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幼い頃、「お父さんの健康のために」と思って一生懸命やったことが全く理解されなかった話。

カップ麺を食べていてふと思い出した。

‥小学校中高学年くらい。
父のカップ麺をつくっているときに、「たしかこの粉にはえんぶんがたくさん入っていて、とりすぎはよくないとお母さんが言っていたから、お父さんのカップ麺にはあまり入れないであげよう」
と思い、
粉末を3分の1も入れずにカップ麺をつくったら味がものすごく薄かったらしく(そりゃそうだ)、
ゴミ箱に入れたほぼ未使用の粉末容器も見つかってしまった。
それを発見した父に「食べ物を粗末にしてはいけない」と、たしなめられた。
父は怒るというよりも、どこか悲しそうな表情、声をしていた。と思う。

そしてそれを言われた僕は、特に何を言い返すでもなくヘラヘラしながら、そうしないとなみだが出てしまいそうだったので、そのままどこかへ行った。
そんなことを思い出したとある昼下がり。
親の心子知らず、子の心親知らず。

#日記 #エッセイ #よしなしごと #カップ麺 #父

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