記事一覧
恐怖(怖さ)は、克服しなくてはいけないのか?
最近だいぶなりを潜めてきましたけど、まだたまにお見掛けすることもある
「恐怖を克服してこそ、その次がある」
というスポ根系ドラマや小説で聞きそうなセリフですが、はたしてこれはほんとでしょうか?
恐怖という感情は、本来、自身を守るための本能的な感情であると考えられます。経験、学習によってこれをある程度克服することはできるかもしれませんが、結果、大きな危険を身近なものにしてしまうという一面も存在しま
ダイビングの講習ってさ。~認定後のスキルレベル~
相当前に書いた記事、現状と多少のズレはあるかもしれないけど決して解決されてるわけでもない気がするので公開しちゃう。
さて。だいびんぐの講習って、いったいどういう商品なんだろうかなって。
潜りに来てくれるカードホルダーさん方の中には、ぶっちゃけ
「“ダイビング講習”の体験」しかしてないじゃん。
なのもちらりほらり。
いわゆる「オープンウォーターダイバー」っていう一番はじめに取得すべき初心者講習と
さかなとたわむる 其の拾壱 着底のお作法
ダイビング中に着底(潜行して底に着くってことね)する機会って相当多いと思います。
もちろん僕もします。ダイブサイトによっては「着底禁止!」とうたっているところもございます。
たまには、その着底っていう動作もそれなりに考えてみてもいいんじゃないかなあと・・・。
ざっくりですが、着底に関していろいろな考え方って、
1.着底禁止!
2.そんなの気にしないでいいじゃん!
3.できる範囲のお約束く
学校管理下の状況と自己責任について
学校(学校関連、PTA関連)で何か催しを行う際に、いつも僕が気にしてたのは
「誰の決定と責任においての行動なのか?」ということです。
那須の雪崩の事案について、ここから考えてみます。
学校の催し(行事)と言ってもいろいろありますよね。その中で万一事故、あるいは何らかの損害を被ってしまった場合その責任というのはどのようになるのでしょう?
「自己責任は自己決定権が保証された状態ではじめて機能する
インストラクターは体験ダイビングとファンダイビングどっちをしたいのか?
あえて言えばってことで・・・・。
あくまで印象だけど・・・。
生き物が好きな人はファンダイビングガイドがしたい。
人が好きな人は体験ダイビングがしたい。
って感じだったりなのかしらと。
まあ、けっこう無理筋(ということにしておいてほしい)な話なのは承知で読んでいただきたく。
体験ダイビングっていうのは、どうしても同じこと(ダイビングの説明部分とコースとか・・・。)の繰返しになることが多く、
いまさら水中スクーターの理由
安全っていうものを突き詰めていったときに屋外アクティビティだとどうしても「機動力」を避けて通ることはできません。まあ、ことが起きてからが特にそうなんですけど、「なにかあったら素早く回避しましょう」とか、「撤収しましょう」とか。あるいはレスキューの速さだったりそういうこと。
ボート(船上に人員が必ず残っている状態で)が付近にいればそのリスク回避能力は高くなります。バックアップ要素が存在しているとい
さかなとたわむる 其の拾 ガイドの動きを見てみれば・・。
我々現地サービスをご利用いただくお客様には、ことファンダイブの場合には「ガイド」という形でご利用いただくことが多いわけですが、さて、この「ガイド」さんに何を求めたもんでしょうか???
本来、「ガイド」は案内、またはそれをする人(from wikipedia)ということになっておりますが、この案内というのがなかなか解釈に困るもの。
こと、最近はガイドに対して厳重な安全管理を求める声も聞かれたりして
海遊び、浮くからこその怖さもあるよ。
皆さん海遊びの時の安全って考えてますか?
ういてまて、とか、ライジャケ着用の推進、とかで、浮くことの大切さを耳にする機会も増え、水辺の安全についての意識の高まりを少しずつでも感じる今日この頃。水辺の活動において、ホント浮くことってとっても大事。
でもね・・・。
実際海でよく見る危うさってほかにもあるんですよ。
で。いきなり結論。
「浮輪やフロートなんかの浮き具は、風にとても弱いので気を付け
さかなとたわむる 番外 かくありたい
今回、現地海ネタではないです。
知人のブログよりネタを頂戴しまして・・・。
ただいま業界で活躍中の水中カメラマン鍵井君。
彼のブログ(鍵井天然水族館)でこのような投稿がありました。
“鍵井の新しいルール”
ものすごく要所だけ抜粋すると
(必ず元ページ全文読んでくださいね 鍵井君の思いや人柄が伝わってきます)
ダイバーがたくさん入る海は、岩に付着するイソバナやヒラヤギなどの腔腸類はなくなり、魚
さかなとたわむる 其の九 人間って何様???
いきなりですが、「ダイバーは本来海にいないもの」。つまり侵入者であるということを、常に忘れないように気をつけています。
ダイバーは大げさな装備を付けて海の中を覗き見させていただいているんです。
そもそもこの段階で、すでに海に対して何らかのストレスを与えていると思うのです。
海の生き物たちにとって、本来なら、ありえない音(呼吸音等)、大きい接触ストレス(着底とか、やたら触ったりとか)、触れること
さかなとたわむる 其の八 脇役?端役?あなたの足元には???
もうだいぶ前の話ですが、コブシメの産卵を観察しに行った時のことです。産卵行動中のコブシメは、非常に近くに寄れるため、人気が高く、じっくりと観察することが多いのです。コブシメはサンゴの隙間に産卵するため、観察は当然サンゴにのらないよう細心の注意を払っていきます。割れるサンゴは皆さん比較的注 意をして下さるのですが、実はこのサンゴの周囲には、ヤギの仲間が非常に多く生えて(?)います。
事前の説明の仕
ライフジャケット。「装備がずっと安全」って訳ではない。
今回は、ちょいと問題提起。
水遊びには大変に心強い安全装備。ライフジャケット。
昨今、ホームセンターやら通販やらでお手軽に手に入るようになり、しかもお値段もお手頃。
そりゃ普及も進んできます。とても良いことだと思います。
が・・・。
じつは何年か前から、こういうのを何回か耳にしたり目の前で見たりしましてね。
「ブチっ!」って、股がけストラップ(ベルト)やフロントバックルのストラップがちぎれ
さかなとたわむる 其の七 「うわっ!! まぶしいっ!!」
一時に比べると、ダイビングの器材も色々な物がリーズナブルな価格で流通するようになってきました。いわゆる“ダイビングアクセサリー”と言う奴です。当 然、皆さんの中にもいろいろと持っている方もいるでしょう。その中で特に皆さんの手に馴染んでいて、なおかつ使う機会が多いのが、水中ライトでしょう。
最近は、小型化が進み、その性能も、良くなり、光量も大きくなってきています。
で、このライト。確かに水中での
さかなとたわむる其の六 「やーん!可愛い!!」「いや、それ怒ってるよ・・・。」
クマノミに代表される、フレンドリーな魚たち。彼(彼女)等は、ダイバーが近づくと、逃げるどころかこちらに寄って来てくれます。そんな姿に、「カワイイッ!!」と、黄色い歓声があがることも少なくありません(?!)。と言うわけで、そんなフレンドリーな魚たちはダイバーの人気者なのです。
ところで、彼(彼女)等はどんな気持ちでダイバーに寄って来ているのでしょうか?
一番わかりやすいところで、クマノミを例に話