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雑節

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#日記

入梅 6月11日頃)

入梅 6月11日頃)

入梅6月11日頃
夏至を中心とした1ヵ月程度が梅雨入梅は、太陽黄経が80度に達するときをいい、二十四節気の夏至を中心として約30〜40日間梅雨の期に入ります。
この梅雨に入った最初の日を入梅といいます。

新暦では6月11日頃にあたりますが、あくまでも暦の上の入梅であり、農家で梅雨入りを知る目安にしていたものです。

正確な日取りは毎年、気象庁の梅雨入り宣言によります。

農作物にとっては欠かせな

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八十八夜

八十八夜

八十八夜は、江戸時代に生まれた日本独自の暦日

立春の日より数えて88日目にあたり、新暦の5月2日頃になります。

この88日目の終わりを春霜の終わりとしていて、古くから農家では「八十八夜の別れ霜」といいます。

「夏も近づく八十八夜〜!」と唱歌にも歌われるように、八十八夜の頃は新茶(一番茶)の茶摘みの時期です。

また、この日以降は霜害が少なくなり、種まきに最適な時期でもあります。

「米」の字

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春の土用 四月十七日ごろから五月立夏の前日まで

春の土用 四月十七日ごろから五月立夏の前日まで

土用とは
本来は立春、立夏、立秋、立冬の前の約17日間を「土用」といい、1年に4回あります。

しかし、今では土用は夏の土用だけを指すことが多く、新暦7月20日ごろから立秋の前日までの期間を指します。

土用に入る初めの日を「土用入り」といい、

土用が終わる日を「土用明け」といっています。

なお土用は、入りの日の時刻により、日数が17日から19日間となります。

この土用の名称は、1年の季節に

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社日

社日

春分・秋分に最も近い戊の日
土地神様に五穀豊を祈願・感謝する日

維節のひとつで、春分・秋分それぞれに最も近い戊の日を「社日」といい、春の社日は私社、秋は秘社と呼びます。

「社」の字が「示」と「土」から成り立っている通り、「社」は土地神様のことで、社日は各地域の神様をお配りする日のことです。

春の社日は種まきの時期なので、穀物の生育を祈ります。

秋の社日は収穫の時期なので、初穂(その年の最制

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上巳の節句 雛祭り 3月3日

上巳の節句 雛祭り 3月3日

女の子の成長を祝ってひな人形を飾る行事

上巳の節句(じょうしのせっく)
上巳の節句は3月3日の雛祭りのことです。昔は、3月初めの日の日に雛を祀ったところからこの名が残りました。この日が、五節句に数えられたのは江戸時代に入ってからのことです。"桃の節句"とも呼ばれる女子の節句で、雛壇をかざり、女児の誕生を喜び、末長く幸福であるように祈るための行事です。
中国では、この日に川で身を清め、不浄を取り払

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