症あるある。

強迫症あるある。

強迫性障害の人なら「あーあるある。」

とわかってもらえると思うけど、頭の中に人がいる。

その人が強迫観念を耳元でささやいてくる。
「本当に大丈夫か。大変なことになるぞ」
こんな感じで。だから現実の世界と強迫観念で作られた世界
との境界があいまいになる。
自分が作った極端に恐怖に満ちた世界が
現実の世界の様に感じる。

本当の世界ってどんなだろう。
感覚に頼るとき、わたしはそれに触れている
と最

もっとみる
娘の通院

娘の通院

強迫性障害を娘が発症して三年。
三年間娘の部屋には入れなかったし、
娘に触ることさえできなかった。

顔に消毒液をかけられた日。
あまりの症状の苦しさに
「お母さんもう殺してよ!」
と言われた日。救急車を呼ぼうとした日。

いろいろあったけど、
最近は寛解してきた。久しぶりに娘に触れるように
なったけど、ここ数ヶ月の私の症状の悪化につられて
彼女も不安定になっている。
今日は通院でフルボキサミンマ

もっとみる
捨てていいもの

捨てていいもの

捨てていいもの
自分を苦しくさせる思い込みやこだわり。

例えば
仕事の前は完全な睡眠をとらなければならない。
とか。
手に職を付けて自立しなければ幸福になれない。
とか。
子どもがいないと幸せでない。
とか。
人生はなにか成し遂げてこそ幸福だ。
とか。
いつも完全に不安ない状態でいなければならない。
とか。

わたしはこうした思い込みやこだわり
によって「本当の私」「ありのままの自分」
をいじめ

もっとみる
摂食障害

摂食障害

私の強迫性障害が悪くなって4か月。
強迫性障害が寛解していた娘が
ご飯を食べなくなった。

最近、甘いものを食べなくなって
野菜ばっかり食べていたから
なんとなくおかしいと思っていた。

わたしも14歳から6年間
摂食障害だった。
毎晩、夕飯をお風呂で吐いて
家族が寝静まった後、
冷蔵庫をあさった。
不思議なことに6年間
父も母も気づいてはくれず
体重は36キロまで落ちた。

さっき、父に電話する

もっとみる
自己紹介③

自己紹介③

「頭の中に小人がいるの」
今から10年前。小学1年から娘は不登校になった。

自閉症スペクトラム障害
児童精神科で診断がついた。
小学校の不登校はきつい。
行くところがないからだ。
特に地方は。

とにかく色々連れて行って、なんとか小学校を卒業。
中学校になった娘がある日懸命に何かを洗っていた。

その日の後ろ姿を忘れない。
彼女は必死の形相で手を洗っていたのだ。
中学2年の夏。娘は強迫性障害と診

もっとみる
自己紹介➁

自己紹介➁

自己紹介の続き。

14歳から22歳まで苦しんだ摂食障害のあと。
なんとか大学を卒業した。

でも、運悪く就職氷河期。それでなくても
不安な私は例外なく就職に失敗。
一年働いたあと、当時付き合っていた
今の主人と結婚した。

そのあとなにを思ったのか税理士試験に五年
挑みまたまた失敗…。(失敗多いなあ)
今思えば「税理士にならなければならない」
という強迫観念だったように思う。

周りにすすめられ

もっとみる
死んではいけない

死んではいけない

昨日は死のうと思って
いろいろな手段を考えたけど
今日は友達と
アイスを食べた。

こころは変わる。
きっと変わる。

だから死んではいけない。

底つき体験

底つき体験

「今から入院できませんか。」
9時。私は携帯を握りしめて
いつものクリニックに電話した。

「入院ってどこにですか。」
受付の人の一言に我に帰る。
そうだ。どこに入院すればよいのだろう。
わたしはどこに入院すれば今の苦しさ
から逃れられるのだろう。

持病の強迫性障害が
三月の末のある出来事で悪化した。
主人の仕事が気になって気になって
たまらなくなったのだ。つまり、主人が
強迫の対象になった。

もっとみる
自己紹介①

自己紹介①

ほんとに久しぶりの投稿です。
備忘録のつもりでやっぱり続けようと思う。

自己紹介
私は40代後半のおばちゃん。
強迫性障害の持病があって地方で暮らす。
娘は中高生で二人。
わけあって専業主婦。

強迫性障害をはじめて自覚したのは
6歳。当時はシールでついていた値札を
貼りなおして遊んでいたらお店の人に見つかって
母に酷く怒られた。多分「警察に捕まるよ」って。
それ以来6年間、いつ警察に捕まるか恐

もっとみる
ももたんありがとう。

ももたんありがとう。

保護犬としてももたが家にきて10年。
心臓に悪性の腫瘍ができたらしい。
多分あと一か月くらい。

ももたは散歩が大好きでよく山へいった。
大型の日本犬だから近所の小型犬をかんで
何度も謝りに行った。
一週間前まで普通に過ごしていたから
信じられないけど、しょうがない。

最近、いろいろあっていろいろ思う。
今日は普通にできていたことが
明日もできるとは限らない。
今日楽しく会話した人も
もう会うこ

もっとみる

こころはかわらない

強迫性障害の悪化から三か月。
薬は三倍になった。

朝の強烈な不安感がだいぶん落ち着いた。
今日はラジオ体操をしてみる。

多分、鬱だったように思う。
鬱には「日内変動」というのがあるらしい。

私も午後から夕方、夜にかけて
とても楽になる。

鬱は朝の状態を基準にするといいらしい。

こころはなかなか変わらない。
不安でも苦しくてもとりあえず
行動する。
洗濯をする。花に水をやる。
犬の散歩をす

もっとみる
友人の事

友人の事

私の友人には重い心臓病の子供がいる。

酷い重い質問をする。
 
「M(友人の名)は不安やろ?
  その不安どうするん?」
 
「それを持ったまま生活するんよ。
  不安でも洗濯はあるし、食事もつくる。」

「その日(子供が亡くなる日)が来たら
  どうするん?」

「その時は、はからって大騒ぎして苦しむんよ。
 苦しんで、苦しんで、苦しむんよ。
 それが人間やろ?」

Mはそういってピアノを弾き

もっとみる
人間関係

人間関係

家族の事で体調を崩して三か月。

本当にいろんなものを失った。
とくに自分にあったはずのわずかな
自信。これは結構痛かった。

あと、親友だと思っていた人の
酷い言葉。うん。これも結構痛い。

無理して付き合っていたサークル活動。
綺麗な恰好して若作りして痛かったなあ。わたし。

でも、得たものもある。

同じ病気で苦しむ人たちとの会。
今の私の心の支えだ。
みんな自分も苦しいのに本当に優しい。

もっとみる
楽になる

楽になる

今日朝起きて、この記事を読む。

強迫性障害の薬の増量で昨日死にそうになった。
(増量時は一週間こうなる。)
あー。駄目だ。死ぬんだ。
子ども達どうしよう。でも怖い。死ぬの怖い。

その後頓服のんで落ち着いた。
夕方には上の子の進路の相談に乗って
夕飯をなんとか作って、今日もこうして
生きている。
ここまで落ちたら、なんだか
いろんなことがどうでもよくなってくる。
とりあえずただ生きよう。
いまま

もっとみる
強迫性障害とがまん

強迫性障害とがまん

昨日の生活の発見会の集団会で。
「目的本意」の生活を心がける。
ということが話題になった。

強迫観念の不安に襲われた時、
その不安をなくすことを「我慢」して
行動をするということだ。

そのとき「何が何でも我慢する。」
というのではなく、ほんの少し我慢して
次の行動に移ればいいらしい。
私は「何が何でも完ぺきに我慢する!」
でいつも失敗してしまう。
確認行為を二回でやめる。
本当はずっと確認した

もっとみる