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サイコパスについての世界初実証と僕の経験による傾向と対策

初のセルフブランディングによる即興詩の電子詩集10/10releaseしました

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常軌を逸した行動をする人を「サイコ野郎」などと揶揄する事はSNS上でも散見されます。

※『サイコパス』にも触れている記事(頂き女子・配信女子と詐欺)はこちら

以下、犯罪でもその猟奇ぶりが際立つ『サイコパス』について、世界で初めて実証に成功した論文をもとに、私達の生きてる社会の中に存在する『サイコパス』の特徴と僕の経験を論文と照らし合わせ、傾向と対策を綴ろうと思います。

魅力ある人反社会性パーソナリティ紙一重です。

以下にパートに分けて説明していきます。

前半(1~6章)は主に論文を引用した記事
後半(6~13章・まとめ)専門的知見経験談の記事
が中心となっています。

「あんなに素敵な人だったのに捨てられてしまった。私が悪いんだ…。」と落ち込んでる皆様には是非読んで欲しいです。

ショックだった出来事が逆に良かったのかもしれないと読んで頂いた方々にとってのプラス体験に置き換わる事を願います。

サイコパシーを感じる犯人が実際に起こした事件を【CASE】として取り上げていますが、いずれの犯人も逮捕されるまでは周囲の評判は良かったのです。

つまり、評価など当てにならないのです。

真面目で頑張り屋で一途な人ほど「こうだったからダメだったんだ、評価されなかったんだ。」と繊細に考え込んでしまいますが、必ずしもそうではありません。

失敗と成功もまた、紙一重なのです。

後半では、こういった思考についても実体験から綴っています。
(詳しく読みたい人向けのため有料)

では、始めて参ります。


はじめに-サイコパスに関する世界初実証-

では、そもそも「サイコパス」とは学術的に見て、どういう特徴のある人物なのか。

世界的な実験・研究が行われています。

阿部修士 こころの未来研究センター特定准教授/Joshua D. Greene 米国ハーバード大学教授/Kent A. Kiehl 米国ニューメキシコ大学教授らの研究グループは、反社会性パーソナリティ障害である「サイコパス」は、ためらうことなく、半ば自動的に嘘をついてしまう傾向があり、その背景に前部帯状回の活動低下があることを世界で初めて実証しました。

本研究成果は、2018年7月3日に英国の国際学術誌「Social Cognitive and Affective Neuroscience」のオンライン版に掲載されました。

阿部修士氏は京大准教授でもあります。

以下、2019.09.26にupdateされた記事より引用します。

第一章 サイコパスはためらわない?−嘘つきの脳のメカニズム-

  • #こころの未来研究センター

  • #サイコパス  ・ #認知神経科学

  • サスペンスドラマだと血も涙もない連続殺人鬼が「サイコパス」と呼ばれていたりしますよね。

  • 映画では『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士を思い浮かべる方も多いかもしれません。

  • 躊躇のなさと瞬時の悪質な嘘には相互関係がある事を以下で、科学的、且つ、経験に基づいてポイント整理していきます。

  • また、『サイコパス』の脳に関するメカニズムを実証データに基づき、紐解きます。

第二章 正直さと不正直さの科学

阿部先生は、人間の意思決定について、とくに正直さ、不正直さという点に焦点を当てて、脳のメカニズムの研究をしています。

例えとして
コンビニでおやつを買って、もらったおつりが100円多かったとします。

Q.そういう時、皆さんはどういう行動をしますか?

A.僕は瞬時に「お釣り多いですよ」とその分をお返しします。
それ以外の経験をしていません。

理論的に言えば、レジの店員が困ると想像できますし、自分も気持ちが悪い上に、理性が働き、犯罪者になるのが嫌だという心理に落ち着くからです。

一方、僕の経験上『サイコパス』は理論的に筋が通らない事を押し通してくる習性があります。

知性はあるのに、理路整然としていない(or 歪んだ理論)、もしくは、理性が感じられない人は『サイコパス』の可能性があります。
(代表例:自分は良くて他人はダメという人)

この実験のケースでは
a)100円をスッと返せる人
b)葛藤しながら返す人
がいます。

これは、振る舞いは同じでも違いがありますよね。

他にも
c)迷いつつも返さない人
d)ほとんど罪悪感なく持って行く人
e)罪悪感が全くなく持って行く人
もいます。

僕は迷わずにa)を選択します。

このような個人差のある正直さ・不正直さには、脳の働きが連動しているということがある程度わかってきているのです。

具体的に脳の働きを測る上で
①生きている人間の脳の活動をMRIで間接的に測定して、その間に心理学的な課題をしてもらう『脳機能イメージング』という手法

②脳損傷がある患者さんを対象にした神経心理学の方法を併用
しています。

第三章  心理学と脳科学の違い-認知神経科学の領域-

そもそも、心理学と脳科学の違いは、どこにあるのでしょうか?

心理学では、基本的に人間の行動をできるだけ客観的に評価するという研究手法がとられます。

例えば、他人の気持ちを理解出来ない言動を取る特徴がある人はアスペルガー症候群に該当する事が多いです。

行動の客観的評価からそういう特徴が見られるわけですが、それだけでは十分とは言えません。

ただ、脳の働きについてのデータを取るとは限りません

私たちの心の働きというのは、大部分が脳のはたらきによって支えられています。

その心の働きを理解するために脳の活動を画像で見たり、脳が壊れた場合の行動を見たりするのが『脳科学』

専門家の間では『神経科学』といいます。

心理学と神経科学の境目に位置していている分野は『認知神経科学』と呼ばれています。

上述した研究成果についてはこちら

第四章 サイコパスの分類

WHOによる国際疫病分類第10版では、「反社会性パーソナリティ障害」という診断名が使用されます。

また、その中にもタイプが大きく分けて3つあり、①暴力型 ②寄生型 ③支配型が挙げられます。

それぞれが混合する場合があり、僕の付き合いのあったサイコパスは、②と③が混合していました。

②、③向社会性サイコパスです。

別の言い方では、社会には溶け込めるサイコパスとも言えます。

②寄生型は、時に泣き落としの演技をして、相手の懐に入り込もうとしてくる謀略家が多いです。
最初の頃は相手にとって理想の人物を演じます。
③支配型は自分の思い通りに動かない人を利用価値がないと判断し、冷たく接する特性があります。

恋愛に発展した場合、行動の内容が不条理であっても、自分の意思と異なる意見について、考慮や認知が出来ず、それが原因で一方的に別れを切り出してきます。

サイコパス全体にそうですが、僕のこの経験談からも、共感性の欠如が見られます。

第五章 サイコパスの特色

世の中には嘘をつきにくい人や、まったく嘘をつけない人、あるいは嘘ばっかりついてしまう人など、いろいろな特徴をもつ人がいます。

先天的・遺伝性の脳のメカニズムとして、
感情のコントロールを司る眼窩前頭皮質な働きや、※情動反応を担う扁桃体の活動が平均より低いことが分かっています。

※情動反応とは

この活動が低いサイコパスは、良心や理性を持ち合わせておらず、社会の規範を守ることが難しいとされています。

平然と嘘をついたり、人を騙したりする傾向が顕著であるというのも納得出来ます。

また、サイコパスは暇を持て余すのが苦手です。

通常では、それを自分1人でもしたい趣味などに使うはずなのですが、サイコパスは違います。

人を巻き込んで、刺激やスリルといったものを求めるのです。

皆さんの周りにもいないでしょうか?

1人でやれば良いものを自分の利益のために、他人や周囲にけしかけて、グループに近づいてきては、マウントを取ってきて、クラッシュさせたり、かと思えば、人を冷たく見捨てたりする人。

その人はサイコパスかもしれません。

サイコパスの多くは、犯罪を犯して刑務所に収監されるといわれていますが、特に①暴力型には、その傾向は顕著です。

アメリカには受刑者を対象に、心理学・神経科学の研究を精力的に進めている研究者がいるため、阿部先生は一緒にニューメキシコ州の刑務所に収監中の受刑者を対象とした実験を行いました。

この章のまとめとなりますが、
良心や罪悪感、共感性の欠如、冷酷さ 等、いわゆる感情の問題を特徴として持つ人は『サイコパス』と呼ばれます。

《参照》サイコパスによる実際の事件
CASE名古屋大学女子殺人事件
特徴:罪悪感の欠如、冷酷、リケジョ
・学生生活:学業やスポーツが優秀
で、個性的だが、明るく人気者だった
・反社会性:小学生の頃から薬品を使って
の事件を企てたり、中学生になると強い殺人願望が芽生えていた
・事件:高校時代
には「タリウム事件」、大学生になってからは放火や殺人事件を起こした
・ポイント:明るく活発で成績は優秀
な反面、冷酷で短絡的な思考・行動に躊躇がなく、犯罪性向が極めて高い
・判決:無期懲役

第六章 サイコパスは先天的か?

サイコパス』は先天的な要素、つまり遺伝的要因は大きいだろうといわれています。

但し、後天的な要素、つまり、周囲の環境からの影響を否定するものではありません

脳の中では『扁桃体』という、感情の処理にかかわる領域が不具合を起こしているという説が主流です。

サイコパスの人は感情の部分が鈍くなっているため、誰かを泣かせたり、怒られたりしてもあまり気になりません。

特に、罰に対する感受性が鈍い。

そのせいで、道徳的な価値観などを形成できないまま育つと考えられています。

周囲にこのように鈍感で、問題を起こしても全く反省の色が見えず、道徳心が感じられない人はいないでしょうか?

また、そういう人に傷つけられた事はありませんか?

もし、そのような経験があった場合の対処については、最後の方にまとめていきたいと思います。

第七章 サイコパスと職業①

ここまで記事を引用し、『サイコパス』の特色について触れました。

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