「俺のこと、好きじゃないの?」 そう聞かれて、私は何も答えることが出来なかった。何も考えずに好きだと言えたらいいのに、何かが喉につっかえて声が出ない。 「も…
皆さん、こんにちは。 エブリスタの方で小説アップしました☺️ コンテストに参加するために 書いたものではなかったんですが、 何となくお題と合ったので 少し書き換え…
【第九話】 それから春香は、今後のことについて考えた。そしてその三日後、春香は八代さんをこの前、距離を置こうと言われた公園に呼び出した。出張帰りの八代さんは、…
【第八話】 ずっと仕事を休むわけにもいかないので、その次の日から会社へと行った。何故行こうかと思ったかというと、綾子から八代さんが長期出張に出たという話を聞い…
【第七話】 「すいません。体調が悪いんで、休ませてください」 そう言って、春香は会社に電話をかけた。八代さんから距離を置こうと言われてから三日が経っていた。一…
【第六話】 八代拓也は、仕事に追われていた。今日も残業決定だろう。忙しいのは繁忙期だから仕方ない。はぁと少しため息をついた後、パソコンへと向かう。 「八代! …
【第五話】 その足で春香は、バーへと向かった。バーの扉を開くと、マスターの姿があって少し安心した。 「お前、また来たのかよ、ていうか開店前なんですけど!」 「…
【第四話】 それから春香は、飲めないお酒を浴びるように飲んだ。他にお客さんがいなくてよかった。おかげでこのベロベロに酔っ払った姿を誰にも晒さずに済んだ。 「お…
【第三話】 八代さんが目をまん丸とさせて、春香を見る。勢いで告白してしまった。何をやっているのだろうと慌てて春香は言う。 「すいません! 今のは、その、忘れて…
【第二話】 それからの春香の生活は散々だった。朝起きて、会社へと向かう。帰ってきてご飯を食べて、お風呂に入って寝る。ただその繰り返しで毎日が過ぎていく。今まで…
【第一話】 人生は選択の連続だ。その選択を一つでも間違えれば、人生は思わぬ方向へと向かう。でも、その選択が正しいのか、間違っているのか誰も教えてはくれない。そ…
皆さん、こんにちは。 またもや宣伝だけで顔を出してしまいました。 エブリスタさんの方でお話を書きました。 以下あらすじ↓ 大学二年生の中森洋介が、ある日バイトに…
皆さん、こんにちは。 早速ですが、この前ちらっとアカウントを 作りますなんて言ってた件…… サブアカ作りました! こちらがサブアカになります! 出来立てほやほや…
お久しぶりです。 お久しぶり過ぎてnoteの書き方も忘れてしまいました。 そんな私ですが、久しぶりに短編を エブリスタさんで書きました。 宣伝だけで現れてなんだよっ…
夜もすっかり更けた頃、玄関のドアが開く音が聞こえる。彼は音を立てずに寝室へと入ってきた。しかし、枕元の灯りを見て驚いた様子。 「まだ起きてたの?」 「明日休みだ…
もうすぐ今日が終わってしまう。 今日を生きたという爪痕を残そうともがくけど 結局何も出来なかった。 一生このままなのだろうか。 何事もなく過ぎていく日々が 私に…
岡田 夢生
2023年8月22日 16:37
「俺のこと、好きじゃないの?」 そう聞かれて、私は何も答えることが出来なかった。何も考えずに好きだと言えたらいいのに、何かが喉につっかえて声が出ない。 「もういいよ」 俺たち、別れようと言われて、彼は部屋を出ていった。 何も感じない私はおかしいのだろうか? でも、この答えは簡単。 「私はきっと貴方のこと、そんなに好きじゃなかった」 じゃ何故付き合ったのか?
2023年7月17日 23:48
皆さん、こんにちは。エブリスタの方で小説アップしました☺️コンテストに参加するために書いたものではなかったんですが、何となくお題と合ったので少し書き換えて更新しました。締切ギリギリ間に合いました。もう半分諦めてました。本当に締切ギリギリの癖直したい。でもずっとこうして生きてきたのでなかなか難しいですよね。誰かにおしり叩かれないと動けない人間です。あ、これは完
2023年7月8日 20:18
【第九話】 それから春香は、今後のことについて考えた。そしてその三日後、春香は八代さんをこの前、距離を置こうと言われた公園に呼び出した。出張帰りの八代さんは、不思議そうに春香を見つめている。「天野さんと別れて、私と結婚してください」 春香がそう言うと、八代さんは明らかに困った顔をする。八代さんは本当に分かりやすい。まぁ分かりやすいのはお互い様かと、冷静に春香は八代さんのことを見ていた。
2023年7月7日 16:32
【第八話】 ずっと仕事を休むわけにもいかないので、その次の日から会社へと行った。何故行こうかと思ったかというと、綾子から八代さんが長期出張に出たという話を聞いたからだった。本当にいい同期を持ったと思う。「ありがとうね。綾子」 そう言うと、あまりそんなこと言わないでと少し照れた様子だった。綾子はツンデレなんだと思うと凄く可愛く見えた。そんな綾子にお弁当箱を差し出す。「お礼にお弁当作っ
2023年7月7日 16:20
【第七話】「すいません。体調が悪いんで、休ませてください」 そう言って、春香は会社に電話をかけた。八代さんから距離を置こうと言われてから三日が経っていた。一向に仕事に行く気になれず、会社に電話をかけて、そのまま朝からビールを飲み始めた。 元はと言えばマスターからキスをされて、バーに行きづらくなった。だからといって八代さんを誘ったのがいけなかった。何故八代さんとマスターを会わせてしまった
2023年7月6日 16:19
【第六話】 八代拓也は、仕事に追われていた。今日も残業決定だろう。忙しいのは繁忙期だから仕方ない。はぁと少しため息をついた後、パソコンへと向かう。「八代! この資料、ここ間違ってるぞ」 上司に言われて、資料を受け取る。「すいません。すぐ修正します」 忙しいからか会社の雰囲気もピリピリしている。拓也はこの雰囲気が嫌いだ。まぁ誰も好きではないとは思うが、出来れば今すぐにでも事務所を
2023年7月6日 16:13
【第五話】 その足で春香は、バーへと向かった。バーの扉を開くと、マスターの姿があって少し安心した。「お前、また来たのかよ、ていうか開店前なんですけど!」「今日は飲みたい気分なの」「どんな迷惑な客だよ」 マスターは開店準備をしながらも、春香の方を向く。「マスター、強いお酒ちょうだい!」「嫌だ、また俺が送らなきゃいけなくなるだろ?」「マスターなら送ってくれるでしょ?」
2023年7月5日 16:04
【第四話】 それから春香は、飲めないお酒を浴びるように飲んだ。他にお客さんがいなくてよかった。おかげでこのベロベロに酔っ払った姿を誰にも晒さずに済んだ。「お前、飲みすぎだって」「だって、マスターがあんなこと言うからですよー」「俺はお前に忠告してるんだよ」「分かりましたよー! それはー! 何回も聞きましたー!」 酔っ払っている状態の春香を見て、マスターはふっと鼻で笑った。
2023年7月5日 15:58
【第三話】 八代さんが目をまん丸とさせて、春香を見る。勢いで告白してしまった。何をやっているのだろうと慌てて春香は言う。「すいません! 今のは、その、忘れて下さい!」「いや、忘れられない」 八代さんはそう言うと、ビールを一気に飲み干した。自分の心臓がバクバクと音を立てているのが分かる。「木崎さん、きっと俺、本当は……」「それ以上言わないでください」 八代さんの言いたいこ
2023年7月4日 17:52
【第二話】 それからの春香の生活は散々だった。朝起きて、会社へと向かう。帰ってきてご飯を食べて、お風呂に入って寝る。ただその繰り返しで毎日が過ぎていく。今までもそうだったはずなのに、急に自分の見えている世界が全く色のない世界のように思えた。ここまで自分が八代さんが結婚したことがショックだったことに今更ながらに気が付いた。 八代さんは今までと変わらず、春香に接してくる。もちろん八代さんは春香
2023年7月4日 17:48
【第一話】 人生は選択の連続だ。その選択を一つでも間違えれば、人生は思わぬ方向へと向かう。でも、その選択が正しいのか、間違っているのか誰も教えてはくれない。そもそも、正解なんて誰にも分からないのだから。 木崎春香は右手に引き出物をぶら下げ、ふらふらと歩いていた。こんなにも幸せを感じない結婚式は初めてだった。「はぁ……」 深々とため息をつく。二次会なんて行ける訳が無かった。しかし、そ
2023年6月12日 10:55
皆さん、こんにちは。またもや宣伝だけで顔を出してしまいました。エブリスタさんの方でお話を書きました。以下あらすじ↓大学二年生の中森洋介が、ある日バイトに向かう途中にピンク色のワンピースに赤いハイヒールを履いたとても綺麗な女性に出会います。そんな彼女に声をかけたいと洋介は思い、彼女を追うことを決めたのですが、大きな秘密が彼女にはありました。「追いかける」がテーマの公式
2023年5月24日 18:08
皆さん、こんにちは。早速ですが、この前ちらっとアカウントを作りますなんて言ってた件……サブアカ作りました!こちらがサブアカになります! 出来立てほやほや!日記的な感じでかなり緩く書く予定なので気になる方はぜひ!そして、こちらでもぼちぼち小説を書いていけたらと思います。では、また!
2023年5月18日 20:08
お久しぶりです。お久しぶり過ぎてnoteの書き方も忘れてしまいました。そんな私ですが、久しぶりに短編をエブリスタさんで書きました。宣伝だけで現れてなんだよって感じですけどこちらでもまたお話が書ければと思います。https://estar.jp/novels/26106661そして、お話以外にもたわいのない話題を書けるところがあればと思っているので近々、別にnoteのアカウン
2022年10月8日 23:26
夜もすっかり更けた頃、玄関のドアが開く音が聞こえる。彼は音を立てずに寝室へと入ってきた。しかし、枕元の灯りを見て驚いた様子。「まだ起きてたの?」「明日休みだから」「何してるの?」「本読んでる」 本当は彼の帰りを待っていた。でも本人に言うのはさすがに照れ臭くて私は嘘をついた。「じゃ、風呂入ってくる」「うん」そう言って彼は寝室を出ていく。少ししたらシャワーの音が聞こえてきた。早く上が
2022年6月29日 17:39
もうすぐ今日が終わってしまう。今日を生きたという爪痕を残そうともがくけど結局何も出来なかった。一生このままなのだろうか。何事もなく過ぎていく日々が私にはとてつもなくつらいのです。