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仕事と商売を考える

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『こんな風に働きたい』『こんな考えで商売したい』をまとめます。わたしの目指す仕事のしかた。
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#飲食店経営

「他者の目」を失ったなら、人の話を聞き入れる「耳」を養えばいい

「他者の目」を失ったなら、人の話を聞き入れる「耳」を養えばいい

「これおかしいんじゃないの?と思ったら言ってほしい」

私が旦那の店に立ちはじめた、その初日に言われた言葉だった。

彼はこれまで20年以上ものあいだ、今は亡き、先代の母とともに店を切り盛りしてきた。それなりにスタッフも雇ってはきたものの、やはり親子ゆえものの見方や価値観は似る。

それに加え、訳あってよそへの「修行」にはほとんど行けないまま、20代で3代目を継いでいる。

だから彼は昔から、他人

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お店をやりたい若い人へ

お店をやりたい若い人へ

お店をやりたい若い人へ、というタイトルで始めさせてもらうのですがもちろん年齢は関係ありません。
30代以上の方にもなると資金的にも経験的にも余裕があったり人生経験も増えている頃でしょう。支えてくれる人もいるかもしれません。
僕がお店を作ったのは26歳の時で資金や経験など、いろんな面で不足していたし、不安だった。

だから便宜的に若い人へ、という書き方になっています。

お店をやってみたいな、と考え

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「疲弊せずに続けられる小さな飲食店」をめざして

「疲弊せずに続けられる小さな飲食店」をめざして

旦那が3代目を務める小さな飲食店の女将になって、丸6年が経った。

はじめた当時の経営状況といったらもう最悪で。忙しいはずのディナータイムなのにやることといえば掃除ばかり。家賃は遅れ、時給制だった私の給料は2ヶ月待ったこともある。

ただ、この状況がかえって私にやる気を出させてくれたのも事実。「変えてやろう。必ず忙しい店にしてやろうじゃないか」と決意を固めることができた。

そうと決めたら一直線。

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