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欅坂を振り返る②~今泉佑唯という存在
今回のは、私個人の仮説である。まずはそのことを大前提として書く。
欅坂がスタートしたとき、私個人はダンスを得意とするパフォーマータイプの平手と、歌唱力の高い今泉、小林の「ゆいちゃんず」を交互に押し出すことを予想(期待といってもいい)していた。
ファーストシングルで「渋谷川」という曲をゆいちゃんずに与えたのは、おそらくはその布石だったと思う。
今泉佑唯は、過去にアイドルグループにも所属しており、握手
乃木坂6期生募集にまつわる杞憂
というわけで、あくまでも「杞憂」で終わってほしいと思いながら、不安を少し書き連ねてみる。
その前に、日本という国が……というより、日本企業がここまで衰退している現状の遠因として、社内における人材育成を放棄(?)したことがあげられる。
どういうことかというと、終身雇用制が崩れたことで、営利団体である企業は、せっかく育成した人材が転職、あるいはヘッドハンティングされる可能性を考えると、人材育成に力を入
『SpicySessions』から起きる改革?
前回触れた『SpicySessions』(CS TBSチャンネル)の放送が終わり、その反響がかなり大きなものになっている。
番組の詳細はここでは割愛するが、とにかく、超一流のミュージシャンだけが存在を許される空間に、2年目のアイドルが入って、その音楽センスを絶賛されるということはなかなかないだろう。
だが、今日触れたいのはそのことではない。
おりしもこの番組の放送時、代々木第一体育館で行われた『
乃木坂、一つの到達点
乃木坂46の中西アルノが、TBS1で放送される『SpicySessions』という番組で副MCとして起用され、第一回目の収録を終えた。
その記事で、MCのゴスペラーズ黒沢薫さんの口から、今回の中西アルノの起用が、黒沢さん自身のご指名だという話をされていたことに、感慨を禁じ得ない。
AKB48の公式ライバルとして、「正統派アイドル」として売り出された乃木坂だったが、2~3年目には、AKBのライバル
偉大なる凡人 秋元真夏
乃木坂46、最後の1期生である秋元真夏の卒業コンサートが行われている。
まだ終わっていないのだが、その興奮のままどうしても書き留めておきたくなったことがある。
それは、彼女が「世代交代に成功することができた」とこぼした一言である。
私は、ライターとして、またファンとして、乃木坂に関しては何度も世代交代をテーマに文章を書いてきた。
世代交代に成功するかもしれない、あるいは成功しつつある、成
乃木坂の方向性は変わるのか?
5月2日の「新乃木坂スター誕生」において、乃木坂の5期生はお披露目直後ではあるものの、かなりハイレベルな歌唱力を持つタレント(才能)が集められているのが明確になった。
ゴズペラーズと共演した井上和は、低音から中高音まで、アイドル離れした安定感と声量を見せ、奥田いろはもまっすぐな、こちらはアイドルらしい軽やかな声を響かせた。「糸」を歌った五百城のソロも年齢離れした切なさや暖かみを感じる素晴らしい歌
推し変とさだまさし(グレープ)と
古い話ではあるのだが、グレープの曲に『殺風景』というのがある。
♪あなたが嫌いになった わけではありません あなたより好きな人が できただけのことです それは私が悪いのでなく あなたのせいでもない しいて言うならばそれは 何かの間違いでしょう。
今見ると、なんともドライな歌詞なのだが、一面において真理だし、「何かの間違い」ではあっても、それを糧として正していくことができればいいじゃないかと
乃木坂5期生事件への考察②
さて、今回は、秋元康氏の存在について考えてみる。
今回の件も、中西アルノをゴリ押ししたのは秋元氏であるとか、平手友梨奈の影を追ったのだろうとか、ネットではいろいろ言われている。良くも悪くも、そしてファンもアンチも、秋元氏に対する感情は強いことが伺えるが、果たしてそうだろうか?
NGT48における、山口さん暴行事件とその後の運営の記者会見において、秋元康氏のAKBグループにおける影響力はかなり縮