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#19 協力隊の周りの人々

「地域おこし協力隊」本人は、クローズアップされることも多いかと思います。しかし、「地域おこし協力隊」本人と同等に重要なのは、周りの人々ではないかと思います。

これは特にミッション(活動内容)次第で、周りの人々も変わってきます。#4でお伝えしたように、そのミッション、誰と、どこで、行うかです。

そして、この協力隊の周りの人々の中で、どんなミッションでも、全地域おこし協力隊員にいるであろう、「地域おこし協力隊」の担当者。この担当者を通して考えてみたいと思います。

私の場合、着任後、
・「地域おこし協力隊」を募集した人
・「地域おこし協力隊」の担当者
・「地域おこし協力隊」と現場レベルで一緒に活動する人
これら3つの点で別々の人達が存在していました。

詳しく言うと、
・「地域おこし協力隊」を募集した人
 =制度的に事務的に募集作業を行った人=市役所地域づくり推進課の人

・「地域おこし協力隊」の担当者
 =日々の業務、日報月報の報告相手=地域振興センターの人
  (私の担当地区に地域振興センターがあり、私はそこに机があります)

・「地域おこし協力隊」と現場レベルで一緒に活動する人
 =「協力隊が欲しいです」と言った地元受け入れ団体のリーダー的な人
  (私の自治体は挙手制で協力隊の募集を行っています。#5参照)

えっと、担当者は全員かな!

今回のポイントは、
「地域おこし協力隊」の周りにはどんな人がいて、
それぞれにどんな役割があるのか、です。

さらに重要なのは、
特に複数いた場合、その人達が連携しているかどうか、です。

私の場合、すがすがしいほどに、連携していませんでした。もちろん、事務的な報告・連絡・相談のやりとりはしていると思います。しかし、それ以上でもそれ以下でもないと感じました。

私は、この3つの点で関わったお三方と、全員で集まったことも一度もありません。全員でミッションについて話したこともありません。全員でロードマップも見ていません。もちろん、全員で地域のことを話したこともありません。

なぜ、協力隊の周りの人の連携が大事かというと、連携していれば、
協力隊の活動の進捗状況に問題がないのか、
ミッションに沿った取り組みになっているのか、など、
活動の方向性がズレていないことを確認しやすくなると思うからです。

この、活動の方向性がズレた場合、一番困るのは、協力隊です。

私は困りました。
活動の方向性が分からず、ズレてないかい?と思い始めてから、協力隊OBOGに相談していたのですが、いつかの相談中に、こう言われました。

「運転しながら、交通整理って難しいでしょ。」

そう、そうなんです。そんな曲芸、私にはできませんでした!
しかし、日々の活動、日々、目の前のことをこなしていると、知らず知らずのうちに、曲芸をやってしまっていました。

運転と、交通整理は別でしょ、同時には難しい、ということ。
次回、もう少しお話して、まとめたいと思います。


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