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印象派の巨匠・2500円
新学期以降忙しくなるので、今のうちにとひとり暮らしの母のはなし相手をしに実家に寄った。この間まで痛がっていた足が復調したと喜んでいた。なら、天気もいいし、運動がてらどこか散歩にでも行こうか、行きたいとこある?とたずねると、中之島美術館という答えが返ってきた。美術館はたびたび行っているらしいが、中之島はご無沙汰だそう。今はモネ展開催中とのことだった。新聞などの広告を見て気になっていたらしい。母は『日
もっとみる雑誌を知らない子どもたち
10年くらい前だったか、韓国文化交流会というイベントに参加した。大阪で勉強している韓国人留学生たちと、日本人韓国語学習者が集まるような会だった。日本人の方は、韓流ファン女性が大半だった。そのひとり、たぶん20代くらいの若い女性だったが、あるグループのファンだというので「今月号のnon-noの表紙でしたね、あんな有名雑誌の表紙飾るなんてすごいですね」と話しかけたら、キョトンとされた。まるで言葉が通じ
もっとみる若人よ覚えておきなさい、忘れるということを、の巻
すでに書いたように、先日、久しぶりにフィールドワーク的な遠征に行ってきた。テーマは(広い意味の)五輪(自転車競技)遺産を見て回るというもので、具体的な内容についてはいずれ。
初日は、さいたま市の大宮競輪場の見学で、拙著を読んだと連絡をくれたただ一人の競輪選手である白岩大助さん(選手会埼玉支部長)に案内していただいた。ひとりで訪ねるつもりだったのだが大学生S君が同行することになった。彼は、いろいろ
いちども引退していない人 門脇真由美・近況レポート@関西CSC
先日、門脇真由美さんの話を聞きに行ってきた。
門脇さんは、2012年デビューのガールズケイリン1期生、昨年7月、11年にわたる現役生活を終えた。実は、デビュー半年後くらいの時期に、一度、練習を見学させてもらいに行ったことがあり、ずっと気になるレーサーのひとりだった。引退のニュースを聞き、もう一度、話を聞きに行かなければと思った。アマ競技経験の豊富な門脇さんにとってガールズケイリンの世界はどんなだ
地獄行きはやっぱり嫌だが
今もひどいが若い時の自分はもっとひどかった。最後の審判か、閻魔様の前か、そういう時に、若い時の自分のしょうもない姿をそのまま動画で見せられたら、情けなさで憤死してしまうだろう。死んでる以上、もう死ねないんだから、それこそが地獄だ。
正月早々、大きな地震があって関連ニュースを見ていると、同じく1月だった阪神大震災の頃のことが思い浮かぶ。と言っても、この時も自分には何の被害もなかった。親しくしていた
書けないことは疲れる
読者はほとんどいないとはいえ、一応、オープンな場だから書けないことも多い。講義で使った言葉について、受講生から、そんな言葉を使ってはいけない、だから修正しろ、という連絡が来て、ぷんぷん、ということも詳しい内容は書くべきではない。丸一日近く、うーん、と頭の中をぐるぐるして疲れた。丁度、一週間前に、愛聴している有吉のラジオにフワちゃんが出てて、彼女が「変なフェミが…」と、ネット上のアンチフェミと同じよ
もっとみる考え抜いて出した答えが間違っていた話(長い愚痴です)
140字では書きにくい愚痴の種が出来たから書いておく。
今学期は10コマ以上の授業を担当できている。今までで最高の数。うちひとコマは全く新しい科目なので、準備に一番エネルギーを使っている。ええ加減な内容だが、それでも、全く何もない状態から90分持たせるなにかを準備するのは大変だ。受講生はすごく少ないのだが。そういうのもあり、バイトに追われる一週間みたいになっている。それだけやっても、20代後半の