マガジンのカバー画像

よしなしごと

60
心にうつりゆくこと
運営しているクリエイター

記事一覧

ゴールド免許の取り方

ゴールド免許の取り方

「150キロ、200キロ出せる人が上手いのではなく

事故がないひとが上手いのだ」
僕が小学生の頃、
「ゴールド免許はそうやって取るんだぞ」
と教えてもらった。

じいちゃんより
#免許 #運転 #車 #じいちゃん #エッセイ

将棋で勝たせてくれない祖父とそのときの孫の気持ち

将棋で勝たせてくれない祖父とそのときの孫の気持ち

小さい頃。

両親が共働きだったこともあり

よくじいちゃんに遊んでもらった。

中でも一番遊んでもらったのは

将棋。

小学校高学年頃までは一緒にやってたかな。

将棋以外、たとえば腕相撲とかは

何回か負けてくれたことがあったけど

将棋だけは負けてくれなかった。

小学校高学年くらいのとき、
「また負けたー!」と思って

対局直後に風呂で浴槽に浸かりながら

ぎりぎりと一人で悔しがっていた

もっとみる
戦争はするな ケンカは1対1でやれ

戦争はするな ケンカは1対1でやれ

97歳のじいちゃんがいる。
僕は昔からじいちゃん子だった。

特に小さい頃。親の言う事には反発しても
なぜかじいちゃんの言う事だけは素直に聞ける
そんなことがよくあった。

一度も怒られたことはないけれど
「これは守っておけよ」
ということはいくつかあった。

・靴は揃えて脱ぐこと
玄関は色々な人や気が出入りするところ
家の顔でもある
その家族を映す鏡
年齢も滞在時間も関係なく、
靴を脱ぐときは必

もっとみる
子ども部屋、どうしてますか?

子ども部屋、どうしてますか?

現在、家づくりの真っ最中。
設計・施工ともに僕たち夫婦の好みにピッタリのパートナーも無事見つかり、
頻繁にやりとりしている。

その中でひとつ、思ったこと。

「子ども部屋をはじめから複数つくるべきか」

結婚時は、子どもは3人欲しいかなー、言っていたし
今もその気持ちは変わらないけれど

いまから仕切りがある部屋を3つも作るのは
予算的にも間取り的にも厳しいし、
正直そこまでの必然性も感じられな

もっとみる
「父になる」を自覚したとき

「父になる」を自覚したとき

奥さんの妊娠がわかったとき、
心の底からうれしかった。

とにかくずっとにやけてるくらいうれしかった。
けれど。正直、どこか他人事みたいで
まだ実感がもてない自分がいたのも事実だった。

本当に自分が父親になれるのだろうか?

そんな思いが一気に晴れたのは

はじめて赤ちゃんの心臓の鼓動を聞いたときだ。
奥さんの定期検診。先生がエコーを見せながら赤ちゃんの心臓の音を聞かせてくれた。
よくわからない

もっとみる
おっぱいを止むを得ず捨てるときは無花果の木の下へ

おっぱいを止むを得ず捨てるときは無花果の木の下へ

今日久しぶりに話した祖母から聞いた話。

祖母が新妻だった頃。なので半世紀?どころじゃないか70年近く前の話だ。
おっぱいが滴るほど出てきて、かといって止められる訳でもなくどうしようもなかったらしい。
子どもたちにお腹いっぱいあげてもまだ出てくるので、出てくるおっぱいを泣く泣く捨てることに。

そのとき、親に
「おっぱいを捨てるときはバチが当たらないように無花果の木の下に出してきなさい」

と言わ

もっとみる
【その後20181101】やりたいことリスト100

【その後20181101】やりたいことリスト100

8月12日に書いた「やりたいことリスト100」

その後。

1:出産に立ち会う→達成!へその緒を切った。
2:家族が楽しく安心して暮らせるようにする→まだ一緒に暮らせていない‥。
3:じいちゃんの昔話を聞く→会社を興したときの話をじっくり聞くことができた。でもまだまだまだまだ聞きたいことがたくさんある。
4:新居を建てる→建設中!
5:資産を増やす
6:市場に出てみる
7:自分一人でも稼げるよう

もっとみる
メモ帳に残っていた「ガソリンスタンドのおしぼりから湯気がでていた」という言葉の意味

メモ帳に残っていた「ガソリンスタンドのおしぼりから湯気がでていた」という言葉の意味

-「ガソリンスタンドのおしぼりから湯気が出ていた」-

iPhoneのメモ帳に残っていた言葉。12月27日。

その日は年末の挨拶周りと営業の追い込みで小忙しく、
社有車であちこちを駆けずり回っていた。

夕方。
ガソリンが無くなりかけていたので、
目についたガソリンスタンドに何気なく立ち寄る。

外は霰がチラついている。
とにかく寒い日だった。

車を停める。
店員さんがやってくる。

「レギュ

もっとみる
【父親編】自分がこどもの頃うれしかったこと

【父親編】自分がこどもの頃うれしかったこと

この夏。僕は父になった。

自分の父親について考えてみた。

父はなかなかのモーレツサラリーマンだったが、休みの日は家族との時間もとても大切にしていた。
そんな父のすきだったところを書き残しておこう。

・毎週金曜日はプリンとかお菓子を買って帰ってきてくれた。・土日はいつもキャッチボールをしてくれた。・毎週バッティングセンターに通わせてくれた。・所属する野球チームでコーチをしてくれた。・母方のじい

もっとみる
センター試験本番1週間前に世界史を勉強し始めて、100点を取った兄の話

センター試験本番1週間前に世界史を勉強し始めて、100点を取った兄の話

2歳年上の兄の話

身内の僕から言うのはとてもくやしいが、
彼は昔から勉強ができた。とても。
もっと言うと、勉強だけではなくとにかく物覚えが早かった。

たとえば彼はアニメ「デジモンアドベチャー」が大好きで
毎週かかさず録画していたのだが、
その全50話以上のタイトルすべてを一言一句暗記していた。とか。

そんな彼が高校3年のとき。
ついにセンター試験を迎えることになる。
1ヶ月を切っても焦るよう

もっとみる
97歳のおすすめ本

97歳のおすすめ本

97歳のじいちゃん。

今日は久しぶりにじいちゃんとゆっくり話せたので
おすすめの本を聞いたら2冊紹介してくれた。

①宮本武蔵/吉川英治
②太閤記/吉川英治

<理由>
・何回読んでも飽きない。人間にとって大切なことが書いてある。
・読むと実際に行動しようと思える。
・偉人のようだがあくまで一人の人生の例。自分自身に置き換えて読むと共感できることがたくさんある。
・中には作者の名前だけ売りたい浅

もっとみる
「ガダルカナル島で玉砕したおじさんは出征の直前、家の仏壇に自分の爪と髪の毛を供えてから旅立った」

「ガダルカナル島で玉砕したおじさんは出征の直前、家の仏壇に自分の爪と髪の毛を供えてから旅立った」

「ガダルカナル島で玉砕したおじさんは出征の直前、
家の仏壇に自分の爪と髪の毛を供えてから旅立った」
「今の若い人は幸せだ。
昔は若いというだけで戦争の最前線に駆り出され、とてもかわいそうだった」
「あなたのおじいちゃんも戦死した人たちを担ぎながらものすごい距離を歩いていた。
それはいったい、どれ程つらいことだっただろう」
「沖縄戦、そしてその後の沖縄のことを思うと‥」
「頭上のB29はものすごい音

もっとみる
幼い頃、「お父さんの健康のために」と思って一生懸命やったことが全く理解されなかった話。

幼い頃、「お父さんの健康のために」と思って一生懸命やったことが全く理解されなかった話。

カップ麺を食べていてふと思い出した。

‥小学校中高学年くらい。
父のカップ麺をつくっているときに、「たしかこの粉にはえんぶんがたくさん入っていて、とりすぎはよくないとお母さんが言っていたから、お父さんのカップ麺にはあまり入れないであげよう」
と思い、
粉末を3分の1も入れずにカップ麺をつくったら味がものすごく薄かったらしく(そりゃそうだ)、
ゴミ箱に入れたほぼ未使用の粉末容器も見つかってしまった

もっとみる
あまり家にいることができなかった父親の、息子育児日記②20190101〜1歳の誕生日編

あまり家にいることができなかった父親の、息子育児日記②20190101〜1歳の誕生日編

0101
2.子どもと長い時間一緒に過ごした
朝が一番機嫌が良く、夕方が一番機嫌が悪いことが多い。
僕があげるミルクをごくごく飲んでくれて、とても嬉しい。

0103
3.妻の実家で息子を風呂に入れた
何回やってもうれしい。
プール型の風呂もだんだん小さくなってきて、
足をカエルみたいにぴょんぴょん突き出すようになった。
風呂に入ってるときは、本当に気持ち良さそうな顔をするんだよなあ。

0112

もっとみる