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【雑感】笑われてもいいじゃない②
<おじさんDX Vol 667>
前回からのつづき
分かっていないからこその視点を無下にする管理者にどうしてFさんの意見を笑ったのか確認してみたという内容になります。
✅否定文化
とかく否定的になる管理者は実際に存在しています。
好意的に見れば慎重という捉え方も出来ますが、過去の経験から否定的になるケースもあれば端から否定するパターンまであるのです。
✅否定し続ける事では、変化も生まれません。
✅否定し続けた結果では、問題の改善に至りません。
『それで良いのですか?』
こう問われるとこの管理者である方も良くないというコトは知っているでしょう。
悪循環の始まりは、否定的に自身がなっているコトに気付けないのです。
まさしく「知」と「行動」のズレです。
✅心理的安全性
✅多様性
✅個性
✅適材適所
✅持続性
昨今の人材育成の場面でも言われるような文言にもありますが、管理者がそれまで組織で育った背景もあるでしょう。
学びなおし等で頭で何となく理解していても、行動が伴わない。
仮に自分でも良くないな…と思っても知と行動のズレを誤魔化す為に笑うケースはあります。
✅「どうして笑うんだい?」
この言葉が無意識下というコトを気付かせるきっかけになります。
経験が多くなると固定概念から嘲笑が生まれやすいケースもあります。
出来る訳がない。
そんなコトは知っている。
何をいまさら言っているのだ。
分かっていないな。
上から目線も程々にしないと、部下は何も言わなくなります。
職場に課題や問題があるのに変えようとしないばかりか、いつの間にか変化を好まない/変化を阻む勢力になっていたことを…。
「笑われたFさんがその後意見を言わなったとしたら、組織にとってプラスですか?」
「Fさん以外でも会議等で誰も意見を言わない組織になっていませんか?」
「むしろ、意見を言わない方が、得な組織になっていませんか?」
「その昔は、良くない」と思っていたことも「いつの間にか受け入れていませんか?」
幸いなコトにFさんは、その後も(笑われても良いと思ったらしく)活発に意見を言い続けたのです。これはその管理者もそれまでの態度を改め、Fさんだけでなく他の部下にも笑わずに「傾聴」し続けたのです。
するとどうでしょう。
時間の経過と共に活発な意見が出だしたのです。
数年後、この組織は大きく変わりました。
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