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#UIデザイン

iOS構造設計の実践ガイド〜HIGは読んだけど、次に何をすればいい?〜

iOS構造設計の実践ガイド〜HIGは読んだけど、次に何をすればいい?〜

こんにちは!i3DESIGNデザイナーチームです。

今回は、iOSの構造設計についてお話しします。まず前提として、iOSにおける構造設計には、Apple独自の理念と原則をまとめたHuman Interface Guidline(通称HIG)の理解が重要になります。しかし、HIGを読んだだけでは、具体的なUI設計は難しいと感じる方も多いのではないでしょうか?

本記事では、HIGの理念を具体的なシ

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実務のためのマイクロインタラクション入門 @ Friends of Figma Shonan

実務のためのマイクロインタラクション入門 @ Friends of Figma Shonan

2023.11.29にFriends of Figma Shonanで発表した内容を紹介します。当日使用したスライドは以下から確認いただけます。

はじめに今回のテーマは「実務のためのマイクロインタラクション」です。

オライリーから出版されている『マイクロインタラクション』では以下のように説明されています。

最小単位のインタラクション

「愛される製品」と「許容範囲の製品」の違いを生む

トリ

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Spotifyのプロダクト戦略をUIの変化から読み解く

Spotifyのプロダクト戦略をUIの変化から読み解く

2018年にSpotifyのiOSアプリでは5つあったタブが3つに変更されました。

長く使われ続けているサービスでは、新しい機能がどんどん追加されていきます。新しいユーザーを増やしたり、現在のユーザーを引きつけ続けることが主な理由で、Spotifyにも様々な機能が追加されています。それにも関わらず主要なナビゲーションのタブを減らすのは勇気のいる選択だと思いました。プロダクト開発に関わっていると実

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UIモーション 02:理解のための動き

UIモーション 02:理解のための動き

UIモーションについての記事第二弾です。
前回の記事ではUIになぜ動きが必要かを説明しました。

この記事で取り上げたように、UIに動きを取り入れる際は大きく2つの目的があります。 1つ目は「理解のための動き」です。利用者は動きを通じてシステムの状態や変化、情報の構造や関係性、操作方法についての理解を得ることができます。2つ目は「演出としての動き」です。グラフィック要素と共に使用されることが多く、

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エンジニア直伝!デザイン&実装の両観点で最適な「積むUIレイアウト」の制作方法

エンジニア直伝!デザイン&実装の両観点で最適な「積むUIレイアウト」の制作方法

こんにちは、@ShikiCheriです。
現在フリーランスのUIUXデザイナーをやっており、単発案件ではなく長期的に組織や事業にコミットするような形で、サービス開発のデザインを中心に担当しています。

デザインシステム構築を担当したことでUIデザインの最適解について目から鱗が落ちた…!?クックパッドは25年のサービスの歴史があり、特にWeb版は今でも現役で活用されているサービスです。私はこの長寿サ

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「ユーザーを褒めるデザイン」について分析してみた

「ユーザーを褒めるデザイン」について分析してみた

こんにちは。SOMPO Digital Lab プロダクトデザイナーの林です🙆‍♀️ 皆さんは、「サービスを利用していたら、不意に自分を褒めてくれてちょっと嬉しくなった」という体験はありませんか?私は最近言語学習アプリを日々の日課にしているのですが、アプリの中でキャラクターが自分を褒めてくれるのが、継続の大きなモチベーションになっています。そこで、今回は「ユーザーを褒めるデザイン」に注目し、それ

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検索結果の絞り込み・並び替えUIの観察

検索結果の絞り込み・並び替えUIの観察

先日、検索結果の絞り込みUIの検討をするために事例を調べたところ、意外にもアプリによって様々な違いがありました。面白いテーマなため観点ごとに違いを整理し、メリット・デメリットや設計意図を考察しました。注目した観点は以下の7つの点です。

これらの観点をもとに以下の条件で12のアプリを調査しました。

1. 絞り込み・並び替えボタンの配置
まずは、絞り込み・並び替えボタンの配置場所について。ボタンの

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「直感的なインターフェイス」の正体を考える

「直感的なインターフェイス」の正体を考える

デジタルプロダクトデザイナーとして、現時点で自分が考えている「直感的なインターフェイス」のポイントをまとめたいと思います。普段無意識に使えているからこそ、言語化できていないことも多いと思うので参考になれば幸いです。

直感的なインターフェイスの定義※「感動する、情緒的な価値を感じる」などのデザインは今回は「直感的なインターフェイス」のスコープからは外したいと思います。

1.普遍性直感的に使えるデ

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都合の良いUIデザイン〜わがままで怠惰で理不尽なユーザーのニーズに応える10のポイント〜

都合の良いUIデザイン〜わがままで怠惰で理不尽なユーザーのニーズに応える10のポイント〜

こんにちは、SOMPO Digital Labデザインチームのデザイナーの金(https://twitter.com/seikei_kin)です。普段はUIデザイナー・ウェブデザイナーとしてサービスやプロダクトの開発・設計に携わっています。

突然ですが、みなさんは真面目で、協力的で、積極性があって、物覚えがよい方でしょうか?あるいは最新のアプリの動向に詳しく、それらを使いこなせるリテラシーを十分

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デザイン作業をもっと快適にするFigmaのテクニック集

デザイン作業をもっと快適にするFigmaのテクニック集

はじめにこんにちは!i3DESIGNデザイナーチームです。 今回は、チームでFigmaを使ってデザインしている方に向けた実務で活かせるFigmaのノウハウをお届けします!ポイントを押さえて、作業のスピードをアップしましょう!

1. ComponentVariant properties と Component propertiesの使い分け
FigmaのComponentには「Variant p

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ジェネレーティブAI時代のUIパターンを考える

ジェネレーティブAI時代のUIパターンを考える

プロダクトデザイナーをやっている@kgsiです。

最近いわずもがなAIが熱いですよね。Stable Diffusionなどの画像生成モデル、GPT-3(GPT-4)やLaMDAといった大規模言語モデル(LLM)を使った生成系AIやツールが爆発的に増えてきており、個人向けアプリケーションはもちろんですが、業務用アプリケーションにもAIをベースとした機能が組み込まれ始めています。

昨今各社がリリー

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UIモーション01: UIになぜ動きが必要か?

UIモーション01: UIになぜ動きが必要か?

スマホアプリやWebサービスなど、スクリーン上のUIには様々な形でモーション(動き)が使われています。
こうしたUIモーションは利用者として毎日何気なく目にしているものですが、そこには作り手がいて目的があるはずです。この記事ではUIモーションの目的と効果的な使用方法について考察します。

UIモーションとUIアニメーション「モーション」と「アニメーション」はどちらも動きを表す言葉として、同じ意味で

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実案件から学んだ、本当に役立つUIデザインの法則50 ユーザビリティチェックリスト総集編

実案件から学んだ、本当に役立つUIデザインの法則50 ユーザビリティチェックリスト総集編

こんにちは!i3DESIGNデザイナーチームです。
今日は、私たちが様々なクライアントのプロダクト・サービスの改善を行っていく中で得た、ユーザビリティを改善するためのヒントを50個シェアしていきたいと思います。

マガジン「ユーザビリティチェックリスト」01〜09ののまとめ記事です。

「ユーザビリティチェックリスト」ということで、UIデザインの「あるある」を取り上げ、改善案とセットでまとめていま

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