5次元の世界とエルメス。
今日もフランスからボンジューR!
日本では本日、4月1日はエイプリルフールですね。フランスではPoisson d'Avril ポワッソン ダブリール(4月の魚)という名前ではありますが、ジョークや嘘をついたりするのは共通です。
そして昨日はPâques 復活祭でもあったので子供達はエッグハントをして楽しみました。
今日は昨日の復活祭の祝日振替でお休みなので、いつもよりゆっくりと時が流れています+昨日からヨーロッパは夏時間を迎え時差が8時間→7時間になりました。
さて、今日はわたし達・人類が今向かっている5次元の世界についてわたしが捉えている視点から書いてみたいと思います。
今までの世界は言うなれば、
『既に誰かによって作られたカタログから好きなものを選ぶ』という連続で、加えてそこにはおすすめ!という吹き出しや人気No.1!や売れてます!のコメントがあると、それにつられて、良さそうなのかな、これにしてみようかな、という感じで無意識にそれを選んでしまうような場面も多いと思います。
このスタイルは現在において、特に日本では一般的に適用されているのではないでしょうか。
でもこれからの世界=5次元の世界には今当たり前に存在している『カタログ』というものが存在しません。
既に用意されたものの中からひとつを選ぶという概念ではなくなるわけです。
よくどれを選ぶかよく迷うので自分は優柔不断なのだ、と言ったりしますが、5次元の世界はその枠をはるかに飛び越えるものです。
そう考えていたら、本場のエルメスでの体験を思い出しました。
遠い昔、独身の頃はパリの大きい展示会場で1年に1回だったか2回だったかに開かれるエルメスの顧客優待販売会に連れていってもらうことがありました。
そこでは通常のエルメスの路面店で買うより断然お安く買えるので、ものすごい人で賑わっていて、当時のわたしは貧乏学生でしたが、手が届かないわけでもない価格のものもありましたので(今は随分色々と変わってしまいましたが)楽しみにしていた記憶があります。
でも最初に訪れたとき、その販売スタイルに驚きました。
そこではカバンコーナー、スカーフコーナー、バングルコーナー、サングラスなどの小物コーナー、、などジャンルごとに場所が分かれていて、フランスのマルシェ(朝に立つ市場)のようなスタイルで売り場ごとに売り子さんが中央に立っています。
現在はフランスのマルシェはきちんと並んだりしますが、場所や形態によっては並ばずに猿山のサル状態で人だかりになったりします。エルメスの販売会はまさにそのような感じでした。
そこには購入できる商品の見本が置いてあるわけではなく、むしろエルメスの箱だけが積まれてそれだけが見えている状態です。
お客さんは口々にこういう色で、こういう素材で、こういう形のバングルが欲しい、などと伝えると、売り子さんがそれに合ったようなものを出してくるわけです。
商品を見ることができるのは他のお客さんのリクエストによって出されたものをチラ見するとか、戻しそびれたものが置いてあって見えるというような感じで、この商品が欲しい、という最初から指定買いの人はサイズや好みの色味があれば秒速で買うことができます。
この販売スタイルで購入することができる人の条件がいくつか見えてきました。
1.自分の欲しいものが正確に、または詳細に決まっている
2.欲しい・買いたいという意思がきちんとできる表現力とその強さ
3.迷わない。即決できるかどうかのスピード=直感
他にはフランス語でのやり取りができるか、割り込んできたマダムに文句が言えるかなど(笑)細かいところもありますが、エネルギー的に要になってくるのは上記の3点かと思います。
一番重要なのは1で、これが決まっていないと全くお話になりません。
5次元の世界はまさにこれです。
選択枠の中から選ぶという概念ではなく、ゼロから創り出すという概念です。
エルメスの販売形態は一見、日本人からみると時間と手間が何倍もかかる接客だと思われるかも知れませんが、実は全くその反対です。
欲しいものがはっきりしていることに対して微調整をしていくだけですから。
逆に1.の項目が決まっていないとしたら、売り手も買い手も右往左往して疲弊するのは当然です。買い手の目的が決まっていない中での買い物ほど時間とエネルギーを無駄にするものはないでしょう。
これが今わたし達が体験している次元でエネルギー的に起こっていることで、向かう目的が明確でなく疲れている人が多いですよね。
そうならないためにはやはり自分が何を欲しているのかどんなものを必要としているのかを日頃からよく知っておく必要があります。
シンプルに自分は何が好きなのかとか、何を食べたいのかという細かいことから、どういう人とどういう人生を生きたいのかという大きなものまで全てにおいて、です。
それが定められていないと自分の望む世界は一向に創造されていきません。
現在のたくさんの種類から何かを選ぶといったスタイルに慣れていると、途端に前に進めなくなってしまうのです。
誤解のないように、もちろん日々の生活をはじめとした人生が選択の連続という点はこれからも変わりません。変わるのは決められた枠の中からの選択という概念がなくなるのです。
自分の好きなものを自分の力で自由に制限にとらわれることなく生み出していけるのが5次元の世界なのです。
そういう意味でフランス人は個性を尊重するという文化的背景も影響して日本人より少しはこの能力が長けているのかも知れませんね。
猫も杓子もみんな同じスタイル、流行りのメイク、同じ考え、同じ好みは終わりを迎えます。
あなたは何を、どんな世界を創造していきたいですか?
今週もまた素晴らしい1週間をお過ごしください⭐︎
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