プロの小説家になるために毎日掌編小説を投稿します!
正確には毎日(00:00までに)必ず一つ投稿します。
もし投稿が過ぎた場合は、勉強も食事も睡眠も無しでその日に作品を5つ出しま…
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2024年1月の記事一覧
毎日続ける!掌編小説『痺れる痛み』
痛い、腕がひどく痺れる。いったいなんなんだ。ますます痛みが大きくなる。
この時間が無限に感じられるほどの凄まじい痛みだ。苦しい。
しかし、今は会議中だ。席を立つどころか、声も出せない。どうしよう、どうしたらいいんだ。くそ、mめまいが。
「しゃ、社長、少しいいですか」俺は立ち上がって同僚のプレゼンを中断させた。
「ん、なんだ。質問か?」社長はこちらを見た。「質問なら本人に許可を……」
「違うん
第12回、毎日続ける!短編小説「ゆうウォンとキルみー」
夏の始まり、蒸し暑くなる頃だった。そして後もう少しでやってくる夏休みに浮かれる私たちは、少しばかり思考を怠っていた。
ノートを忘れて教室に戻った私はあるものを目撃してしまう。滅多に人が入ることのない倉庫になっている部屋。そこにメガネをかけた、ビクビクしているやつと、ヘラヘラしながら周りを見渡しているのが二人、そこに入った。
怪しい、昨日先生が朝のHRで言っていた。最近イジメが急増してい
第7回目。続ける!毎日一作品掌編小説!『be worth it]
「なあ、みなと、俺少し太ったと思わないか?」
俺は皿洗いをしているミナトに声をかけた。みなとは俺の彼女だ。
「んー」みなとは俺をじっと見た。「太ってないと思うけど?」
「体重が上がっているんだ」
「だったら間違いないね」何枚も厚着した彼女の頬は赤く火照っていた。「今度一緒にランニング行く?」
やっぱりみなと優しいな、今日だって本当は仕事で疲れているはずなのに率先して皿洗いしてくれている俺もそん