見出し画像

自己紹介③

「頭の中に小人がいるの」
今から10年前。小学1年から娘は不登校になった。

自閉症スペクトラム障害
児童精神科で診断がついた。
小学校の不登校はきつい。
行くところがないからだ。
特に地方は。

とにかく色々連れて行って、なんとか小学校を卒業。
中学校になった娘がある日懸命に何かを洗っていた。

その日の後ろ姿を忘れない。
彼女は必死の形相で手を洗っていたのだ。
中学2年の夏。娘は強迫性障害と診断された。

その時やっとわたしは知った。
私をこんなに長い間苦しめたものの正体を。
私の生きづらさは、母の不適切な養育のみではない。
いや、母もその母もおそらくはこの病を
持っていたのではないか。
発症から40年。娘の病気によってようやく私は
強迫性障害の診断をうけ
フルボキサミンマイレンによる治療を
始める。

そして今、娘の病はほとんど寛解した。
投薬が早かったからだ。
一方私は、今もこうして苦しみ続けている。
しかし、この病気をこうやって誰かに伝えることで
ひとりでも早く治療に結びついてくれたなら。
そう願ってこれを書き続けたい。

よんでくださってありがとうございます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?