記事一覧

芸術は、わかったつもりで楽しめる。〜女木島編〜

3年に1度の周期で開催される、瀬戸内海の島々や港を舞台にした現代アートの祭典『瀬戸内国際芸術祭』、通称 “瀬戸芸”。 瀬戸芸は知らなくても「直島の黄色いカボチャ」…

ミナミ
2年前
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可愛さ有り余るハムスターの話

ハムスターと一緒に暮らし始めて、7年になる。 犬猫ほどではないけれど、ペットとしては今やポピュラーといっても過言ではないハムスター。 寿命は2〜3年と言われている…

ミナミ
3年前
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NOBというバンドの話

※はじめに 書き終えてみると、意図せずとてつもない長文になってしまいました。 暇で仕方ない方はどうぞ。 「NOB」というロックバンドがいたことを知っている人は、どの…

ミナミ
3年前
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愛してやまない長崎の話【後編】

続・長崎のおはなし。大好きグルメ編。 前編、観光スポット編はコチラ 前編が思いの外長くなりすぎて反省。 後編もどうせ長くなりそうだから、前置きは省いてちゃっちゃ…

ミナミ
3年前
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愛してやまない長崎の話【前編】

長崎が好きだ。 観光名所はたくさんあるけれど、取り立てて遊ぶところが多いというわけではない。 ちゃんぽんやカステラは有名だけど、かといって「ちゃんぽんを食べに長…

ミナミ
3年前
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やりがいをくれた女の子の話

新卒で入社した会社は、ブラック企業だった。 民間のパソコンスクールでインストラクターの仕事をしていた。高校生のときから目指していた職業で、それを叶える為に専門学…

ミナミ
3年前
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クラスメイトの授業を受けていた話

小学6年生のとき担任だった先生は、とにかく変わっていた。 20代後半〜30代前半くらいだったと思う。他のクラスの先生と比べて年齢も若く、児童との距離も近く、何より明…

ミナミ
3年前
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妹と私の話

2020年11月23日、妹の結婚式だった。 妹は4歳下。 子どもの頃はそっくりで、普通に仲の良い姉妹だったと思う。習い事にもふたりで通っていたし、休日の遊び相手はいつ…

ミナミ
3年前
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芸術は、わかったつもりで楽しめる。〜女木島編〜

芸術は、わかったつもりで楽しめる。〜女木島編〜

3年に1度の周期で開催される、瀬戸内海の島々や港を舞台にした現代アートの祭典『瀬戸内国際芸術祭』、通称 “瀬戸芸”。

瀬戸芸は知らなくても「直島の黄色いカボチャ」と言われればピンと来る人も多いのではないだろうか。
草間彌生さんの、有名すぎるあのデカいカボチャ。

あんな感じのアートスポットが、いろんな島の至る所に点在する。
学生の作品や、国内外のアーティストの作品、有名な建築物やモニュメント、島

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可愛さ有り余るハムスターの話

可愛さ有り余るハムスターの話

ハムスターと一緒に暮らし始めて、7年になる。

犬猫ほどではないけれど、ペットとしては今やポピュラーといっても過言ではないハムスター。

寿命は2〜3年と言われているが、家庭で飼われるハムスターが3年も生きるケースはほとんどないのではなかろうか。本当に、本当に短命である。

以前、友人と話していたときに
「ハムスターってほとんど観賞用じゃない?子どもの頃にハムスター飼ってたけど、マジで懐かなかった

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NOBというバンドの話

NOBというバンドの話

※はじめに
書き終えてみると、意図せずとてつもない長文になってしまいました。
暇で仕方ない方はどうぞ。

「NOB」というロックバンドがいたことを知っている人は、どのくらいいるのだろうか。

かれこれ20年、ずっとメロコアが好きでいる。

メロコアとは、メロディック・ハードコアという音楽のジャンルのひとつ。
ただただ音楽が好きなだけで全然詳しくないので上手く説明できないけど、メロディに重点を置いて

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愛してやまない長崎の話【後編】

愛してやまない長崎の話【後編】

続・長崎のおはなし。大好きグルメ編。

前編、観光スポット編はコチラ

前編が思いの外長くなりすぎて反省。
後編もどうせ長くなりそうだから、前置きは省いてちゃっちゃといこう。

ただただ長崎が好きなだけの私による、記録に残しておきたい長崎グルメです。ではどうぞ。

吉宗(よっそう)SNSで「茶碗蒸しが美味しい!」という知らない人の投稿を見て、友人に連れて行ってもらった吉宗。

見よ!この趣ある町家

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愛してやまない長崎の話【前編】

愛してやまない長崎の話【前編】

長崎が好きだ。

観光名所はたくさんあるけれど、取り立てて遊ぶところが多いというわけではない。
ちゃんぽんやカステラは有名だけど、かといって「ちゃんぽんを食べに長崎に行こう!」とはならない。
長崎に着くまでに博多で乗り換えないといけなくて面倒くさいし、やたら広いからあっちこっち行くには車移動必至。

それでも長崎が大好きだ。

何度も遊びに行っていて思い出がたくさんあるから。大好きな友達がいるから

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やりがいをくれた女の子の話

やりがいをくれた女の子の話

新卒で入社した会社は、ブラック企業だった。

民間のパソコンスクールでインストラクターの仕事をしていた。高校生のときから目指していた職業で、それを叶える為に専門学校にも進学した。

一年生の終わりから始まった就活では、募集要項の欄に「大卒のみ」と書かれているにも関わらず履歴書を送りつけた。
そして一次試験から四次試験まで一貫して、「私はインストラクターになりたくて高校でも専門でもめっちゃ勉強してき

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クラスメイトの授業を受けていた話

クラスメイトの授業を受けていた話

小学6年生のとき担任だった先生は、とにかく変わっていた。

20代後半〜30代前半くらいだったと思う。他のクラスの先生と比べて年齢も若く、児童との距離も近く、何より明るく元気でよく私たちのことを笑わせてくれた。怒ると学校一怖かったが、クラスの皆その先生のことが好きだった。

夏になるとプールの授業が始まるが、ライフセーバーの資格を持っていた先生の授業は一風変わっていた。
出席番号順に2人ずつ前後に

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妹と私の話

妹と私の話

2020年11月23日、妹の結婚式だった。

妹は4歳下。
子どもの頃はそっくりで、普通に仲の良い姉妹だったと思う。習い事にもふたりで通っていたし、休日の遊び相手はいつも妹だった。

でも15年前、原因すら覚えていないような本当に些細な喧嘩がきっかけで、私と妹は一切口をきかなくなった。
同じ家に住んでいるのに話をせず、目も合わせない、お互いに居ないものとして扱い、存在を完全に無視。

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